北キプロスを旅する~カルパスの野生ロバ
いつになったら伝統手芸の話が・・・・と思っている方もいるかと思いますが、今回はロバの話です。野生のロバに会いに行く。北キプロスのメイン・イベント。あくまで私にとっての話なんですが・・・・。北キプロスの地図で言うと右上に細長い半島があります。その先端部分がカルパス・エシェーイの棲み処です。ディプカルパスの町から道は細く、路肩のしっかりしていない道に入ります。ロバを実際に見ることができるのか・・・・・。不安と期待で周囲を見回します。何か動くものを見ると反応してしまいます。しばらく何も見ることができず、今回は見れないのかな・・・などと思っていたのですが、なんとなく横道に入ってみました。道と行っても獣道みたいなもので、ボコボコ。(しつこいですがトルコ国内販売価格1400万円の)メルセデスベンツE250が壊れないように気をつけて進みます。遺跡があり、そこにクルマを停めて見渡すと・・・・・。あっ、ヤギ・・・・・。放牧中のヤギでした。でもその横に耳をピンと立てて、逃げる準備をしているロバの姿。近づくと、警戒して遠くに逃げていきます。ある程度の距離をあけると、再び止まって草を食みます。しばらく眺めて、ああ、良かった野生ロバ見ることができた。これで悔いがない・・・・とクルマを元の進路に戻して、感慨に耽っていると、道路に近いところにまたもやロバ。しかも逃げる風でもなく、淡々と歩いています。しばらく行くと今度はロバの群。こりゃすごいすごい・・・。さらに進むと。ロバがトコトコ歩いてきて、道を防ぐのです。いったい、どうなっているの・・・・・?と思っていたら。さらに寄ってきて。なんて人懐っこいの・・・・・・。と思っていたら「エサちょうだい」攻撃されました。結果、野生ロバをたくさん見ることができました。保護地区のため天敵がいませんし、通行するクルマが何か食べ物を与えるので、ロバたちも人に慣れているようです。とくに子供を連れた母親ロバが、修道院の駐車場にまでやってきて人の手から食べ物をもらったり、触れさせたり、写真にポーズをしてくれたり。あまり人が通る場所ではないので、クルマが通るとすかさず寄ってきてエサをねだる・・・というのを覚えたということですね。野生ロバのイメージが一気に崩れましたが、最後はロバと一緒に記念撮影もできたし、大満足。半島の突端にザフェル岬というのがあるのですが、そこまで行って戻る道では、エサちょうだい攻撃にあったのですが、あげるものが何もなかったら、怒ったのか、クルマの後ろから数匹に追いかけられてしまいました。逃げ切りましたが、羊飼いのロバより大きいので、かなり怖かったです。次回はロバが棲む半島の残りの見どころを。にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ