コザの花ブローチ
コザっていうのはトルコ語で「蚕の繭」のこと。この繭を茹でて糸を引けば、シルク糸ができるし、そのシルク糸で織ればシルク布ができる。シルク繊維の塊ってわけです。で、このコザを使ったアート作品というのが、日本にもあるけど、トルコにも昔からありました。ブルサなど、シルクの産地で見かけたもので額装されていたけど、お花を象ったものがほとんど。最近はシルク糸が見直しされ始めて、蚕の繭が市場に出回るようになったおかげで、コザに触れる機会も増えたせいか、このコザのアクセサリーやアート作品を再び見ことができるようになりました。オデミシュでも昨年あたりから、コザのお花やアクセサリーを製作しているのを紹介したけれど、今回見つけたのは地中海地方アンタルヤ県のアトリエ。某市でシルクの機織りを復興させ、蚕の繭を購入するようになった関係で、アクセサリーなどを作っているそうです。イーネオヤのアクセサリーも軽くてよかったけど、コザもとっても軽い。繭をカットして中身を取り出し、その繭を3~5枚に剥いでさらに薄くして、お花の形に成形していく作業。画像はオレンジの花と実。オレンジと言えばアンタルヤの代名詞。他にカーネーション。白バラ・・・・。白バラの白は染をしていない、繭そのままの色。これはキョウチクトウ。地中海地方にたくさん咲いている花。私の地元の千葉市の花でもあるのです。興味を持たれた方は、弊社ミフリのホームページで。手直し中でわかりにくいですが、左の一番したにコザのアクセサリーがありますので、クリックしてください。にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ