カララハナとキッチン用品
4月2日(金)20時より「黒海地方の家庭料理をトルコ語で学ぶ」を開催します。黒海地方出身の家族が普段よく作る家庭料理を実際に作ってもらいながら材料から出来上がりまで通してご紹介します。トルコ語を学ぶとありますが、トルコ語のレッスンというよりは、料理作りを通して材料やキッチン用具、動作などで使われるトルコ語を繰り返し使うことで覚えてしまいましょうという、楽しい企画です。今回のメニューにはトラブゾンで良く作られるカララハナのスープがあります。カララハナとはなんぞや?トルコ語でカラは「黒い」、ラハナは「キャベツ」のことです。黒っぽいキャベツ?・・・遠からずですが、正解はワイルドキャベツです。和名だとヤセイカンランというアブラナ科の植物です。変種がでやすく、栽培地によっても葉の形なども変わるそうです。これが原種となってできた野菜もたくさんあります。キャベツ、メキャベツはもちろん、ケール、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコ、ケールなどがそうです。他にもいくつかあります。このカララハナ、地域によっては市場などでもあるのかもしれませんが、アンタルヤのスーパーや青空市ではまず売られているのを見たことはありません。あまり馴染みのない野菜です。黒海地方の家庭料理には欠かせないので、このお家ではお母さんが庭で栽培して使っています。キャベツのように丸ごと収穫するのではなく、下の葉から順に摘んでいきます。そうすると上にさらに伸びていき、葉をもがれた部分は茎となり太く木の枝のようになっていきます。お花はアブラナ科だけあって、黄色のアブラナに似た花が咲きます。カララハナの効能は血流を良くする、心臓病や癌のリスクを低下させる、目に良い、抵抗力を上げるなどがあるそうです。その他の使われる材料もシンプルです。トルコ料理にしたら香辛料や塩も多用しないため、どちらかというと味の薄い刺激の少ない料理です。その分、身体に良さそう。日本で手に入るものとしてカブを葉っぱごととか、高菜とかカラシナとかでも代用できそうです。そしてこのカララハナのスープを作るのに使われるのが、この道具。クダル。松の枝を削った手作りのものです。実は黒海地方の人たちが暮らす地域に行ったときも、この道具をよく見かけました。そしてもらって帰ってきたことがあります。ヨーグルトをかき混ぜるときに使うとは聞いていましたが、お料理の時にも使うのですね。もちろん現在は便利な道具が普通に売っていますが、これらを使い慣れている世代は未だに実際に使っているそうです。カララハナのスープを含めた4品の家庭料理を材料からご覧いただき、実際に時間内に作って試食までします。もちろん要所要所にトルコ語やラズ訛りや、トラブゾンの一部の人たちが使うウルム語などもご紹介したいと思います。本当にトルコは広いです。一地域の文化を知っただけで、それが全部に当てはまらないピンポイントでの文化が多いです。私は今年でトルコ在住29年目になります。積極的に地方に出かけて色々なことを学ぶ努力をしていますが、それでも知らないことがまだまたあります。トルコの文化は食べ物、手工芸、風習、何をとっても興味尽きないです。そんな体験を一緒にしてみませんか。どなたでも参加できます。4月2日(金)20時スタートです。お申込み、お問合せはオヤマニアの会まで。↓↓↓↓↓トルコの家庭料理でトルコ語を学ぶ----------------------------------------------------------------YouTubeで1分未満のショート動画を公開しています。変わったオヤなどをご紹介していますのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。↓↓↓↓↓YouTube「ikumi nonaka」チャンネル------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング