外国人枠大学入試(YÖS)
2022年度の大学入試から外国人枠の大学受験の条件などが変更されると聞いていた。外国人枠入試はYÖSと呼ばれていて、外国籍の大学受験生は通常のテスト(YKS)を受けることができず、大学ごとに行われる独自の外国人枠試験を受験しなければならない。海外からトルコに留学する外国人の受験生は言葉の問題などもあるから、それが普通だと思うが、我が家の息子のように生まれた時からトルコの学校へ通っていた受験生も学校の同級生たちが受けるYKSを受験することができず、YÖS枠を使って入試に臨まなければならなかった。対象大学と学部が限定され、学部で1~10名程度の定員と、帰国子女や海外暮らしの二重国籍のトルコ人、トルコ在住の外国人が著しく増加した現在では想像以上に狭き門である。YÖSの言語選択がトルコ語、ドイツ語、アラビア語、フランス語、英語、ロシア語ということからも想像していただけるかと思う。過去言われてきたようにある意味有利であり、でもある意味不利である。今振り返っても受験の年は親子ともに精神的にも経済的にも物理的にも大変だった記憶しかない。それが今年の6月23日付の決定でトルコで中等教育(高校)を受けたものは外国籍でもYÖSを受験できないことになったと言う。つまり言い換えればトルコ人の同級生たちと同じ条件でYKSで入試に挑めるということ。それが本来の形ではあると思うものの。また急な話で・・・。YÖSは普通のテストと内容が異なる。それに合わせた予備校もある。しかも今までのように大学ごとの独自の受験ではなく、2009年まで行われていたような共通テストになるそうで。来年(2022年)に向けて準備していたトルコ在住でトルコの高校で勉強した(またはしている)外国籍の受験生にはあまりにも酷である。何年か前から変更を発表していてくれたら、それに合わせた対策ができただろうに。急過ぎて受験生やその父兄にとっては戸惑いしかなかったと想像する。でもトルコのことだから、反発があれば即対応、変更ありかもと思っていたら。12月22日のマスコミ向けの発表では読み間違いがなければ、共通テスト(MYÖSからTR-YÖSに名称変更)の実施は2022年度はキャンセルになり、2023年1月以降に変更になった。またトルコの高校で教育を受けた生徒は今後トルコ人同様YKSを受験することになり、YÖSでの受験は不可という項目も、2022年9月以降に高校で教育を(たとえ1学年でも)受ける生徒を対象にするとのこと。つまり今年は例年通りに大学ごとのYÖSが行われ、2021年度以前に高校に入学していれば、トルコで高校を卒業した受験生も卒業予定の生徒もYÖSの受験ができるということ・・・と理解した。そうじゃないと選択肢のない中での後の祭ということになっちゃうからね。但し書きがあって、2025年の受験までで2026年以降はYKSのみになるそうだ。ちなみに2023年~2025年はTR-YÖSとYKSの両方とも受けることが可能。マスコミ向け発表文を読んだだけなので、私の読み間違い、勘違いもあるかもしれないけれど、そろそろ始まるYÖS受験や海外留学申請の季節に、なんだか色々思い出して考えたりしたわけです。そういえば日本も受験シーズンですね。------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング