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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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May 6, 2012
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昨日の続き。
イ―ネオヤの盛んな地区2か所に行った。
2か所とも、イ―ネオヤをやらない女性はいない、という貴重な場所である。
ただ農閑期でないので、ほとんど仕事に出てしまっていて、家にいない時期でもある。
それでもお年寄りならいるだろう・・・・と集まってもらった。

主に嫁入りの必需品イ―ネダンテルセットと、自分たちも被っている、祈祷用の前のみに平面のイ―ネオヤがついているガーゼタイプのものを作っている。
これは額にイ―ネオヤがくるように被るわけだけど、普段使いにはこんな風に横被り。

ここは養蚕も続けられている地域で、今はまだ糸の時期ではないけれど、シルク糸は手に入るのである。
もちろんイ―ネオヤに使っている糸も地元産カイコから取れたシルク糸。
それを自分でより直して使うのだけど、普通、指でピンと弾いて仕上げる作業を、女性たちは糸巻を使っていた。


DSC_0406 [1600x1200].JPG


市長さんが忙しい中、時間を作ってくれたので予定通りインタビューにお家にうかがった。
お家と言っても別荘である。
この地方の伝統的な家屋を修復したもので、とても素敵であった。


それからイ―ネオヤ用のシルク糸に地元で手に入る植物や身近でとれる植物、果実などで草木染を試みている女性にインタビュー。
地元のために貢献できないか、ただそれだけで全く知らなかった染色を始めたそうで、なぜこれをやろうかと思ったか、そのきっかけや、トルコ手芸への思いでお互いに共感することが多く、15分程度のインタビューのつもりが1時間以上になってしまった。

染色の話題では、私にも少しは過去にトルコ各地の村での伝統的な天然染色に関して見て知っていることがあるので、その話をしたらとても興味を持ってくれた。
私の知識はモノを見分けるためだけの自分に必要な情報であって、自己満足で完結していることが多いので、資料にもしないし、ほとんど公開しないけど、それを欲する人にはいくらでも伝えたいと思っている。


DSC_0456 [1600x1200].JPG




さて、お待ちかねの「お宅のサンドゥック(嫁入り道具の入ったチェスト)見せてください」のコーナー。
1軒目のサンドゥックは古いもの。
かなり前に作られたもので、持ち主の女性のお嫁入りは55年前のこと。

DSC_0556 [1600x1200].JPG




2軒目は別の地区へ出かけていったのだけど、こちらは私よりちょっと年下の女性のもの。
1週間前に娘を嫁に出したところで、サンドゥックの中身の多くは娘に贈った後だったけど、さすがイ―ネオヤが盛んな地である。
予想よりたくさんのイ―ネオヤや刺繍、シルク製品などが出てきて、私は大満足。

DSC_0594 [1600x1200].JPG



今週はカメラマンと一緒に編集作業をするつもりだけど、10~15分程度に考えていたのに、どう考えても45分間ドキュメンタリー番組である。
泣く泣くカットしますけど・・・・。




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Last updated  May 7, 2012 06:01:36 AM
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