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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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May 3, 2015
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カテゴリ:トルコの手工芸


嫁入り道具として用意されたたくさんの布たち。
それぞれに思いや祈りを込めて、地方や部族、独特の文様を縫い込みます・・・・・。
「布支度」シリーズ。
第2回はヤールック。

骨董業界では「ヤールック」と呼びますが、もう少し軽い言い方をすると「ペシキル」とも言います。
つまり「手拭い」のことです。


R-P1150596.jpg



日本の手拭いサイズより少し大きいくらいのコットン布に、シルク糸と極細の金属リボンで刺繍が施されています。

刺繍は表も裏もない縫い方で、どちらからも同じように見えます。
ですから広げて使うこともできますが、上の画像のように畳んでモチーフの部分を見えるように上下にズラして重ねることも可能です。
私は詳しくないのですが、こういうテクニックは高度だと聞いたことがあります。

花の中央部は細い金属リボンでテルクルマ・テクニック。
茎(吊)部分もシルク糸の上を覆うように金属リボンでとても細かく縫われています。


R-P1150599.jpg


両サイドの縁にはシルク糸に金属糸を巻いたものでフリンジが付けられています。
金属は取れやすいので歳月とともに、金属糸は剥がれ根本にしか残っていない状態です。

画像では伝えられないですが、刺繍自体はこれでもか・・・というぐらい細かく密ですが、実は同じ地方のほぼ同じデザインのものでこれを超えるものがありました。
人に譲ってしまいましたので残念ながら今は手元にありませんけど。


第1回のバスタオルといい、手拭いといい、こんなに刺繍して使えるの? と思いますよね。
・・・・嫁入り道具ですから。
習慣として「タオル」「手拭い」は「揃えるもの」として長持ちの中に必ず入れていたのでしょう。

応接セットのテーブルの上に、中央部をくしゃくしゃとまとめて装飾として使う例も見ます。

またヤールックの用途として、女性の衣装の腰ベルトに前掛けのように垂れ下げるというのもあります。
ですから「手拭い」と言っても私は「ヤールック」を「飾り手拭い」と説明しています。

これはオデミシュの19世紀のものですが、
現代でもこの習慣は続いていて、多くの女性が嫁入り道具に「手拭いサイズのタオル」を入れます。
手刺繍というのはほとんど見かけませんが、色糸または金属糸によるミシン刺繍、イ―ネオヤで飾られます。
こちらはお客さんが来るときなど、特別なときに手拭きとして使用されています。


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Last updated  May 4, 2015 05:21:17 AM
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