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カテゴリ:トルコの手工芸
今まで古いヤズマのモチーフまで手が回らなかったのですけど、とある機会がありましたので、今後、(飽きるまで)いろいろ調べて行きたいと思います。
といっても毎度のことですが、面倒なのでメモを取りませんので・・・・取っても乱雑でどこにあるどのノートに書いてあるのか全くもってわかりませんので、せめてブログに残しておけば、記録として引っ張り出せるかと思い、ここにしたためます。 さて、みなさんが「けし」として言われているヤズマの代表的モチーフがあります。 これはどなたかが「けし」と断定して言っていたので、そうなのか・・・とそのままにしておりましたが、これらのハンドプリントのオリジナルのかの地での名称は「葡萄の葉」なのだそうです。 しかもお花の部分の形から「腎臓付き」と呼ばれているそうです。 葉を見れば確かに「葡萄」って思います。 でも年代ごとのこのモチーフを比較すると、茎のトゲトゲを表現しているだろう箇所は「けし」にも思えます。 全体を見ると「けし」ですよね。 上二つは私が持っているヤズマからの画像ですが、 こちらは新作ですが、かの地の古いオリジナルから再現した「葡萄の葉・腎臓付き」のモチーフです。 どう見ても同じものですよね? 名称と言うのは実際の植物を指すものと、辞典や図鑑のない時代にそれを見た人がそう呼んだものとか、いろいろありますので、本当は何であるかは実は重要ではないのだと思います。 それを作る人たち、それを手に取る人たち、それが作られた時代の背景を知る上で、ヒントになるのはそれが人々の間でなんと呼ばれていたのか・・・・なぜ、そう呼んだのだろう・・・。 名称にはその裏に秘められた意味や背景がかならずある、というのが私の持論です。 この「葡萄の葉・腎臓付き」のモチーフのヤズマは各年代、各工房ごとに比較的たくさん作られているもののひとつです。 私のコレクションからだけでも、探せばおそらく多少ずつ異なりながら、たくさんの「葡萄の葉・腎臓付き」が出てくることかと思います。 さきほど、さっと見ただけでも茎のトゲトゲがあるもの、ないもの、葉の形が葡萄のようなもの、けしの葉のようなもの、いろいろです。 もちろん木製版の製作者によりデザインが異なってきたこと、それを何だと思って作ったか・・などにより、形も実態も変わっていったのだろうと想像します。 キリがないです。 この世界。 イーネオヤツアーのレポートもまだ初日のみしか書いていないのに、そして新たなオヤ旅も報告していないのに、会社の仕事もたまりまくっているのに、興味あることがあちらこちらに枝葉をのばし、脱線してばかりです。 (そして途中で面倒になるので報告は全部尻切れトンボです・・・・) そう言えばエフェオヤのことを聞きに、エフェの子孫たちに会いに行った話も途中でしたね。 ショッピングサイトに少しですが、かの地、ことトカットのハンドプリントヤズマの復刻版を出しています。 最近良く見る復刻版風機械プリントではなく、全て手作業で行うものです。 興味のある方はご覧になってください。 ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 28, 2016 06:17:21 PM
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