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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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July 28, 2016
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カテゴリ:トルコの手工芸
今まで古いヤズマのモチーフまで手が回らなかったのですけど、とある機会がありましたので、今後、(飽きるまで)いろいろ調べて行きたいと思います。

といっても毎度のことですが、面倒なのでメモを取りませんので・・・・取っても乱雑でどこにあるどのノートに書いてあるのか全くもってわかりませんので、せめてブログに残しておけば、記録として引っ張り出せるかと思い、ここにしたためます。


さて、みなさんが「けし」として言われているヤズマの代表的モチーフがあります。

P1260576_Fotor.jpg


これはどなたかが「けし」と断定して言っていたので、そうなのか・・・とそのままにしておりましたが、これらのハンドプリントのオリジナルのかの地での名称は「葡萄の葉」なのだそうです。
しかもお花の部分の形から「腎臓付き」と呼ばれているそうです。

葉を見れば確かに「葡萄」って思います。

P1260577_Fotor.jpg


でも年代ごとのこのモチーフを比較すると、茎のトゲトゲを表現しているだろう箇所は「けし」にも思えます。
全体を見ると「けし」ですよね。


上二つは私が持っているヤズマからの画像ですが、
こちらは新作ですが、かの地の古いオリジナルから再現した「葡萄の葉・腎臓付き」のモチーフです。

13880324_1243523062333559_5409739731316781110_n_Fotor.jpg


どう見ても同じものですよね?

名称と言うのは実際の植物を指すものと、辞典や図鑑のない時代にそれを見た人がそう呼んだものとか、いろいろありますので、本当は何であるかは実は重要ではないのだと思います。
それを作る人たち、それを手に取る人たち、それが作られた時代の背景を知る上で、ヒントになるのはそれが人々の間でなんと呼ばれていたのか・・・・なぜ、そう呼んだのだろう・・・。
名称にはその裏に秘められた意味や背景がかならずある、というのが私の持論です。

この「葡萄の葉・腎臓付き」のモチーフのヤズマは各年代、各工房ごとに比較的たくさん作られているもののひとつです。
私のコレクションからだけでも、探せばおそらく多少ずつ異なりながら、たくさんの「葡萄の葉・腎臓付き」が出てくることかと思います。
さきほど、さっと見ただけでも茎のトゲトゲがあるもの、ないもの、葉の形が葡萄のようなもの、けしの葉のようなもの、いろいろです。
もちろん木製版の製作者によりデザインが異なってきたこと、それを何だと思って作ったか・・などにより、形も実態も変わっていったのだろうと想像します。

キリがないです。
この世界。

イーネオヤツアーのレポートもまだ初日のみしか書いていないのに、そして新たなオヤ旅も報告していないのに、会社の仕事もたまりまくっているのに、興味あることがあちらこちらに枝葉をのばし、脱線してばかりです。
(そして途中で面倒になるので報告は全部尻切れトンボです・・・・)
そう言えばエフェオヤのことを聞きに、エフェの子孫たちに会いに行った話も途中でしたね。



ショッピングサイトに少しですが、かの地、ことトカットのハンドプリントヤズマの復刻版を出しています。
最近良く見る復刻版風機械プリントではなく、全て手作業で行うものです。
興味のある方はご覧になってください。


ミフリのショッピングサイトはコチラ↓

20151106_b7d37a_Fotor.jpg
ミフリ&アクチェ

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Last updated  July 28, 2016 06:17:21 PM
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