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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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October 16, 2016
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イーネオヤには本来の「シルク糸」を推奨しているミフリ社長です。
シルク糸という銘柄の人工シルク糸じゃなくて、繭から作るシルク糸のことですよ。

イーネオヤに適したシルク糸が手に入らない・・・・それが今のトルコでも日本でも共通の悩みです。
じゃあ、自分で作っちゃえ・・・って、シルク糸作りも結構楽しいですよ。
蚕を育てろとか、繭から糸取れとか言いません。
↑ もちろん可能ですけど、生活環境がそれに適しているとは限りませんものね。

で、今回はトルコで手に入る正絹からイーネオヤ用の糸を自分で作ってみるなんてどうでしょう・・・・・・というお話です。

トルコで手に入る正絹はこんな感じ。



画像の左側です。
オデミシュの地元のお蚕さんから取った正絹です。
まだセリシンが残っています。
そして右側が精練して糸になった状態のものです。


一般的には養蚕もシルク産業も終わってしまったトルコですが、養蚕が行われていた地方でひっそりほそぼそと続けられていることがあります。
そのひとつが上のオデミシュ。
養蚕、またはシルク糸業者さんが数えられるぐらいになってしまいますが、現存しています。

でも本当のことを言ってしまうと、地元産のシルク糸は質が安定していなく、ボコボコしています。
それはそれで伝統的な布を織ったりするのに味が出ていいのですが、イーネオヤには使いにくいかもしれません。

で、最近トルコで流行っているのがトルコ産より少し質の良いウズベキスタンのシルク糸。
繭の状態で輸入されており、現在トルコのシルク製品の多くはウズベキスタンの繭で補われているといっても過言ではないと思います。

ウズベキスタンの繭から糸を引いてできた正絹がコレ。



オデミシュの地元産より糸がボコボコしていません。
(あくまで地元産と比較しての問題です。シルクは日本製が一番・・・)

そしてこの正絹からイーネオヤの糸を作るのはブルサで今年の夏以降試作中です。
タウシャンルの女性たちが持っていた古いブルサ産のシルク糸と同質の糸が作れるようになっています。
(ただね、コストばかりがかかるので商売としては成り立たないので継続できるかどうかは危ういところです)

この糸、セリシンが残った状態ですので購入した場合、使える糸にするために自分で精練する必要があります。
精練したものも売っていますが、当然ですが手間がかかっている分お値段も高くなります。
それに精練自体は慣れてしまえばそんなに難しいものではないです。

トルコで代々シルク糸業を営む人から教わった方法です。
一束が約40g。
3日間、毎日水を取り替えながら水につけます。

2リットルの水を90度に沸かし、そこに一握りの削ったオリーブオイル石鹸を入れて泡立て、糸を約45分煮込みます。
水をとりかえ、手洗い用の洗濯粉石鹸をティースプーン1さじ入れて、糸を入れ、30分煮ます。

濯いで完成です。
ねっ、意外と簡単そうでしょ?

これは他のイーネオヤの産地の村で女性たちから聞いたシルクの精練方法とほぼ一緒です。
というか石鹸精練ですから特に変わったことはないわけです。

それに自分でやればセリシンの残し具合を調整できるから、ムシュクレの大きなオヤのようなハリの強いシルク糸も用意できるしね。

シルク糸の扱いはむしろ日本の方がたくさん情報が出ていますので、シルク糸の精練、草木染めなどぜひ試してください。
そしてその糸でイーネオヤ作ってくださいね。
100年後には骨董オヤとして骨董屋や蒐集家たちの間で評価されているかも・・・なんて考えるだけでも面白いお話しです。

トルコでの正絹のご購入のお申し込みやご相談もどうぞ~。
ただし夫婦でやっている小さな工房ですので一度に大量のオーダーには対応できないです。

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Last updated  October 18, 2016 04:33:01 AM
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