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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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July 24, 2017
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カテゴリ:絨毯・キリムの話
イーネオヤを編むとき、現在のようにボビンの糸を買ってくれば作れる・・・ものではなかったということを繰り返しお話してきた。
糸を手に入れるには、まず蚕を飼うことから始まり、成繭、糸取り、糸撚り、染色・・・という行程を経て、初めてオヤに使える糸となる。

同様にキリムや絨毯を織るときも同じである。
羊を飼い、毛を刈り、毛の分別、糸を紡ぎ、糸を撚り、染色をして初めてウール糸となる。

羊を飼う~毛の分別は端折ることにして、まずは糸を紡ぐことから始めよう。
今、手に入る原毛はお店や通販で売っているわけではないので、少量では手に入らない。
それと硬めなので慣れていない人には扱いにくいため、今回は日本で手に入る、質のよい柔らかい、しかも綺麗な原毛を練習用に持参してもらうことにした。

セーターなどの編みもの用とトルコの一般的な織物用の毛の質は厳密に言えば異なるけど、織物用に紡げないということもないので問題なし。



トルコの村では十字型の木製スピンドル「キリマン」を使って毛を紡ぐ。
キリマンで紡がれた糸は「キリマン糸」と呼ばれる。
いわゆる手紡ぎウール糸である。
3つのパーツに分解できる十字型は、毛を巻き取ったあとに、軸を抜いて、十字の片羽を抜くと、そのまま丸い糸玉になる。

左腕に原毛を巻き、左指で毛を開いて送り出す。
そして右手で開いた毛を親指と人差し指で固定しながら、スピンドルへ送り込む。

編み物用より回転数が高いのがトルコの織物のウール糸ではあるが、回転数を掛け過ぎてもいけない、低すぎてもふかふかでフェルト状になってしまうので使えない。
微妙な加減で一定の太さにしていくのは容易ではないけれど、糸がないと織物織れないもんねー。

まずはノルマの分量をキリマンを使って紡ぎます。
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Last updated  July 24, 2017 01:47:08 AM
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