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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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March 20, 2018
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カテゴリ:トルコ国内出張
ケペネッキを着たおじさんがいた。
ケペネッキはチョバン(羊飼い)たちが、冬に放牧に出かけたときに寒さに耐えられるためのフェルトのマントである。





最近はなかなか見ることができないけど、15年前ならアフィヨンからウシャクにかけての放牧地で寒い時期、これを着た羊飼いをよく見かけたし、現在でも実用品として作っている工房もある。
特に東側の寒い地方からの需要があるという。

おじさんが着ていたのは、三角のフードが付いた烏賊型のもの。
平らに吊るすと、イカを刺身におろす前の形そのものである。





トルコのフェルトは、粉砕した羊毛をゴザの上に小さな熊手見たいな道具で並べて、石鹸水をかけ、体重をかけたり、転がしたり、トントンと上下させて圧縮していく。
このケペネッキの作り方に興味を持って、イズミルのティレの工房で職人さんに教えてもらったことがある。
こう作るんだろうな・・・・と想像していたものと手順が違ったのにまず驚いた。

(そしてさっきから、その手順を記録したメモでもないかと探しているけど大昔のことだし、私のことだからメモせずに脳に書き込んだつもりで終わっているはず。過去のブログにも書いているはずだけど、ケチくさく具体的には書いていないと思う。だからどう違ったのか説明ができない・・・・そのうち思い出すでしょうから、そうしたら説明します)

これ、本当に着ると「暑い」。
暖かいなんてものじゃなくて「暑い」。

今みたいな軽くて暖かい防寒着がない頃は、これを着ないと耐えられないぐらい冬の放牧は寒いということである。

これ、表に90って書いてあるけど、たぶん9kgの意味だと思う。
ケペネッキは重量が6kgぐらいからあるから。

そしてこの日の気温は24度。
羊毛製品などの地産品の宣伝のためにケペネッキを着て歩いていたのだけど、遊園地の着ぐるみとどちらが大変なんだろうと考えてしまった。

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Last updated  March 20, 2018 04:07:26 AM
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