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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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May 29, 2018
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カテゴリ:絨毯・キリムの話
トルコの東部にシールトという県があります。
主にそこの伝統で、嫁入り持参品の必需品「シールト・バッターニエ」というものがあります。




バッターニエは「毛布」を意味するトルコ語。
ウールやゴートのナチュラル毛で手織りした織物のことです。
東部ではこれを今でも毛布代わりに使用するそうです。
サイズがちょうどシングル、ダブルの毛布サイズ。
横糸は100%ウールですから、それは温かいことでしょう。

小さいサイズのものはミフラップモチーフになっていて、お祈りのときのナマズルックとして使われたようです。





さて、シールトバッタニエは水平機でメキッキを使って織ります。
女性の織り手ももしかしたらいるかもしれませんが、基本的に男性の仕事です。

元々、トルコの織物で、絨毯やキリムは女性の仕事、布やシールトバッターニエなどは男性の職人さんの仕事・・・というのが定番です。

シールト・バッターニエの特徴のひとつに、染めをしていないナチュラル毛の糸を使うというのがありますが、もうひとつに起毛させることでモチーフを描く・・・・というのがあります。




この画像でわかるかな?

白い部分に毛の方向があって、それが連続の菱形モチーフになっています。
これは織りながら、ブラシ、または鉄の櫛を使って毛の方向をつけていくからできること。
そのため、通常は糸はポアポアと長い毛が出ているものを使います。

ただし、クリーニングに出してしまうとこのモチーフも自然と消えてしまいますから、クリーニング前の新品の証です。




なぜか毎年、暑くなり始めると、絨毯とかキリムとか靴下とかウールものを出したがるミフリ社長ですが、本来は逆ですよね。
寒くなり始めたころにご紹介するべきでした。

わかっちゃいるけど、いいものはいい・・・だけで、商売に戦略がないのが明らか。

在庫にあるのに、ショッピングサイトにシールト・バッタニエを載せたわけでもないのです。
(今から頑張って載せよう・・・・・。)
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さて、イーネオヤツアー、旅行会社からの催行決定の連絡待ち状態です。
さらにさらに濃厚に行きたいと思います。
今から楽しみです。参加される方は楽しみにしていてください。

7月5日(木)出発ー7月11日(水)帰国
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Last updated  May 29, 2018 12:10:10 AM
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