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カテゴリ:バスク~木版ハンドプリント
ひとつ前のブログで黒字に白抜きのバスク「ソクトゥルメ」で使用する2つの染料のレシピを説明しました。
![]() 染料が揃ったところで、実際にソクトゥルメをする手順です。 (染料についてはひとつ前のブログをご参照ください) 布を染める染料(青緑色)に、布を浸します。絞って干します。 半乾きの状態で、布を広げます。 木版に、テクネと呼ばれるスタンプ台に延ばした薄いピンクの染料を付け、モチーフを押します。 ![]() 版を押し終わったら、2日間放置します。 ![]() その後、川などたっぷりの水のある場所でよく濯ぎます。 トカットではバスクのハンには大きな水槽がいくつもあり、水が大量に消費されます。 ![]() 薄いピンクで押した部分は剝れ、白いまま残ります。 濯いだ後は脱水して、3日間干します。 晴天の日や暖かい時期は外で、雨や寒い時期は室内でストーブのそばで乾かします。 通常、夏は屋外で冬は室内で干すということです。 ![]() やがて乾くに従い、空気を含んで濃い緑からさらに黒に色が変化します。 こうして黒字に白のバスクが完成します。 キレチ(石灰)のマスキングをすることで、空気に触れて褐色化する布の一部を白く残すということなのだと思います。 トカットの木版ハンドプリント「タシュ・バスク」のテクニックには、これら以外にも ・色布にカラカレム ・色布に白抜き ・カラカレムにフルチャ ・カラカレムにエルバン ・ソクトゥルメにフルチャ ・ソクトゥルメにエルバン ・バティック ・シルクスクリーンなどがあります。 これらについてはまた機会があれば順を追ってお話したいと思います。 他にも木版作りに関する「カルプ・オイマジュルック」、草木染めによる染色方法、トカット発祥のモチーフの話、ヤズマに使われるモチーフとそれ以外に使われるモチーフの違いなどのご紹介ができたらいいなと思っています。 たかがバスク、されどバスクで、知れば知るほど奥が深く興味を魅かれますね!? 10月21日からの旅工房さんの「トカット滞在のイーネオヤ&バスクツアー」では、現地に滞在しながら、今なお残る伝統手工芸にどっぷりつかりつつ、現役の職人さんや先生たちからタシュ・バスクを習います。 (もちろんイーネオヤもあり。バスクのみのコースもありです)。 ついでに滞在型だからトルコ生活も楽しめちゃう、稀少なトルコ・ツアーです。 案内役がトルコに26年間暮らし、伝統手工芸や食べ物や文化生活習慣に興味深々のミフリ社長ですから面白くないはずがないんです!! って自負しております。 (ツアーの詳細は下をご覧ください。) さて、今週からイーネオヤツアー、オットマン刺繍修行ツアー、ウズベク刺繍修行ツアーと続きますので、ブログではしばらくツアーの様子をお知らせする予定です。 そちらもお楽しみにお待ちください。 ツアーの日々の速報をご覧になりたい方は twitterにアクセスしてくださいね。 では~!! -------------------------------------------------------------------- 10月21日ー27日のトカット滞在のイーネオヤ&バスクツアーにもぜひご参加ください。 トカットツアーのお問合せは旅工房さんの秘境専門デスク TEL 03-5956-3148 まで。 オヤフェスのお問合せ・出展参加お申込みは私まで → ★ よろしくお願いいたします。 ------------------------------- ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ![]() ミフリ&アクチェ ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() その他・全般ランキング ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 2, 2018 03:37:30 PM
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