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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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August 3, 2018
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本来はトカット以外の地域(主にイスタンブル)で作られていたタシュ・バスク(木版ハンドプリント)のデザインですが、トカットでも製作されていたことが証明されている14種のヤズマのデザインがあります。

今回はその中から
「ホロズ・クイルウ」をご紹介します。




タシュ・バスクについて知っている人なら、一度は見たことがあるデザイン、または聞いたことがある名前だと思います。
それだけインパクトが強いモデルのひとつです。
「ホロズ」は「雄鶏」の意味です。
「クイルウ」は「クイルック」の語尾が変化したもので「~の尾」、つまり「雄鶏の尾」を表しています。

中央に押された大きな版のデザインが、弓なりになった葉の先にチューリップのような花が1つ垂れ下がったもの。実際に雄鶏の尾を描いたものではなく、植物のモチーフですが、それが雄鶏の尾を連想させることからついた名前です。

雄鶏の尾・・・っていうより、思いっきり前に突き出したリーゼントの前髪にも似ているなあ・・・と思っていたら、「ホロズ・イビイ」という別名があることを知りました。
イビイはイビッキの語尾が変化した形で「鶏冠」を意味します。
年配の人がリーゼント頭を「鶏冠」に模したりしていましたから言い得てますかね。

モデルになった本来のお花が何であるかについては言及されていませんが、身近にあった花のいずれかなのでしょう。




「ホロズ・クイルウ」は基本型としては中央に3x3、9つ押され、周囲を葉と花がつながったボーダーで囲まれたもののようです。
実際に私が持っているものを出してみると、9つ以外に、3-2-3の8つ、4×3の12個などがありました。
空間をどう埋めるか、職人さんのセンス次第というわけですね。




そして面白いのが上下のある木版ですが、同じ方向に押してあるものと、一部を上下を入れ替えてあるものがあります。
これは実際に作業をする人ならわかると思いますが、版を押すときに布の位置を自分に近いところに移動させますので、2段押したあとに布を180度回転させて、手前の空間に自分から見た向きで押すために、故意にそうなったのだと想像できます。
またお花が頭を垂れている方向も右側の木版もあれば、左側の木版もあります。
まさか版を裏表を逆に写したから・・・・ってわけではないと思いますが、最初はどちら方向だったのでしょうね。(一般的にはお花が右側にあるようです)




ホロズ・クイルウは地が黒の場合、エルバン(色版)の赤、緑、青を色付けに使うそうです。
地が黄色のものもあり、その場合はエルバンは赤と緑のみが使われることが多いようです。
色合わせの妙なんでしょうが、長い歴史の中で職人さんの経験でそれが一番美しく見えるということなのでしょう。

「ホロズ・クイルウ」のヤズマは、主にエーゲ海地方のアフィヨン、地中海地方のブルドゥル、中央アナトリアのコンヤ、カイセリで使われたそうです。私個人的にはマルマラ海地方のブルサ、バルケシールの遊牧系住民のヤズマでたくさん見ています。(続く)
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Last updated  November 20, 2018 08:40:31 PM
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