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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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August 16, 2018
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ブルサでの用事を済ませて、マンダ(水牛)村までなんとかたどり着いたミフリ社長。
村長さんにも、マンダ組合の組合長さんにも連絡してご挨拶済み。
放牧地までの案内役までご用意してくれるという話まで進んでいました。

私は残りの人生をこのマンダに掛けていますので、かなり真剣(マジ)SUNSHINEです。
いや、別に何かしようってわけではなく、マンダがあまりにも可愛らしいから、その生態と日常などをちょっと知りたいだけなんですけど・・・。

というところでオヤフェスの準備も実は佳境に入っています。
カタログの入稿の段階でアレ、日本人オヤ作家さんたちのプロフィール写真がない、この作品は誰のだっけ!? と問い合わせが来て、日程ギリギリですから放置するわけにもいかず、いったんデータ整理のためにアンタルヤへ帰ることにしました。

今週から来週までトルコは犠牲祭の9連休に突入します。
そしたら官公庁は動きませんので、その時にマンダの追っかけに再チャレンジするつもりです。
(これで今年のノルマは「トラキア地方のひまわり畑」以外は達成!)

さて、旅の話はのちの「マンダ放牧地追っかけ紀行」の際にまとめてお伝えすることにして、トカットの伝統的なタシュバスク(木版ハンドプリント)に戻します。

本来はトカット以外の地域のデザインですが、トカットでも長い間製作されていたもののひとつ
「ドラマ」。

「ドラマ」という名称に何かトルコ語での別の意味が含まれているのか、調べたのですが、どうやら単純に「劇」の「ドラマ」のようです。
ドラマチックなヤズマということでしょうか。




ドラマには2つの木版が使用されます。
両方ともバラのモチーフで、ひとつは大きめ、もうひとつはそれより小さな版です。

大きな版は右に頭を垂れ、小さな版はその逆側の左に頭を垂れています。

大きな版はボーダーとして花が外側に向かって4辺に沿って押されています。
小さな版は中央に円を描くように花が内側に向くように配置されます。




この「ドラマ」はもうひとつの名があって、「アナル・クズル」と言います。
「アナ」は「母」、「クズ」は「娘」。
つまり母と娘を描いたヤズマの意味です。

外側に向かって堂々と咲き誇る大きなバラは母親、そして中心で内を向いてひっそりと咲く小さなバラは娘・・・・・というわけです。

これには逸話があります。
日本人の女性がバスクを習いに来た際に、2つの版を渡されこの「ドラマ」を製作しました。
配置的には特に難しいことなく、完成したのですが、何か違和感がある・・・・。

そして気がついたのが中心の「娘」のバラが逆向きに押されていたのです。
内を向いて恥ずかし気に咲いているはずのバラが、外側を向いて元気に咲いていました。
「あはは・・・これは『日本人の娘仕様のドラマ』ね」と言われましたが、確かにね。

ドラマはエーゲ海地方、イズミル、アイドゥン、マニサなどで好まれたそうです。(続く)

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10月21日ー27日のトカット滞在のイーネオヤ&バスクツアーにもぜひご参加ください。
トカットツアーのお問合せは旅工房さんの秘境専門デスク TEL 03-5956-3148 まで。

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Last updated  August 16, 2018 06:50:42 PM
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