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カテゴリ:トルコ国内出張
日本におけるトルコ文化年2019
「トルコ・トカットの木版バスク展」 いよいよ明日、開幕です。 設営の途中経過の画像が届いていますが、私も展示を見るのをとても楽しみにしています。 日時:7月20日(土)-9月1日(日)、9:00-21:00 会場:生活工房ギャラリー3F 内容:トカットで600年の歴史を持つ伝統的なブロックプリントを紹介。かつてトカットで作られた代表的なモデルのバスク、ヤズマなど野中幾美のコレクション展示、トークイベント、ワークショップ、ギャラリートークなど。販売もあります。展示会場のギャラリーでは「バスクができるまで~木版作りと捺染技術」の動画(日本語字幕)もご覧いただけます。 トークイベント「バスクの故郷・トカット~門外不出の伝統工芸」 日時:8月3日(土)14:00-15:30 料金:500円(お茶付き) 講師:野中幾美 申込方法:電話(03‒5432‒1543)か、サイトの申込フォームにて生活工房まで。 トークイベント、ワークショップ(応募締切7月27日)共に募集はすでに始まっています。 詳しくは生活工房さんのサイトをご覧ください。 ------------------------------- 県境の標高1800mの高原の話の続きです。 この一帯では4月から6月にかけてマドマック摘みが行われます。 トルコに長いこと住んでいますが、食通でないせいもあるかと思いますが、実はトカットでバスクのことを調べるまでマドマックのことを知りませんでした。 マドマックとはタデ科の植物で、薬草として様々な効能があり、若芽は食用としても使われています。血糖値の調整、抗菌作用、整腸作用なんでもありです。 トカットやシバスの高原地帯では6月上旬が野に息吹いたマドマックの若芽を小さなナイフを使って刈りとる作業が行われます。 タデ・・って、あまり馴染みのない植物かとも思ったのですが、よく見てみると少し大きくなったものはかつて川辺や野原で見かけたかもしれません。 さらに調べてみると、近種の丸葉のものは刺身のつまについていたりします。 鮎の塩焼きに添えられる蓼酢もあります。 そういえば「蓼食う虫も好き好き」なんて諺もありましたね。 どうやらタデは辛みがあり、虫よけにもなるらしいです。 摘み取られたマドマックは変色してしまうので、すぐに茹でガラス瓶に保管し、調理に使うそうです。詳しいレシピをマドマック摘みをしていた女性に教えてもらったのですが、録画がされていませんでしたので省略します このマドマックとバスクの関係は・・・と言うと。 トカットと隣接するシバスではマドマック摘みに出かける時、カンデルリのヤズマを被って行くという習慣があったそうです。 カンデルリのヤズマはカンデル(ランプ)が描かれていることからそう呼ばれるのですが、元々イスタンブルのカンデルリという地区で作られていたものです。 過去、トカットにも発注が来たため製作しており、その一部はシバスで使われたとのこと。 なぜマドマック摘みにカンデリルのヤズマが使われたのかはわかりません。 きっと深い意味があったのでしょうね。 トルコ・トカットの木版バスク展ではそんな話も含めてヤズマを含む、バスクが作られてきた背景などにも触れたいと思います。 バスクがどのように作られるのか、その工程に関する動画も用意いたしました。 生活工房3Fギャラリーの大画面でぜひご覧ください。 今日は最終チェックに会場に行ってきます。 7月20日(土)9:00スタートです!! ------------------------------- 【お知らせ:その3】 「トルコの手仕事展」 日時:7月26日(金)ー8月19日(月)10:30-19:00 場所:かまわぬ浅草店2階 ■オープニングレセプション+スライドショー 7月26日(金)18:30-20:30(お申込み不要) ■トークイベント「トルコの伝統手工芸を訪ねて」 8月2日(金)19:00-20:00(要予約) ■トークイベント「エフェオヤとアイドゥンの大きなオヤ」 8月9日(金)19:00-20:00(要予約) トークイベント参加費:各1000円+税(ドリンク付き) トークイベント申込:7月2日より店頭または電話(03-6231-6466) キリム、バスク、イーネオヤ、手編み靴下などトルコの手工芸品を展示、販売します。 会期中にはイーネオヤやバスクのワークショップもあります。 ワークショップに付きましては以下のリンクに詳細がありますのでご覧ください。 イーネオヤ(平尾直美先生) → ☆ 木版バスク(ブロックプリント)(バスク屋さん) → ★ ------------------------------- 【お知らせ:その4】 第10回オヤを編む会~お茶会編 日時:8月11日(日)10:00-17:00(時間内の出入り自由) 場所:JR神田駅 徒歩3分 (お申し込みの方に会場をお知らせします) 料金:2500円(会場費、トルコのお茶とおやつ付き) 内容:定例のオヤを編む会に野中幾美が初めてお邪魔します。オヤを編む会には先生はいません。参加者同士で教え合ったり情報交換したり自由にオヤを編む集まりです。オヤを編むことに興味ある人なら未経験者でも初心者でも歓迎してくれます。これを機会にオヤを始めてみたい方はぜひ~!トルコのお菓子を用意します。トルコのお話、オヤのお話をしませんか? 午後に平尾直美先生もお顔出ししてくれるそうです~!! 申込方法:ブログの非公開コメントに連絡 もしくはオヤマニアの会メールアドレスまでお申し込みください。 oyamania2017@gmail.com (※現在、キャンセル待ちです) ------------------------------- 【お知らせ:その5】 8月23日ー25日にギョルジュク市主催で開催される「第10回国際キルトフェスティバル」にゲストでイーネオヤなどトルコ手芸品の骨董コレクションの展示を行う予定です。 私のコレクション展示は置いておいても、各国各地のパッチワーク作品の展示の他、期間内には様々なイベントやブースが並び、毎回とても盛り上がると評判の大会です。チャンスがあったらお立ち寄りくださいね。 ------------------------------- 【お知らせ:その6】 10月12日(土)ー15日(月)にオヤマニアの会のイベント「花咲くアナトリアの大地より~トルコ伝統の手工芸~」が開催されます。 新企画&初お目見えのワークショップが勢ぞろい。 簡単なご案内が出ましたのでご覧ください。 ⇒ オヤマニアの会ブログ ------------------------------- 【お知らせ:その7】 次回のキリム展は10月11日(金)から清澄白河のBaharさんで開催予定です。 Baharセレクトの可愛いくてレアな織物で埋め尽くされた空間をお楽しみにしていてください。 また来年5月下旬にはアイシェの村で伝統の絨毯織りを体験するツアーを企画中。 ウール糸をキリマンで紡ぎ、村で植物採集をして草木染め、そしてアイシェのお家でのベランダに設置された機で各自の絨毯を織りあげて持ち帰ります。 興味のある方がいましたらまずは日程の調整をお願いします。 12日(土)19:00~21:00は「アイシェと絨毯」に関するトークイベントがあります。 村がどんなところか、村でどんなことができるのか、画像と共にご紹介します。 ------------------------------ 【お知らせ:その8】 エラズーの近郊の村にこの地の特徴的なイーネオヤを習いに行く予定です。 同行者募集しています。予定では来年の4月~6月頃を考えています。 9月のマルディンはキャンセルが出ましたら追加の募集をします。 ------------------------------- ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2019 06:37:17 AM
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