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用事があって1週間の予定で県外に出ていました。
週末は外出禁止の県がほとんどの状態ですが、自家用車でも平日の朝5時から21時までの間は自由に動けます。21時までに家なりホテルなりにいれば問題ありません。 今回、県にしたら10県ほど移動してきましたが、途中で検問などで止められることも一切ありませんでした。 ただ近日中に県を越えての移動も規制されるようです。 そうなるとしばらくは動けなくなりますね。 予定しているのに動けないことで仕事は停滞していますが、長引くよりは短期間で締めるところは締めて一日も早い日常生活が戻ってきて欲しいものです。 さて、今週の4月16日(金)20時よりオヤマニアの会「井戸端会議~エーゲ海地方のオヤ」を開催いたします。 マニサやアイドゥンのオヤを中心にエーゲ海地方、そしてブルサの伝統的な古いオヤスカーフを110点ほどご覧いただきます。 今回はブルサを除けばイーネオヤこそ少ないのですが、みなさんがイメージしているトゥーオヤとはまた別の独特のかぎ針のオヤがたくさん出てきます。 ![]() 巨大な立体的なオヤはマニサのシェケルオヤとも似ていますが、実はアイドゥンにもあったんです。アイドゥンと言えばコレクター大好き(私だけかもしれない・・・)、正統派のシルク糸のリアルな形の立体イーネオヤが作られていましたが、その後の時代の過渡期にはこんなオヤもあったんですねえ・・・という存在です。 イーネオヤ時代と現在のトゥーオヤが登場する隙間に存在したオヤたちです。 イーネオヤが廃れて、でもオヤと言えばこのリアルな立体オヤという前提のもと、工夫に工夫を重ねてかぎ針でこの形を作ったのでしょう。 でもそれも一時期のみの伝統で、その後はボビンの糸の登場とかぎ針の平面オヤの普及で姿を消してしまったものです。 これらのオヤが一時期でも作られた理由としては、地域の慣習として花嫁や参列者の女性たちの頭飾りに使われる大きな立体のお花のオヤが必要だったからです。 ですから、前回と今回合わせて、これらもたくさんお見せしていますが、全体で考えたらやはりごく限られた数量しか製作されていない貴重なものだというのがわかります。 古いオヤが枯渇していて、どこに行ってもかつてのように見つかりませんので、見れる時に見ておくというのを、私個人としてはおススメしています。 そのモノ自体に興味がないとしても、トルコ各地で異なる文化を持つオヤの世界を、ざっとでも知っておくことも、決して無駄ではないことだと感じています。 いつまでもあると思うな「親」と「オヤ」です。 ![]() 井戸端会議は参加無料です。 オヤや伝統手芸に興味ある方ならどなたでもご参加いただけます。 お申込みはオヤマニアの会さんまで。 詳しくはこちらのブログをご覧ください。⇒ オヤマニアの会ブログ そして2021年8月開催のブルサ・テキスタイル博物館でのオヤフェス&コンテストの作品提出日もいよいよ迫ってきました。 お申込みは5月31日までオンラインにて。 作品は7月4日必着ですが、飛行機の減便や経由国の郵便物の保管期間などによる遅延を考慮して、少なくとも5月の下旬には発送するのがよいようです。 オヤを編む会さんでもゴールデンウィ―クに追い込みされるそうです。 そちらも覗いてみてください。 ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ![]() ミフリ&アクチェ ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() その他・全般ランキング ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 13, 2021 08:36:26 PM
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