1225589 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

mihri-kilim

mihri-kilim

Calendar

Category

Recent Posts

Keyword Search

▼キーワード検索

February 2, 2023
XML
家族の誕生日のお祝いで、アンタルヤの外れにあるケバブ料理の店に行った。
平日にも関わらず店内は家族連れなどでいっぱいであった。
それぞれ1品ずつとソフトドリンクで約4500円。
私はナスのケバブを頼んで美味しかったので満足なのだけれど、肉部分は食べないのでナスに177リラ(約1260円)を支払ったことになる。普段はスーパーの野菜が高くて容易に買えないでいるのになんてことだと心から思った。



このところ、仕事の都合で(仕方がなく)外食続きなのであるが、チェーン店やファーストフード店でも家族で行くと普通に1回300~500リラ(約2140~3570円)を支払う。
これを毎夕食にやっていると平日の20日間行ったとして6000~10000リラ。
これはほぼトルコの最低賃金(現在8500リラ)の金額である。

もちろん夕食だけでなく、日中働いているので昼食も外食。
安いところを探して食べてはいるけれど、1食100リラが相場の現在、無頓着な私も物価の高さに嘆く日々である。意識的でないにしろ、なんとなくお昼抜きやパンだけ食べて過ごす日も少なくない。号泣 

もちろん家計の出費は外食だけでなく、食材や飲み物などの嗜好品も買うし、日用品、消耗品などもあるし、最低限の買い物をしているつもりでも数百リラ、うっかりすると4桁リラが飛んで行く。それが毎月、何度が繰り返されるわけだし、ガソリン代や保険代、年金代、税金などの支払いもある。子供への仕送りもある。
家賃の支払いがないことだけが救い。

家賃と言えば、日ごろの会話に話題として必ずあがるほど、その高騰ぶりには驚かされる。
イスタンブールは既に桁違いであると想像するが、アンタルヤでも建物が古かったり、交通が不便だったり、地区として評判があまり良くなく今まで安かったところが軒並み10000リラ前後になっていたりする。つまり最低賃金を越える家賃が普通になっているのだ。
もちろん最低賃金以上のお給料をもらっている人たちが住む中級~高級地区になるとそれでは済まないだろう。海が見えるマンションなどそれ1年分の家賃ですか? という月額だったりする。
それでもいくらでも借り手がいるためになかなか下がらないらしい。

貸している立場として言えば、地方都市ではあるが4年半前に新築で購入したマンションの家賃収入があって家賃を相場より安く設定しているので空くことはないが、困ったのはアイダット(共益費)の高騰ぶり。
マンションの共益費はトルコでは慣習的には住んでいる人が払っているはずだし、過去は自分もそうだったし、周囲の人からもそういう話を聞いていた。
ところが私が貸しているマンションは基本的に大家が共益費を支払う。
法的にもそうなっているのか私にはわからないが80軒いずれも基本的に大家が支払っているので私もそれに倣っている。
昨年は135リラだった。
管理人の給料、保険代、天然ガス代(セントラルヒーティングシステム、お風呂やキッチンの給湯設備、コンロなど)、wifi代、共同部分の電気代、水道代などが含まれている。
それ以外に地下駐車場の自動ゲートやエレベーターに故障個所があったり、追加の設備が必要な場合は別途支払っている。
毎月の共益費の中身を見れば、それらを利用しているのは住んでいる人なんだから実際に暮らしている人が払えばいいのになあと思わないわけでもないが、気にしないでいた。
ところが今年の決定で共益費が1月から505リラに上がった。
(ちなみに私が暮している築30年の持ちマンションの今年の共益費は月額50リラである。)
いただいている家賃から、納税額(不動産税、家賃収入税)、家具などの設備、修理代、不動産管理人への手数料の他に、共益費の505リラを差し引いたら、はっきり言って家賃収入の利がない状態である。
かと言って共益費が上がったからと、契約期間中は家賃も上げるとは言えない。

我が家は高給取りではないにしても、両翼で家計を支えている状態なのでありがたいことに経済的に困窮することはないけれど、そんなことを考えていたら冒頭のケバブ屋さんでの食事の後に購入した誕生日ケーキがいつもより小さくなってしまった。



このケーキが280リラ(約2000円)。
最近1カットが65~70リラが相場なので、そんなものかと思うけれど、このところの世界情勢による共通の物価高に加えて、いろんなものを手に入れて便利になり、進化し、変化して来たこの国は、もう以前のように私たち外国人にとっても安く過ごせる場所ではない気がする。

------------------------------------------------------------------
YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。
トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。
新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤

ikumi nonaka チャンネル

------------------------------------------------------------------

ミフリのショッピングサイトはコチラ↓
20151106_b7d37a_Fotor.jpg
ミフリ&アクチェ

にほんブログ村 ハンドメイドブログ トルコ手芸・オヤ・キリムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村


その他・全般ランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 3, 2023 05:34:31 AM
[トルコの生活・日常] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.