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カテゴリ:オヤ旅&ツアー報告
ハティジェさんに習うタウシャンルのイーネオヤは、基本的にシルク糸を使うもの。 それはこの地で作られるチティオヤにはワイヤーに巻き付けるための未撚りの糸が必要なこと、さらに繊細なオヤ作りのために細く撚った糸が求められること。 そのため、私たちももちろんトルコで手作業で製作されているタウシャンル仕様の未撚りのシルク糸を用意していたのですが、ハティジェさんが出して来たのはこのシルク糸たち。 ![]() タウシャンルの女性たちが、未だイーネオヤを作り続けるハティジェさんに、家にあった昔のシルク糸をくれたそうです。 昔使われていたシルク糸は、それらの製作工房も廃業し、今では手に入るものではありません。 現在、ブルサで作られているシルク糸も十分使えますが、昔のものはさらにさらに細く使いやすい。 それは需要がある頃には専門の職人さんが存在したことや、使用する女性たちの意見を取り入れやすかったことなどが理由なんだと思います。 手芸は材料有りき。 手芸をしない私が、トルコで伝統手工芸に関わるようになって各地へ取材へ行くことで実感したことのひとつです。 現在の日本のように大抵の材料や道具やどこにいても購入できる環境も経済力もない時代に、身近で何が手に入ったか。 それを利用してどう工夫していったのか、それらが製作される作品の構成に直結しています。 地域での発展の違いも、利用目的に加えて、その地でどんな材料が手に入ったかが大きく影響しています。 そして同じ材料はいつまでもあるわけでないことに気が付きます。 必要な時に必要な分だけ…ではなく、出会った時が手に入れる時。 欲しいものはいつでも手に入るわけではないんです。 ------------------------------------------------------------------ オヤマニアの会のイベント「トルコのオヤと金属刺繍」でのワークショップの内容が告知されました。 募集は1月11日(土)20時~ オヤマニアの会、平尾直美先生のweb shopからお申し込みできます。 詳しくはオヤマニアの会のブログをご覧ください。 オヤマニアの会のブログ → ★ ------------------------------------------------------------------ 《2025年オヤマニアの会のイベントのお知らせ》 □トルコのオヤと金属刺繍、展示会、ワークショップ、販売会 日程:2025年2月22日(土)ー24日(月・祝) 場所:西荻窪 HAPA HAPA □チャルパナワークショップ 木版バスクのお話とワークショップ ウズベキスタンの手刺繍スザニの展示販売会 日程:2025年3月1日(土)・2日(日)10:00ー17:00 場所:上野 宋雲院 ------------------------------------------------------------------ YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリ&アクチェのショッピングサイトはコチラ↓ (国際送料なしでお買い物ができる「日本国内から発送」カテゴリーの商品は日本のアクチェから発送中しておりますので、ぜひご利用ください) ![]() ミフリ&アクチェ ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() その他・全般ランキング ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 31, 2025 03:36:56 PM
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