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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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May 8, 2025
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「トルコのオヤ」の定義はなんだと思いますか?
イーネオヤに関して言えばレースの一種と言い換えることができるけれど、オヤとなるとそうとは限らない。

かぎ針のトゥーオヤ、ビーズを使ったボンジュクオヤ、Uピンのフィルケテオヤ、シャトルのメキッキオヤ…ここまでは道具と糸を使うという点では共通しているけれど、ハギレのチャプットオヤ、リボンのクリデラオヤ、スポンジのシュンゲルオヤ、銀紙のシガラオヤ、その他、胡麻、メロンの種、オシロイバナの種、クローブの実....となると確かにつなぎとして糸は使うけれど、メインは既に糸でも何でも無いという…。

つまり「オヤ」は縁飾りの意味というのが一番近く、また正しい解釈だと思う。

上に書いたオヤの種類は、いずれもスカーフに施されたものとして実在する。
その中のひとつに「ムムオヤ」と言うのがある。

ムムとはトルコ語で「蝋」のこと。
つまり蝋燭の蝋のオヤ。

言葉としては以前から聞いて知っているが、なにせ実物を見たことがないので想像しにくいものであった。
糸の先に銀紙を丸めたように、蝋を丸めて付けるのだろうか、など。

縁あってムムオヤの一部を見ることが出来た。
これ…。



本当に一部である。
布で作られた葉に蝋がコーティングされている。
溶かした蝋の中に葉を付けたのかもしれない。

これを何枚もまとめてオヤにしたものが「ムムオヤ」なのだそう。

このオヤの持ち主もムムオヤの完全体は見たことがないという。
話には出るが、本体がないというのはもしかしたら、蝋という性質から保管が難しく、残っていなかったためではないかと想像する。

他にも魚の鱗を使ったオヤもあるという。
オヤは身近にあった材料を装飾として使ったものである。
当時、誰でも欲しい材料が手に入ったわけではない。
生活環境や経済状況により、手に入るもの、入らないものがあった中、創意工夫して作られてきたものだということがわかる。

オヤの世界は深い・・・・。
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Last updated  May 9, 2025 03:31:23 PM
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