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カテゴリ:ミフリ社長のプライベート話
トルコで起業して30年が経ちます。 私にとって会社はトルコ滞在の許可の理由も兼ねていました。 というのも、現在のトルコ国籍の夫と結婚したのは17年前、それまではトルコ国籍者の配偶者ではありませんでしたので、就労ビザを取得することでトルコに滞在できていたからです。 夫と結婚後もトルコは日本の日本人の配偶者等の在留許可とは異なり、婚姻=就労の自由が与えられませんので、会社を維持していく上では就労ビザを取り続ける必要があり、就労ビザを取ることで滞在許可は不要になります。 就労ビザを持っている以上、それと重なる形でトルコ国籍者の配偶者としての滞在許可はもらえなかったのです。 就労ビザには2種類あって、特定の会社で労働するために与えられるバームルと、不特定の職場で労働可能なバームスズがあります。 私は自分の会社のみで就労できる許可を持っていますので、もし会社がなくなった時は就労ビザが無効になるのです。 その場合はトルコ国籍者の配偶者としての配偶者ビザを取り直すことになります。 就労ビザはインターネットで自分で簡単に手続きができますので、移民局に出向く必要はありませが、家族ビザに切替えた場合は移民局への書類提出と面談などを経て滞在許可証を入手することになり、与えられる期間が最近では非常に短くなったことも周知されているかと思います。 ただ色々調べていると長いトルコ生活のおかげで、いくつかの困難な条件をクリアしていますので、就労ビザが無効になっても、それらを理由に永住滞在許可が取れる可能性がありましたので、会社を閉鎖したらそれにチャレンジしてみようとも考えていました。もし取れなくても配偶者ビザを継続させていくことは、夫が生きている間は可能です。 問題は夫が亡くなってしまった場合、最後に取得した滞在許可の期限までは滞在できますが、その後は別の理由が必要になってしまうということです。 例えば不動産を所有していること、公的年金や家賃などの定期的な収入があることなどがあげられます。 トルコの外国人身分証明書番号(マイナンバーカード)を放棄できない処々理由があり、なんらかの形でトルコ生活を維持しつつ、日本での生活も続けていけたらいいなというのが理想でした。 最初に暮らし始めた時は、ここまで長くトルコにいることになるとは想像すらしていませんでした。帰国したい気持ちに対してにトルコに留まり続ける理由が増えていったこの30年間でした。 我が家は構成的に普通のトルコ人日本人夫婦と異なる複雑な事情があり、近い将来、自分たちに何かあったときに簡単に対処できないことなどがあるため、身一つで気軽に完全帰国ができないということも理由のひとつです。 早くに色々を手放して、身軽になってということも考えましたが、思うほどに簡単に身軽になることはできず、年々年老いていく自分と残される家族との葛藤の日々でもありました。あと10年ある、5年あるから、その間になんとかしようと努力しましたが世の中にはどうにもならないこともあるということを知りました。 最後の手段は全てを放棄して、名実共にに身軽になって帰国すること・・・。 でもその場合、どうやって生きていくのか、老人になって仕事がない収入がないとなると国のお荷物になるだけです。 それも考慮した上で、ここ数年かけて年齢を重ねても日本でできる仕事を探し、いくつか試験や面談を受けて、おかげさまで全てに合格し、少しずつですが仕事ができるようにもなりました。 今、ここで思うのは、なるようになる精神で生きてきた自分の計画のなさを少しだけ後悔したこと。人生のレールからは脱線して、自分の思い描く自由な、そして日本ではおそらく体験できなかっただろう時間を過ごせたことなどは少しも後悔していませんが、残す家族に対して面倒な仕事を増やしてしまったことに関しては後悔がないわけではありません。 振り返るとトルコ生活の最初の20年はただ異国の地で冒険している気分で、楽しいことはもちろん、苦労したこともエピソードになってきただけですが、最近の10年は上に書いてきたようなことを含む、悩みとストレス、そしてこれらを解消していくための戦いの日々だったように思います。 自分で抱えるものはなるべく少ない方がいい、そして一人でいつでもどこにでも行ける準備をしておくこと。その時は若くてまだまだ先の話と思いますが、いつかは誰でも年を取ります。 自分にとってはこの世から消えてしまった瞬間に全てが終わりますが、残された人たちに不要な負担をかけることになる「色々なもの」を手に入れるべきではなかったと心から思います。 そしてその気持ちが結果的には今に繋がっているのだと…。 ********************************************************************** オヤマニアの会イベントのお知らせ ■2026年9月19日(土)ー23日(水・祝) 「トルコ・バルカンのレースと刺繍」 西荻窪 HAPA HAPA ■2026年9月26日(土)・27日(日) 「チャルパナワークショップ&トルコの手仕事」 上野 宋雲院はなれ --------------------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー----------------------- YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリ&アクチェのショッピングサイトはコチラ↓ (国際送料なしでお買い物ができる「日本国内から発送」カテゴリーの商品は日本のアクチェから発送中しておりますので、ぜひご利用ください) ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 ![]() その他・全般ランキング
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July 18, 2026 06:10:25 AM
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