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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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全9件 (9件中 1-9件目)

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カテゴリ未分類

February 18, 2023
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カテゴリ:カテゴリ未分類
帰国しました。
帰国便はアンタルヤからイスタンブール経由のターキッシュエアラインを利用。
12月から復活している成田便に乗りました。

コロナ2019の影響で、成田便がしばらくお休みしていたのでその後は羽田便を使いましたが、私には慣れている成田空港が安心です。

飛行機に乗る前にデジタル庁のVizit Japan Webでワクチン3回接種済みの証明書を登録しておいたので、飛行機を降りてからもスムーズで荷物も一番最初に出てきたため、どこも待ち時間なしで外に出ることができました。
見ているとVizit Japan Webの手続きが済んでいない人の方が多く、同じ便には卒業旅行だったと思われる日本の若者がほとんどだったのにも関わらず、まだまだ浸透していないのかと感じました。

さて、2月23日(木・祝)~26日(日)
オヤマニアの会主催で西荻窪のHAPA HAPAさんでイベントがあることは告知済みですが、おかげさまでチャリティー販売会にたくさんの商品ご提供があり、またチャリティー上映会も満席になりました。
ありがとうございました。



チャリティーでの売り上げはオヤマニアの会がお預かりし、駐日トルコ大使館を通してトルコの災害対策本部AFADに全額寄付されます。
募金先については色々考え方がありますが、私たちは寄付していただいた方にも安心していただけるように、透明性を持たせるために一番わかりやすく、これからの被災地の復興(住宅、ライフライン、インフラなど)に直接的に関わっていくトルコ政府に寄付するのがよいかと思い、今回の選択をいたしました。
多くの地域でビルが1つも残らない状態でさら地になり、そこに新たに町が造られるようです。

チャリティー上映会は場所の都合により今回は10名様のため、満席になってしまいましたが、この後も支援を考えてくださる内田監督と、ご協力くださるみなさまのおかげで、全国から10か所以上の会場、機材のご提供のお申し出があり、調整中です。

こちらはそれぞれが募集されると思いますが、私の方でもPRしていきますので、もしお近くの方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧になってくださいね。
内容はトルコの村に暮らす絨毯織りの女性の物語です。
上映会で集まった売り上げは内田監督が駐日トルコ大使館を始め、適切な場所に義援金として送られる予定です。

これらの寄付は団体を介しての大きな支援の一部になりますが、私は別途、自分ができる精一杯の力で避難してきた母子を中心に物資支援を続けていこうと思っています。
これには理由があります。
トルコの人々、全世界の人々からの救援、支援により多くの物資が届けられており、現在も各市町村が衣類を集めたり、寄付を募っています。

以前にもお伝えしましたが、夫の親戚たちがハタイで被災し、家も何もかも失って、それぞれに各地の親戚宅に避難しております。アンタルヤの実家にも伯父と叔母夫婦が身を寄せています。
83歳になる伯父は家の隙間に入り込んで生活に必要な私物を取り出そうとしたようですが、スーパーの袋に数着の衣類を入れるのがやっとだったようで、そのスーパー袋一つでアンタルヤにやってきました。
それでも大きな怪我もなく無事で、受け入れる親族もいて、とりあえず緊急に困ることはありませんが、彼らから聞く現場のこと、他の親戚、友人、ご近所さんたちの具体的な状況、またアンタルヤに避難してきた被災者の周囲から聞こえてくる話によると、食べ物などはある程度行き届いているそうですが、小さな子供を抱えた若いお母さんの中には必要な支援物資を受け取れずに困っている人もいるそうです。赤ちゃんのオムツや、女性の下着、生理用品などだそうです。

女性の中には非常時とはいえ、男性の救援者、支援者に下着や生理用品が必要だと言い出せない人も少なくなく、届くのが遅れる状況も出てきているようでした。旦那さんやお父さんなど男性の家族と一緒に避難できた人は方法もあるでしょうが、中には旦那さんやお父さんを失った女性だけの家庭もあります。命からがら逃げてきて、頼る親戚もいない状況で、小さな子供を抱えた女性たちが自分のこと以上に子供の現在と未来をどんなに心細く不安に思っていることか、考えるだけでも同じ女性として胸が痛みます。もし自分だったら、もし自分の娘や孫だったら・・・。

そしてこれらの支援は今だけでなく、ある程度落ち着くまで何年も必要であることは、大きな震災被害を体験し、実情を知る私たちには想像できることでもあります。
私ができることは本当に本当に小さなことでしかないのもわかっています。
それでも今、アンタルヤの知人を介して避難者で小さな子供のいる母子家庭を優先にリストを作ってもらっています。こちらはチャリティー収益とは別に個人的に自分の力でできることをやっていきたいと思っています。

私たちが忘れてはいけないことは、これらはいつ自分の身の上に起こっても不思議ではないこと。
そして復興への道のりは数年単位の長い時間がかかること。

トルコは昨今の急激な物価高で、被災者を支援する側の生活も決してラクではありません。
親戚や友人、知人が今はできることも、いつまでできるかもわからない状態です。
その時までに運良く生活を立て直せる被災者もいれば、手段がない人も出てくるかと思います。
もちろん公的機関、民間機関が手を差し伸べることでしょう。
それでも隙間は生まれるかもしれません。

寄付など金銭的な支援はとてもありがたく、大切です。
既に多くのみなさまがご協力くださっていると思います。
長い目で見ればトルコを旅行をされること、トルコ料理を作ってみること、トルコの場所を地図で確認すること・・・などなど様々な形でトルコを応援してくださることが結果的にその隙間を埋めていく力になるのだと思います。

私自身も実はとても混乱していて、あの日から今日までもいろんな気持ちが入り混じって、感情に左右され、考えがまとまっていない状態です。
何か不適切な発言があったらごめんなさい。

タイトルにあるイベント詳細はインスタグラムやブログなどでご確認いただけます。
イーネオヤのワークショップのお申込みはオヤマニアの会さんへメールでお願いいたします。

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YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。
トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。
新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤

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Last updated  February 20, 2023 01:44:45 PM


July 4, 2019
カテゴリ:カテゴリ未分類
旅は無事にトカットにたどり着きましたが、ご飯ばかり食べてなかなか肝心な話に進みません。その辺りの肝心な話はこちらでご披露したいと思います。↓↓↓

トークイベント「バスクの故郷・トカット~門外不出の伝統工芸」
日時:8月3日(土)14:00-15:30
料金:500円(お茶付き)
申込方法:電話(03‒5432‒1543)か、サイトの申込フォームにて生活工房まで。


トークイベントは先着順50名様ですが、定員数を増やしてお申込みお待ちしております。
詳しくは生活工房さんのサイトをご覧ください。
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さて、重い腰を上げて出かけたのはシバス。
カタカナではシヴァスとかシワスとかスィワスとかの表記もありますが、私は市バス大笑い大笑い大笑いです。

トカットとは県境を隣接しています。
標高1300mの高原にあり、トカット同様、かつてはシルクロード交易の拠点として栄えた町です。



セルジューク朝時代の建物が多く残り、見どころたくさんなのも魅力的。
私は1993年に初めて訪れ、その後も東方面へ行くときに何度か立ち寄りました。
26年間で中心部は美しく整備され、町も拡大しています。
廃墟のようだった遺跡も修復されています。

ギョク神学校。



1271年に当時の所有者によって建てられました。
内部は2階建てのメドレセで、つまり教育施設、大学ですね。



大修復中で中に入れるのが1日2時間程度と制限されていました。
ギリギリで間に合って中に入れましたが、どうも法的規制があるのでしょうかね、このところ修復中のところはたいてい撮影禁止です。事情は理解できますが・・・。

一番の見どころのブルーのタイルと赤レンガは隠れて見えませんでしたが、西の入り口の以前の様子はこんなんです。



残念でした~。
このままでは終わらない、シバス探訪はシバス名物を食べるまできっと続く・・・。

※ 【お知らせ】を開催日順に並び替えました。
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【お知らせ:その1】
九州・鹿児島市内でイーネオヤのイベントが行われます。

「ちいさなトルコバザール」
日時:7月13日(土)ー17日(水)
会場:Good day 加冶屋店2F
内容:ブルサのテキスタイル博物館に展示された野中幾美の骨董イーネオヤコレクション一部の展示(7月13日・14日)、オヤを中心としたトルコの可愛いハンドメイド品の展示・販売、イーネオヤ初心者のためのワークショップ、野中幾美のスライドによるお話会など。

私のお話会の日時、お申込み方法は以下の通りです。
タイトル:「おばあちゃんの贈り物」



日時:7月13日(土)14:00-15:30
内容:イーネオヤとはなんぞや、その種類、地域ごとの特徴、過去と現在の状況などをトルコの風景を交えてお話します。トルコの村の女性たちの生活文化などに興味ある方もぜひどうそ~。
料金:2500円(ワンドリンク付き)
申込方法:instagramの@good_day_mori のDM
e-mail goodday_kagoshima@gmail.com
TEL 099-248-9931 

短い時間ですが九州のオヤファン、手芸好きさん、トルコ好きのみなさまにお会いできることを楽しみにしておりま~す。

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【お知らせ:その2】
トルコ・トカットの木版バスク展」

日時:7月20日(土)-9月1日(日)、9:00-21:00
会場:生活工房ギャラリー3F
内容:トカットで600年の歴史を持つ伝統的なブロックプリントを紹介。かつてトカットで作られた代表的なモデルのバスク、ヤズマなど野中幾美のコレクション展示、トークイベント、ワークショップ、ギャラリートークなど。販売もあります。



トークイベント「バスクの故郷・トカット~門外不出の伝統工芸」
日時:8月3日(土)14:00-15:30
料金:500円(お茶付き)
申込方法:電話(03‒5432‒1543)か、サイトの申込フォームにて生活工房まで。

トークイベント、ワークショップ共に募集はすでに始まっています。
詳しくは生活工房さんのサイトをご覧ください。

生活工房さんで2012年6月24日ー7月22日に7つの海と手しごとシリーズで「地中海とトルコのイーネオヤ」の展示が行われましたが、イーネオヤがついている柄の入ったコットンスカーフがヤズマです。1970年代に機械プリントが導入される以前は、1枚1枚極薄の布に手作業で木版を押して作られていました。とても複雑で繊細な作業です。伝統デザイン、バスクの5種のテクニック、歴史的背景などを実際の作業風景やトカットの人々の生活を交えながら紹介していきます。

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【お知らせ:その3】

「トルコの手仕事展」
日時:7月26日(金)ー8月19日(月)10:30-19:00
場所:かまわぬ浅草店2階



■オープニングレセプション+スライドショー
7月26日(金)18:30-20:30(お申込み不要)
■トークイベント「トルコの伝統手工芸を訪ねて」
8月2日(金)19:00-20:00(要予約)
■トークイベント「エフェオヤとアイドゥンの大きなオヤ」
8月9日(金)19:00-20:00(要予約)

トークイベント参加費:各1000円+税(ドリンク付き)
トークイベント申込:7月2日より店頭または電話(03-6231-6466)

キリム、バスク、イーネオヤ、手編み靴下などトルコの手工芸品を展示、販売します。
会期中にはイーネオヤやバスクのワークショップもあります。
ワークショップに付きましては以下のリンクに詳細がありますのでご覧ください。

イーネオヤ(平尾直美先生) → 
木版バスク(ブロックプリント)(バスク屋さん) → 
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【お知らせ:その4】
第10回オヤを編む会~お茶会編

日時:8月11日(日)10:00-17:00(時間内の出入り自由)
場所:JR神田駅 徒歩3分 (お申し込みの方に会場をお知らせします)
料金:2500円(会場費、トルコのお茶とおやつ付き)

内容:定例のオヤを編む会に野中幾美が初めてお邪魔します。オヤを編む会には先生はいません。参加者同士で教え合ったり情報交換したり自由にオヤを編む集まりです。オヤを編むことに興味ある人なら未経験者でも初心者でも歓迎してくれます。これを機会にオヤを始めてみたい方はぜひ~!トルコのお菓子を用意します。トルコのお話、オヤのお話をしませんか?
午後に平尾直美先生もお顔出ししてくれるそうです~!!

申込方法:ブログの非公開コメントに連絡
もしくはオヤマニアの会メールアドレスまでお申し込みください。
oyamania2017@gmail.com
(※現在、キャンセル待ちです)

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【お知らせ:その6】
次回のキリム展は10月10日から清澄白河のBaharさんで開催予定です。
Baharセレクトの可愛いくてレアな織物で埋め尽くされた空間をお楽しみにしていてください。

また来年5月下旬にはアイシェの村で伝統の絨毯織りを体験するツアーを企画中。
ウール糸をキリマンで紡ぎ、村で植物採集をして草木染め、そしてアイシェのお家でのベランダに設置された機で各自の絨毯を織りあげて持ち帰ります。
興味のある方がいましたらまずは日程の調整を、そして機会があればBaharさんに参加の意思をお伝えくださいね。10月のキリム展で改めてご紹介があると思います。

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【お知らせ:その7】
エラズーの近郊の村にこの地の特徴的なイーネオヤを習いに行く予定です。
同行者募集しています。予定では来年の4月~6月頃を考えています。

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Last updated  July 4, 2019 08:30:28 PM
September 2, 2017
カテゴリ:カテゴリ未分類
6月末から7月上旬にかけて行こう行こうと思いつつ、トラキア地方への出張、オヤツアー、絨毯修行と続いてチャンスがなかったのですが、7月最終週にやっと行くことができたのがココ。





満開ピーク時を2-3週間ほど過ぎて、ちょっと寂しいラベンダー畑です。

「ラベンダ―香る村」と名付けたPR作戦が大成功のクユジャック村。
同じウスパルタでも、ダマスクローズと言う格好のネタを持ちながら、一部の製品のPRは成功したものの村人への直接還元がほとんどされなかったのに対して、SNSでのイメージ戦略で村のラベンダー畑へ思いがけないほどの集客を見せています。

ブルドゥル湖を目の前にしたロケーションも最高です。





案内看板もちゃんとしていなくて、いったいどこにあるのか、わかりにくい場所にあるのですが、7月末の花のシーズンが終わりかけの週末に、驚くほどの観光客が押し寄せていました。
観光バスも数台、他県ナンバーの個人のクルマも細い村道を次々とやってきます。

ラベンダー畑を開放して、観光客が自由に写真を撮れるようにしてあります。
またSNS映えするように、古い家屋のドアや窓など大道具まで設置されています。





加工なしのすっぴんですが、小道具と大道具が揃えばそれなりに撮れる・・・?

村内の道もクルマと人で大賑わい。
出店しているのも業者はごくわずかで、村人自ら家の前で商売しています。
ギョズレメを焼いたり、トウモロコシを茹でていたり、ラベンダーの花束や、おばちゃん自ら作った花冠、ポプリ、自家製のラベンダーオイルの直販売など。

ちょっと洒落たところではラベンダーアイス。
ラベンダーの香りたっぷりで、でも甘さは控えめでさっぱり味。





私の写真じゃ色味が少ないですね。
ぜひピーク時のラベンダー畑を一度は見に行ってください。
村道に入る道案内の標識がわかりにくいと書いたけど、村に近づいたとたんラベンダーの香りで酔いそうなほどだから、嗅覚を研ぎ澄ませばきっとたどり着ける・・・。

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Last updated  September 2, 2017 07:14:06 AM
April 19, 2017
カテゴリ:カテゴリ未分類
トルコのスティックタイプのインスタントコーヒー。
コーヒーとクリームが一緒になっている2 in 1。
トルコ語では2si 1arada (イキシ・ビル・アラダ)と言います。



もちろん3u 1 arada という砂糖入りのもあり、さらにピスタチオだ、バニラだのフレバリーもあり、日本では考えられないぐらい、このスティックタイプのインスタントコーヒーはポピュラーです。

だから日常生活でも「イキシ・ビル・アラダ」はよく耳にする言葉でもあります。
リンス入りシャンプーも「イキシ・ビル・アラダ」って言うしね。

先日のことですが、とある場所で、それに似た言葉を聞きました。
インスタントコーヒーともシャンプーとも関係ないところで。

「これはね、地元では2si 1 yerde (イキシ・ビル・イェルデ) と呼ばれているんだよ」

ara は「空間、スペース、もしくは場所」を意味し、yer も「場所」を表す単語です。
だからどちらも同じ意味で「2つが1所で」とか「2つで1つ」ってこと。

なんの話かと言うと、ヤズマ(オヤスカーフ)の話なんだけど。
↓ こんなの・・・・。



同じモチーフのヤズマが2枚、中央で縫い合わされて1枚になっているものを指すのです。
各地であったわけではなく、ブルサのケレスの特定の村での習慣だったそうです。

横長のスカーフも作られていたので、手に入らないわけではなかったと想像しますが、これらはわざわざ同じヤズマを用意して、それを縫い合わしていたものです。

だから2枚で1枚・・・・という意味で「2 si 1 yerde」と呼ばれているそうです。

ブルサのケレス近郊の結婚式の時に使われるヤズマだったそうですが、まあ、意味は想像できますよね。
2枚で1枚に・・・・2人で1人(もしくは2人が一緒)ってこと。

この画像のものはケレスの村のものですが、2in 1 であることもさながら、木版のハンドプリントがとても素晴らしい。20世紀前半~中頃のものだと思います。



そしてこの渋~い色遣いのヤズマと対照的に、オヤはカラフルです。色糸の先にはゴマより小さい、ボールペンの先端よりも小さい、砂粒大の小さな小さなビーズが付いています。
この色を変えながら装飾された縁飾りのことを・・・・えーっ・・と。
あれっ? 何て言うんだっけ・・・・? (ほらっ、メモとらないから・・・)
・・・ド忘れしましたので、その話はまたの機会に・・・・。


さて、5月のイベントのお知らせです。

オヤマニアの会のイベントぺージはこちら ↓
 
5月13日(土)トルコの布支度・キリム絨毯とウズベキスタンのスザーニのお話会

※ブログの「布支度シリーズ」の回をぜひご覧ください。
検索ワードは「布支度」。

5月14日(日)オヤと婚礼をテーマにしたお話会とワークショップ

5月20日(土)キリム・絨毯・ジジム・スマック織りワークショップ

7月13日(木)~19日(水)
旅工房さんのオヤツアーの詳細はこちら → 



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Last updated  April 19, 2017 05:37:33 PM
October 20, 2016
カテゴリ:カテゴリ未分類
先週末にイズミル市内へ行って参りました。
久しぶりのバスマネ近辺。
駅や表側はきれいになっていたけれど、裏路地はあんまり変わっていないなあ・・・。



もちろん仕事でオデミシュも寄ったのですが、エーゲ海も見てきました。
ボドルムで1年間遊び暮らしたことがありますので、エーゲ海の白い建物と青い海と空の組み合わせはいつ見ても懐かしいです。


そしてアンタルヤに戻ってきてすぐに、今週はウスパルタ~コンヤに出張中です。
今夜の宿はウスパルタとコンヤの県境のヤルワッチという小さな町です。

ただクルマを走らせるのもなんですから、途中でアダダ都市遺跡に寄りました。



標高1200mにある、謎の残る都市遺跡のひとつです。
アンタルヤのペルゲ、セルゲ都市遺跡からアンティークロードが続いています。
現在でも聖者の道としてトレッキング道があります。

ほとんど人の来ない、行きにくい場所にありますが、劇場跡、神殿跡、タワーなどなど残っています。そして古代の道も・・・・。

そこからエイルディル湖を経由してヤルワッチへ。
エイリディル近辺は広大なリンゴ畑の収穫の真っ最中。
生食用と、二次加工品用のリンゴに分けられます。
ジュースや酢、ジャムなどになる規格外品のリンゴですね。



道端に山と積まれて(遠目には)とてもメルヘンチックな光景が見られます。
あまり近づくとガッカリしてしまいますので、あくまで遠目にご覧ください。


そして月末から来月にかけて2週間ほどですが、黒海地方の某所に修行に行ってきます。
(恒例の放置タイムを楽しみにしていてくださいな)
インスタグラムとFacebook(全体公開ではありませんが、お友達申請してくれたらご覧いただけます)に載せているコレクションの傾向を追っていれば、私がいったい何をしようとしているかは想像していただけるかな・・・・?

という状況です。
老体に鞭打っての行動ですので、いつまで体力と気力が持つか・・・。

ここまで来たのですから明日は早起きしてピシデアでも見てから出発することにします。


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Last updated  October 21, 2016 05:19:46 AM
April 14, 2013
カテゴリ:カテゴリ未分類

キルキットのお話。
前回、キルキットは絨毯用、キリム用、また地方により様々な形があると書いた。
実際、そうで、分類し始めたらおもしろいほど。

古いものは、手彫り、手作りの木製キルキット。
歯の感覚が狭いものから広いものまで、歯が深いものから浅いものまでいろいろある。

また個々の手作りのため、同じ地域の同じ形態でも、規定のサイズなどもない。

私の個人コレクションには、各地の木製キルキットがかなり揃っているので、機会がありましたら、形態の差をご覧いただきたいと思う。




以下の画像は、最近まで使われていた標準タイプの絨毯用のキルキット。
歯の部分は鍛冶屋さんで作り、取っ手の木の部分は大工さんだったり、ちょっと器用な旦那さんが奥さんのために手作りする。

結構重さがあるのだけど、絨毯の場合、キリムと違って、一列を一度に詰めていくので、振り落す感じでキルキットを打ち付けていかなければならない。
キリム用の軽い、細いものだと細かい部分には便利だけど、絨毯の場合は一列ごとに揃えて行くので、重量があったほうがいい。
重たいので、慣れない内は手のひらの皮がむけたりする。
皮むけ防止に、自分で取っ手に毛糸で編んだカバーをつけたりする。


振り落すのにもコツがあり、自分の手首を痛めないように、イチ、ニッと振り落し、結び目の上で一度止める。そのリズムを繰り返しながら、詰めていく。
機の経糸の張りがしっかりしていて、慣れてくると「コンコン、コンコン」と、糸が鳴る。
それが村で聞こえてくる、キルキットで横糸を詰めていくときの響きである。


DSCN7151 [1600x1200].JPG


上の絨毯用の金属製キルキットは、アンタルヤのドシュメアルトゥ地方で実際に使われていたもの。
多少、歯が曲がったりしているものもあるけれど、実用には問題なし。
こちらも少しだけど手元にありますので、興味がある方にはお分けしたいと思います。
1点1500円。(送別)


次回は、キリム用の歯が金属製のキルキット。

ところでハサミの「は」は「刃」?。
キルキットの「は」は、櫛と同じ「歯」でいいのでしょうか・・・?


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Last updated  April 15, 2013 12:08:03 AM
March 16, 2013
カテゴリ:カテゴリ未分類

週末に1泊でイスタンブルへ行ってきたが、
2日後、再びイスタンブルへ向かう飛行機に乗った。

今回はイスタンブルとその隣県へのお仕事。
時間の都合上、1日目にイスタンブルまで持ってこなければならなかったので、駆け足でのスケジュール。

ハレムへ向かうフェリーから見たガラタ塔。

DSCN5711 [1600x1200].JPG


ホテルはゴールデンホーン。
適当にきれいで、ゴテゴテ装飾も私好み。
ただしシルケジの。


ホテルの屋上から見える景色は金閣湾を挟んでガラタ塔。


DSCN5720 [1600x1200].JPG


2日目はお昼過ぎのフライトだったので、あまり時間がなかったけど、見たいものは見て、仕事終了。
アンタルヤへ戻って、店に行き、その日の用事をなんとか間に合わせることができた。


まだまだ仕事がひと段落つかず、落ち着かない日々が続いているけど、それも今月いっぱい(だったらいいなあ・・・・)。



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Last updated  March 17, 2013 12:55:08 AM
August 25, 2012
カテゴリ:カテゴリ未分類

TRTラジオに出演してきた。
生放送。

DJのギュルギュンさん、陽気でおおらかな女性。

いきなり(自分の考えていた)予定と違う質問から入られてしまったので、ちょっと戸惑ってしまったけど、なんとか盛り返した。

実はミフリ社長にしては珍しく、話したい内容について、原稿に書いてきた。
ディレクターのネスリハンさんにも褒められた完璧な原稿。


でも、本番じゃ、原稿読むわけじゃないからね。
原稿は書くと頭の中がまとまるから、書くことに意義がある。


なぜアンタルヤか。
日本でのイーネオヤを始めとしたトルコ手工芸紹介に関する活動。
そこから派生したいろいろなこと。
アンタルヤのために考えていること・・・・など。


楽しくおしゃべりさせていただいた。


DSC_0038 [1600x1200].JPG


へへ、病み付きになりそう。
また呼んでくださいね~。


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Last updated  August 25, 2012 08:16:56 PM
April 19, 2012
カテゴリ:カテゴリ未分類
お知らせです。
5月2日発売の「毛糸だま2012年夏号」(日本ヴォーグ社)のワールドニュースのページに、トルコのカード織り「チャルパナ」の記事が掲載されます。

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興味ある方はどうぞご購入の上、ご覧になってください。

同誌に「野中幾美と巡る トルコ・イーネオヤとふれあう旅 9日間」(ユーラシア旅行社)のお知らせも載っています。


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Last updated  April 20, 2012 05:40:54 PM

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