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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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絨毯・キリムの話

June 10, 2020
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カテゴリ:絨毯・キリムの話
一昨年末頃からボチボチ織りを再開したアイシェ。
やっと子育てを終え、夫の定年退職を迎えて、女性としての大きな壁を越えたのかな、と静観して彼女の復活を待っていたが、その後のアイシェはすごいよ。

コロナで会えない時もお友達の絨毯のお手伝いに行っていたり、自分の絨毯も何枚か織り終えていた。

今も1枚織りあげて、経糸が長く残っていたので、それでもう1枚、小さめの絨毯を織っているところだった。

織りを撮らせてもらうついでに、絨毯の結び目の方法をゆっくり実演してもらった。
いつも図で説明していたけど、映像で見るとわかりやすいかな。




簡単なようだけど、コツを掴んで、あのスピードで正確に織ることができるようになるまでは何年も何十年もかかるわけだね。アイシェは今年で53歳、絨毯を織り始めたのが8歳だから45年も織っている計算だ。

家にあるアイシェやアイシェのお母さん、妹さんが織った絨毯を数えてみた。
4平方メートル以上の大きいものから座布団サイズの小さいものまで全部で約50枚あった。
1年に5~10枚織っていたとして45年間で少なくとも200~300枚以上は織っていることになる。
過去に子供の学費や家の増築、電化製品の買い替えなどで売ってお金に換えているものがあるから、少なくなっているのは仕方がないのだけれど、現在の枚数が思ったより少なくて驚いた。
織っていない時期があったからなんだろうけど、これからもいくら織り続けても、本人が言うように今までのペースでは織れないだろう。

つまりアイシェの絨毯を手に入れるチャンスというのは、永久にあるものではないし、想像よりもずっと少ないのだな、いつか、そのうちにと思っていたらなくなっちゃうのかな・・・とか考えてしまった。

とりあえず、アイシェは元気に絨毯を織っていました。
その様子はこちらからご覧いただけます。
トルコのダブルノット式の結び方もゆっくりやってもらっています。
参考にしてください。

↓↓↓↓↓
アイシェ絨毯を織る

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YouTubeのikumi nonakaチャンネルでプレミア配信のお知らせ。




本当だったら今ごろトルコ東部の町エラズーにイーネオヤ修行に行っていたところ。
その代わりと言ってはなんですが、近日中にエラズーのシルク糸で作られた伝統的なイーネオヤのスカーフのモチーフ名をYouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルでプレミア配信して解説します。
一緒にオヤモチーフ名とトルコ語のお勉強しましょう。
モチーフ名が多種多様ですので数回に分けての配信になる可能性があります。
お見逃しのないようにチャンネル登録の上、ベルのマークをクリックして通知をオンしておくと、配信の際にお知らせがいきます。
有料勉強会の内容を無料で配信しています。見なきゃ損々!

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YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。
トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。
新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤
↓↓↓↓↓
ikumi nonaka

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Last updated  June 10, 2020 09:40:20 PM


January 28, 2020
カテゴリ:絨毯・キリムの話
Youtubeの「ikumi nonaka」チャンネル、ご覧いただけましたでしょうか。
最新ではドシェメアルトゥ絨毯を織るための糸紡ぎの準備「ブルマ作り」の様子を載せています。
次回はトルコ式スピンドルと使って糸を紡ぐ様子をご紹介したいと思っています。




さて、映像をご覧になっていただいたという前提で…手織り絨毯のウール糸が、このように全部手で紡いでいるかと言うと、そういうわけではありません。
1970年ごろに糸紡ぎが機械(モーターを回して)でできるようになってからは、手間暇かかる手紡ぎをしなくてもウール糸が安価で手に入るようになり、村の女性たちは自然とそちらを使用するようになりました。
もちろんそれ以前は手で紡ぐしか方法がなかったので手で紡いでいましたが、糸を購入するための支払いができない人や手紡ぎ糸にこだわる人以外は、市場に糸が出回ると業者を経て、機械紡ぎの糸を手にすることになります。

機械紡ぎの糸はカンガル糸と呼ばれ、現在でも主流です。
織り手にとってはほぼ均一に紡がれたカンガル糸の方が扱いやすいと考える人もいますし、販売価格に影響しますので手で紡いだ糸にこだわる必要はないという考えがあるのも事実です。
また糸を均一に細く綺麗に紡げる現役世代がほとんどいないという深刻な事情もあります。




機械で紡がれた糸と手で紡いだ糸の違いは糸の密度、機械油混入の有無、強度、汚れの付着の有無などの差です。
さらに手で紡いだ糸の最大の特徴は、使えば使うほど糸に光沢が出てくるということ。

ドシェメアルトゥ絨毯にももちろんある年代以降は機械紡ぎのウール糸が入ってきています。
私、個人的には染めや織る手間が同じなんだから、後世に残せる価値を持つように、いい糸使えばよかったのになあ・・・と思うのですが、使っている本人たちは当時はその意識や違いを認識していなかったということなのでしょう。
特に商業ベースに乗った製作だとこだわらなかったのかもしれません。業者に与えられた糸を使うのですから、大切に持っていた手紡ぎの糸をわざわざ持ち出してくることはないですよね。

でもキリマン糸だから良くて、カンガル糸だから悪いという話ではありません。
時代で使われるものが変わっていくことは自然の流れですし、最近のカンガル糸は改良されて扱いやすくなっています。
ですから糸の違いはその時代を反映しているのだと理解することができます。

ここ40-50年間のものであれば、機械紡ぎの糸が普通ですので、そこに手で紡がれたキリマン糸の織物があればラッキー、ですね。

これはラッキーのひとつ。
ドシェメアルトゥ絨毯のアクレップルというモデルの一品です。




真ん中のインベーダーのようなモチーフがアクレップ、つまりサソリです。
最近、手に入れたものですが、40-50年前に作られた貴重なキリマン糸の絨毯です。

サイズは182×125cm。

Youtube の「ikumi nonaka」チャンネルでは、今後、羊の毛刈りから始まって、糸紡ぎ、染色、織りなどを含めて、これらドシェメアルトゥ絨毯ができるまでの一つ一つの行程をご紹介していく予定です。

その前にドシェメアルトゥ絨毯に関するもっともっと素敵な映像がご覧になれます。
お席が少なくなってきていますので、気になる方はぜひチェックしてください。
↓↓↓↓↓
それは映像作家、内田英恵氏の新作上映会です。

「絨毯の成る果樹の庭先 ートルコ ある村の手仕事― 」
日時:2月29日(土)①13:00〜14:00(残席僅か)、②15:00~16:00(満席)
   3月1日(日)③13:00〜14:00、④15:00~16:00
参加費:1200円+税
定員:各10名さま
会場 Bahar(バハール)
東京都江東区平野1-9-7 fukadaso 203
tel.03-3630-3670

詳細、お申込みはバハールさんのサイトをご覧ください。 ⇒ お申込み


昨年WOWOWで放送されたドキュメンタリー番組「世界は布思議~布のおはなし~」シリーズ。
これらは映像作家の内田英恵氏が手掛けた作品で
「遊牧民族カザフ、愛のトゥスキーズ」「ポーランド、ヤノフ村のタペストリー」「東アフリカ、語る布カンガの旅」「インド、バクルーのブロックプリント」をご覧になった方も多いかと思います。

私もとても楽しみにしています。
また上映会の合間の2月29日(土)14:00-15:00、3月1日(日)14:00-15:00には6月2日~に予定している「アイシェと一緒に村で絨毯を織ろうプロジェクト」の説明会も行います。
こちらは無料です。上映会のお申込みの際に備考欄に説明会参加希望とご記入ください。


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Youtubeにチャンネルを開設しました。まだ日も浅く、不慣れですが、ぜひ応援してください。
新作がUPした際には通知が行くように、チャンネル登録もお願いします❤
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Last updated  January 28, 2020 10:16:29 PM
November 1, 2019
カテゴリ:絨毯・キリムの話
10月に清澄白河のバハールさんで開催された「トルコ 村の女性が織り伝える絨毯とキリム」展のDMの写真は、実はアイシェとアイシェが夏に織ったドシェメアルトゥ絨毯です。




ミフラップル、またはジャミイリと呼ばれるドシェメアルトゥ絨毯のモデルの1つです。

アイシェがキリマンという十字のスピンドルを使って手で紡いだウール糸を、村で自分たちで草木染めしたものを使って織ったものです。
表面の結び糸はもちろん、経糸も手で紡がれた糸が使われています。

この手で紡がれた糸は使われる道具から「キリマン糸」と呼ばれます。
キリマン糸の特徴は密度が高く、丈夫で長持ち、汚れを吸収しにくいこと、そして使えば使うほど(踏めば踏むほど)表面の糸が艶々と光沢が出てきます。

40~50年前からは機械で紡がれた安価なウール糸が出回るようになり、わざわざキリマンで紡ぐ人もほとんどいなくなりましたが、アイシェは経糸を他所から購入せず、自分や妹が過去に作り溜めたキリマン糸を使っています。

そんな絨毯の糸質にこだわる愛好家にはたまらない、アイシェの絨毯。
DMの現物である最新作がお家の居間に敷いてありました。




踏み心地最高です。

いったいアイシェの絨毯でどんな感じなのかしら? と興味がある方がいらっしゃいましたら、バハールさんにお問合せください。
実はバハールさんに5月にアイシェが2年ぶりに機から降ろした同質の姉妹絨毯があります。
店主様の個人の持ち物ですが、事前にご連絡の上、営業日時などを確認されて、ぜひ踏み心地を試してみてください。




バハールさんの絨毯も、通常、業者が仕上げで行う産毛処理などを一切していません。
村のお家の絨毯がそうであるように、自分で使いながら絨毯を少しずつ仕上げて行くようになっています。

足で踏みつけて、お尻でこすって、
何か月~何年か後にはツヤツヤ、ピカピカの毛に変わっていく楽しみが味わえます。
サイズはフリンジを除いて約197×83cmです。

さらっと流してしまいましたが、この世の中にたくさんの絨毯があって、もちろんたくさんの織物をお持ちの方がいると思いますが、新古問わず、どの村でどんな人がどんな環境下で、いつ作ったのか・・・それらが全部わかる絨毯ってすごいと思いませんか?
しかも昔と同じキリマン糸で草木染め、伝統の柄です。


現在進行中のinstagramtwitterなどの「アイシェと絨毯を織ろう」をご覧になって、アイシェと絨毯を織ってみたくなった方も、ぜひバハールさんにお問合せくださいね。

さて、昨日は1日かけて経糸を機にセットしました。
普通のセットではこんなに時間がかからないのですが、アイシェのこだわりの細部を見てしまいました。

そんなわけで草木染めにまで手が届かず、翌日に持ち越し。
材料、道具は揃えてありますので、今日は朝から取り掛かる予定です。

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赤字覚悟の処分市ですのでぜひご覧くださいね。
ふわふわストール、バスクのトートバック、モンペパンツ、トルコの女性作家さんたちの作品など、そしてシャフメラングッズもまだまだ選べます。
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Last updated  November 1, 2019 07:12:37 AM
October 31, 2019
カテゴリ:絨毯・キリムの話
アイシェとドシェメアルトゥ絨毯の記録を残すために、村に通い中。
今日で3日目になります。

アイシェの普段の生活の中での、絨毯織りの様子を追いながら、絨毯が出来上がるまでの行程を1つ1つ撮影しています。
アイシェは53歳。
この村に残る3人の織り手の一人です。
村には後継者はいません。

村の伝統の絨毯織り・・・と言っても織るだけの話ではありません。
羊の毛を紡ぎ、糸を撚り、村の周辺で草木を集め、それらで糸を染め、機に経糸をかけ、組み、そこから織ることが始まります。
織りは材料、道具が整った上での最後の過程です。

(エゼンテレ見ぃ~つけた。これでウール糸を黄色に染めます)


女性たちは母親、祖母、叔母、姉妹から教えられた伝統をそのまま引き継ぎ、今日まで続けてきました。
学校で教わったのでも、ワークショップに参加したわけでも、参考資料となる本があったわけでもありません。
見聞きしたまま、g、cmといった分量やサイズの単位も知りません・・・というより、必要ではありませんでした。

全てひとつひとつが手間のかかる、ともすればもっと他の簡単な方法や道具があるのじゃないか・・・と余計な口をはさみそうになることもありますが、そういうことも含めて、これが彼女たちの村の文化です。
私たちが彼女たちから教わることはたくさんありますが、逆に私たちが彼女たちに教えられることは何ひとつないのだといつも感じます。

日本で、もしくは世界の知識や常識はここでは無用の長物です。
村には村のやり方があり、呼称があり、考え方があります。
それらを尊重したいと思っています。

昨日は遅くまで草木を探して山歩きした上に、糸張りをしましたので身体ガタガタです。
本日は機への経糸のセットからスタートします。
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Last updated  October 31, 2019 02:17:38 PM
December 16, 2018
カテゴリ:絨毯・キリムの話
「ミフラップ」より「ミフラーブ」の方が通じるかな?

モスク(ジャミィ)の中にあるメッカ(メッケ)のカーバ(キャーべ)神殿の報告を示すキブラ(クブレ)壁のロケット型の先の尖がった窪みを指す。
※( )内はトルコ語の音をカタカナ表記したもの。

トルコ語では「ミフラップ」と言うので私はそのまま使っていたけど、一般的には使わないようですね。私はトルコに来るまで「ミフラーブ」という言葉も知りませんでした。トルコで「ミフラップ」として覚えたからミフラップなんですけど・・・。
どうりで「ミフラップ」で検索すると、私の過去ブログかサイトがゾロゾロと出てくるわけです。

過去ブログにもちょこちょこ載せていますが、基本的に絨毯は家での使用以外では自分用に分けないのですけれど、ミフラップのある絨毯はデザインが面白いので集めています。
お祈り用に使われる目的のものなので一人で畳んで運べる小ぶりサイズなのも気に入っています。




天井からランプが下がったモスクの内部を表したもの。
先の尖がったミフラップの中に生命の樹があったり、無地だったり、いろいろありますが、ミフラップモチーフのものではこのタイプもよく見ます。
カンディル・ゲジェシという宗教上の特別な日がありますが、カンディルはカンテラのことで、手提げランプを意味しますが、その下に人が集まりホジャ(イスラムのお坊さん?)のお説教を聞いたりしたことからカンテラやランプ自体に宗教的な意味が含まれているのだと思います。




こちらは昔の墓石を象ったモチーフ。ロケット型の上に頭のような丸みのあるモチーフがついているものです。
モスクに隣接している墓地に行くとこのタイプの墓石を見ることができます。




これはメッカ巡礼のカーバ神殿だろうと思います。




これは上が二分離されていて左側にカーバ神殿、右側はなんでしょうね。
いずれも宗教的な意味を持つモチーフでしょう。

ミフラップのある絨毯はお祈り用に使われるものとして作られました。
ミフラップの先の方をメッカ方向に向けて敷き、足を下の方、頭がちょうど中央から少し上になるように着けます。
そのせいでしょう。
古い使用されただろうミフラップの絨毯を見ると、足の置き場と、額が着く辺りの起毛が摩耗によりなくなっていることがあります。

ミフラップは方向を示すものであって、それ自体は神格化されたものではないので踏んでもいいわけですね。古くはモスクに寄進され、中にミフラップのある絨毯が敷き詰められていることもありました。
ただ生活空間での普段使いの敷きっぱなしの絨毯ではなく、家庭ではお祈りの時のみに使われたのだと想想像します。自分の額を着ける場所ですから多数の人の足で踏まれたところはいくら清潔にしていても限界があります。絨毯の場合は丸めてしまっておきますが、キリムには横に輪っかになった引っ掛ける場所がついていて、お祈りに使ったあとは壁の高い位置にある釘などに掛けておいたのでしょう。

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Last updated  December 16, 2018 11:50:10 PM
December 12, 2018
カテゴリ:絨毯・キリムの話
「ドラゴンとフェニックス」と書こうか、はたまた「龍と火の鳥」か。
でトルコ語の「エジデルハーとアンカクシュ」にした。

なんの話かと言うと、最近、在庫の絨毯の整理をしているのだけれど地元柄「ドシェメアルトゥ」の絨毯がないないと思っていたら大小合わせて20点ほど出てきた。




ドシェメアルトゥは私が暮らすアンタルヤの中心地から北に約40kmの高台にある地区で、「舗装路」を意味する地名だけれど、その昔ローマ時代に山間に石で道が造られたことから。その石畳はブルドゥルーウスパルタへと現在もなお「古代の道」として残っています。




ブログに時々登場する20年来の友人アイシェの暮らす村もドシェメアルトゥ地区のひとつです。
アイシェと一緒にアンタルヤ商工会議所のPR動画でも絨毯を織りました。
日本からの糸紡ぎ、草木染め、絨毯織り研修などでも村生活体験と共にお世話になっています。

ドシェメアルトゥの絨毯は中央部のデザインにいくつかパターンがあるものの、ボーダーはほぼ同じ、使われているモチーフもほぼ同じ、色遣いもほぼ同じです。
色遣いに関しては村で採れる植物に由来するからあり得る話なんだけど、例外のデザインがほとんどないというのが特徴的で面白い。

話によるとドシェメアルトゥ絨毯は ハヤットアージュ(生命の樹)があり、エジデルハー(ドラゴン)とアンカクシュ(フェニックス)の闘いが描かれているそうです。
中央のデザインが異なるものもあるので全部ではないですが、マダリオン型でないものは該当します。それはいずれも生命や長寿を意味するもので、遊牧民として移動し、最終的にこの地に定住した彼らが旅の途中で取り込んできたものなのでしょう。

で、タイトルにエジデルハーとアンカクシュの死闘の物語・・・って書いたにも関わらず、話はその部分じゃなくてボーダーの話なんですが・・・大笑い大笑い大笑い

20年前から村に通って一緒に絨毯織ったり、見たりしていますので知っているつもりだったモチーフのひとつが「あれっ? コレなんだったけ?」と思うものがあったので、忘れないうちにココに書いておこうと思います。




中央の赤と青のモチーフは「デべ」こと「ラクダ」。形からもわかりやすいですが、これは彼らが遊牧民であったことを主張したもの。




5つ菱形っぽい丸が並んだモチーフの間に星型のあるボーダー部分。これはたいていのドシュメアルトゥ絨毯で見られるものですが、全く同じモチーフがベルガマの絨毯にもあります。
人によっては「ベシ・タシュ」、つまり5つの石という誰もが知っている石を投げる子供の遊びを意味します。
星のモチーフは「ザックム」で「キョウチクトウ」の花だそうです。人によってはベシ・タシュと合わせて「ザックム」と言います。




これが思い出せなくて「う~ん」ってなってしまったモチーフですが、触覚のある蝶にも見えるし、地面から出てくる何か・・・だったような気もする。アイシェは何て言ってたかな・・・・。ってもう20年前に聞いてメモしただけのことを思い出そうと頑張りました。
「コジャス」のモチーフ。直訳すると巨大な水ですが、水の湧いているところ、泉などのことです。言われると確かにドシュメアルトゥは水を蓄えた西トロス系山脈の山裾にあり、村のあちらこちらから水が湧きだしています。時期にもよりますが水量も半端ではありません。
噴き出している水って思うとそれにしか見えなくなるので不思議ですねえ。

ということでエジデルハー(ドラゴン)とアンカクシュ(フェニックス)とハヤットアージュ(生命の樹)の話はまた次回~!!

ドシェメアルトゥの絨毯を始め、在庫のオールド絨毯を放出中。
大きめのウールの手織り絨毯がびっくり価格です。
糸紡ぎ、染め、織り、仕上げの過程、それに費やす労力と歳月を知っている立場からすると、いくら日本に比べて物価の安いトルコとは言え、本当に申し訳ない価格ですが、仕舞っておいても仕方がない。興味ある方、使っていただける方にどんどんお譲りしていきたいと思っています。

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Last updated  December 12, 2018 10:58:52 PM
November 16, 2018
カテゴリ:絨毯・キリムの話
トルコの東部にシールトという県があります。
主にそこの伝統で、嫁入り持参品の必需品「シールト・バッターニエ」というものがあります。




バッターニエは「毛布」を意味するトルコ語。
ウールやゴートのナチュラル毛で手織りした織物のことです。
東部ではこれを今でも毛布代わりに使用するそうです。
サイズがちょうどシングル、ダブルの毛布サイズ。
横糸は100%ウールですから、それは温かいことでしょう。

小さいサイズのものはミフラップモチーフになっていて、お祈りのときのナマズルックとして使われたようです。



さて、シールトバッタニエは水平機でメキッキを使って織ります。
女性の織り手ももしかしたらいるかもしれませんが、基本的に男性の仕事です。

元々、トルコの織物で、絨毯やキリムは女性の仕事、布やシールトバッターニエなどは男性の職人さんの仕事・・・というのが定番です。

シールト・バッターニエの特徴のひとつに、染めをしていないナチュラル毛の糸を使うというのがありますが、もうひとつに起毛させることでモチーフを描く・・・・というのがあります。




この画像でわかるかな?

白い部分に毛の方向があって、それが連続の菱形モチーフになっています。
これは織りながら、ブラシ、または鉄の櫛を使って毛の方向をつけていくからできること。
そのため、通常は糸はポアポアと長い毛が出ているものを使います。

ただし、クリーニングに出してしまうとこのモチーフも自然と消えてしまいますから、クリーニング前の新品の証です。



・・・とここまで読んで、なんか前にも同じ内容のブログを見たことあるな・・・と思った方は大正解。以前暑くなった頃に書いたブログ、季節感ないのもいいところでしたが、今回はちゃんと季節を考えて出してみました。

ナチュラルウールのシンプルなトルコ東部の織物です。
敷いてもよし、掛けてもよし。
今回とってもお安くしていますので、加工用に使ってもいいぐらいの値段です。

ミフリ社長・・・4年半後の年金退職に向けて、ぼちぼち店仕舞いを考えています。
膨大な在庫をただ持っていても仕方がありませんので、なんでも大特価です。
興味のある方、使ってくれる方にお譲りしたいと思います。
お買い物は以下のリンクからお入りください。
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Last updated  November 16, 2018 07:36:07 PM
May 29, 2018
カテゴリ:絨毯・キリムの話
トルコの東部にシールトという県があります。
主にそこの伝統で、嫁入り持参品の必需品「シールト・バッターニエ」というものがあります。




バッターニエは「毛布」を意味するトルコ語。
ウールやゴートのナチュラル毛で手織りした織物のことです。
東部ではこれを今でも毛布代わりに使用するそうです。
サイズがちょうどシングル、ダブルの毛布サイズ。
横糸は100%ウールですから、それは温かいことでしょう。

小さいサイズのものはミフラップモチーフになっていて、お祈りのときのナマズルックとして使われたようです。





さて、シールトバッタニエは水平機でメキッキを使って織ります。
女性の織り手ももしかしたらいるかもしれませんが、基本的に男性の仕事です。

元々、トルコの織物で、絨毯やキリムは女性の仕事、布やシールトバッターニエなどは男性の職人さんの仕事・・・というのが定番です。

シールト・バッターニエの特徴のひとつに、染めをしていないナチュラル毛の糸を使うというのがありますが、もうひとつに起毛させることでモチーフを描く・・・・というのがあります。




この画像でわかるかな?

白い部分に毛の方向があって、それが連続の菱形モチーフになっています。
これは織りながら、ブラシ、または鉄の櫛を使って毛の方向をつけていくからできること。
そのため、通常は糸はポアポアと長い毛が出ているものを使います。

ただし、クリーニングに出してしまうとこのモチーフも自然と消えてしまいますから、クリーニング前の新品の証です。




なぜか毎年、暑くなり始めると、絨毯とかキリムとか靴下とかウールものを出したがるミフリ社長ですが、本来は逆ですよね。
寒くなり始めたころにご紹介するべきでした。

わかっちゃいるけど、いいものはいい・・・だけで、商売に戦略がないのが明らか。

在庫にあるのに、ショッピングサイトにシールト・バッタニエを載せたわけでもないのです。
(今から頑張って載せよう・・・・・。)
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さて、イーネオヤツアー、旅行会社からの催行決定の連絡待ち状態です。
さらにさらに濃厚に行きたいと思います。
今から楽しみです。参加される方は楽しみにしていてください。

7月5日(木)出発ー7月11日(水)帰国
…*◆《初級編》トルコの伝統手工芸「オヤ」の心に触れる旅◆*…【トルコ在住20年以上・オヤに精通した野中幾美さん同行】 タウシャンルゆったり2連泊でオヤ三昧&作り手と交流する4泊7日間【成田夜発/ターキッシュ エアラインズ利用】
(上のタイトルをクリックすると旅工房さんのお問合せ・お申込みページに飛びます)

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Last updated  May 29, 2018 12:10:10 AM
August 8, 2017
カテゴリ:絨毯・キリムの話
5泊6日の村に滞在しながらの絨毯織り修行でした。
この短期間で基本の全行程を体験してもらうべき、いろいろ考えながら、臨んだわけですが、スケジュールは途中、時間の都合上、端折りながらもなんとか消化でき、二人の絨毯がみごとに完成したことをうれしく思っています。




過去にも日本の友人・知人に、アイシェや他の村などで絨毯織りを習ったり、村生活を経験してもらう機会がありましたが、特に謝礼を求められることもなく、いずれもご当人とご家族の好意によって実現してきたものです。

彼女たちの生活は私たち日本人の基準から考えると、みなさんが想像されているより経済的には厳しいです。
日本の一般家庭で、外国人のお客様をお迎えするのとわけが違います。
それでもお客さんを迎えるための精一杯をいつもしてくれます。
自分の庭で果実を採り、ご近所さんの畑から野菜を分けてもらい、それを手間暇かけて丁寧に調理して食卓に並べます。
お客さん専用の立派なお布団はありません。
でも自分が織った絨毯を底冷えしないようにタイルの上に敷き、その上に干したお布団と洗濯したてのシーツを掛け、パジャマの心配までしてくれます。

お腹は空いていないか、喉が渇いていないか、日本の家族が恋しくないのか・・・・。
そんなことにまでに気を遣ってくれます。

今年はたまたま草木染めをする機会がありましたが、前回はもう何年も前の話で、それも私と一緒に行ったのが最後だったそうです。

スタンダードに絨毯市場が開かれていて、アイシェの収入になる絨毯織りの仕事があるうちは、草木染めも糸撚りも織りもタイミングさえあえば見ることができましたが、残念ながら全行程を見ることができるのは、おそらく今回が最後の機会・・・。

今後もアイシェの体調とやる気さえあれば、絨毯織りの体験は可能だと思います。
ただこれからはアイシェの日常の中の出来事ではなく、わざわざやってもらう作業になりますので、それなりの対価は当然ですが支払っていなかきゃいけないとも思っています。
今まで長年の友人という立場で好意に甘えてきましたが、彼女の立場になって考えたときに、若いころならまだしも、今の年齢でこれらの作業をしてもらうことがいかに大変か私自身が身を持って感じます。

見えないものに代金を支払うというのに抵抗がある場合もあるかと思いますが、その人の長年培ってきた経験や知識は「無料」で提供してもらえて当然・・・ではありません。
その人の大切な時間を使い、その人がそれこそ膨大な時間とお金を使って得てきた経験と情報を提供してもらうのですから。

私は手工芸を通して、各地のたくさんのトルコの人たちと接する機会を持ち、またトルコの人たちの優しさや純粋さに、本当に助けられてきています。
私自身には大きな力も背景もありません。
彼女たちの伝統に基づく手工芸や生活文化を日本や外国、トルコの他の地域に直接的または間接的にでも地道に紹介していくことぐらいしかできませんが、少しでも関心を持ってくれる人が増えることを願っています。

さて、やっと楽しかったオヤツアーのご紹介ができるかと思いきや、タウシャンルでのイーネオヤ修行旅がスタートします。
出発までに頑張って予約投稿していきますので、お楽しみにしていてください。

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Last updated  August 8, 2017 07:00:06 PM
August 7, 2017
カテゴリ:絨毯・キリムの話
糸を紡ぐことから始まって、植物採集、草木染め、経糸を張る・・・・もちろん今回の滞在期間だけでは全行程を熟すことはできませんので、一部は省略していますが、それでも織りが始まるまでの下準備が長かったです。
「絨毯を織る」とか「イーネオヤを編む」と言うことは、ただその作業だけではなく、以前の準備の行程も含めて意味することだというのがよくわかるかと思います。




今回修行の二人がチャレンジしたのはドシェメアルトゥ独特のモチーフを使ったミニ絨毯。
残り2日しかありませんでしたので、その期間に終わるものを・・・と考えました。

2日と言っても、40度近い暑いアンタルヤで、日中は食事の支度を手伝ったり、村の女性たちのお茶会があったり、アイシェが夫婦喧嘩していたり、なかなか集中できなかったそうですが、それも村ならではの絨毯織りの経験です。
村の女性たちは昔から、生活の中で、家事、子育て、農作業、ご近所付き合いなどをしながら、その合間合間に手を動かしていたのですから。



それでも頑張って素敵で可愛らしいドシェメアルトゥ絨毯を完成させることができました。
完成作品はご本人のブログや何かの機会に見せてもらってくださいね。

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