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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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イ―ネオヤ、その他のオヤ

November 8, 2021
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昔のコットン時代のヤズマ(オヤのスカーフ)を集めて持っています。
ブロックプリントのものから、その後のシルクスクリーンや初期の機械プリントのものなど、現行品と違う面白さがあります。

ヤズマの使い道ってオリジナル通りオヤを付けるぐらいしか思いつかなかったのですが、こんな使い方も素敵ですね。プレセントでいただきました。



トルコ人のオヤ作家の女性が作ったイーネオヤブローチと入れ物である巾着袋。
レトロなヤズマをミシンで簡単に塗って袋にしただけですがとっても可愛らしいです。

生地としてみたら他にもいろんな使い方がありそうです。
トルコのハンドメイド市などでよくみかけるのが、このヤズマを古布として捻じった上にイーネオヤや石、メタルなどいろんなパーツを付けてネックレスにしたり、ブラウスの一部に使ったり。
フワフワのやわらかい感触をうまく活かしています。



これらのヤズマは1960-80年頃のものが中心です。
ハンドプリントから現行品に移行する過程で生まれ、消えていったもの。
現在は生産もされていなければ販売もされていません。
あったとしても地方の古くから営業している手芸屋さんの倉庫の片隅で見つかることがあるかなあ・・・ぐらいだと思います。
今、私が持っているヤズマたちは村の民家から出てきたものです。
でも各家庭で余分に買っていたものがそんなにあるわけではありませんので、1点、2点と少しずつしか状態の良いものは出てきません。

ざっと見てシミや汚れのない未使用品を分けました。
今のところ画像の他にも約100点あります。

次はいつ見つかるかわからないものです。
もし興味がある方がいらっしゃいましたらまとめてお譲りいたしますのでご連絡ください。
1点ずつはショッピングサイトの方でも販売しております。
↓↓↓↓↓
ヴィンテージのコットンヤズマ

まとめた場合は価格はずっと下がります。

ヴィンテージのヤズマの素敵な使い方、ぜひみなさまにも試していただきたく思いました。

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Last updated  November 8, 2021 07:34:09 PM


November 5, 2021
ナウルハンの伝統的なイーネオヤと言うと、土台の部分にトゥー(かぎ針)で、アイスの棒やUピンを使って作られたループがあり、そこにトゥーで茎を作りイーネオヤを付ける形態が定番である。



このループを作る理由はオヤスカーフをより華やかにボリューミィーに見せることが目的であるというのは理解できる。
でも土台の部分のみかぎ針で作られることに長い間疑問を持っていた。
イーネオヤを作る地域でなぜ、トゥーオヤとイーネオヤが同じヤズマの上で共存したのか。それならなぜオヤ部分もトゥーで作らなかったのか・・・。

もちろん土台部分だけでもトゥーで作った方が効率がいいのはわかる。
多少の時短になる。
土台はトゥーで、でもモチーフはイーネオヤって・・・。

この地域でオヤスカーフが作られた頃から、この形だったのか。
でも他に例を見ないし・・・と思っていたところに、ナウルハン出身・在住の高齢の女性が手放したチェイズのオヤスカーフの中にこんなものがあった。



イーネオヤで作られた土台。
ハシゴ状のトラブザンと呼ばれるブレードの上に三角が続いてオヤのモチーフがある。

ナウルハンのトゥーのブレードにも大きく2種類あって、一枚目のようにループ1~3つを束ねてイーネでまとめたもの、もしくは下の画像のループを連続させるように上部をイーネで繋げていくもの。



このトゥーオヤで作られる後者のタイプが、イーネオヤの土台から派生したものだとしたら・・・という可能性が頭に浮かんだ。

というのも同じ女性から譲り受けた古いイーネオヤスカーフの1点に、トゥーで作った土台だけれども丈が極端に短いものがある。
これが途中過程だとしたら、うまくつながる。

全てイーネオヤでやっていたものが、かぎ針のトゥーで作られるようになった・・・十分ありえる話である。
ただイーネオヤの土台の見本がまだこれ1点しか見ていないので確かなことは言えない。
今後出てくるかもしれない古いナウルハンのイーネオヤに同じものがあったら、これは確実なものになりえる。



本当のことを言うと土台部分がイーネだというのは写真を撮るまで気がつかなかった。
さらに言えば、このブレードはこのヤズマ(キャートヤズマと呼ばれる極薄のハンドプリントもの)のサイズに足りていない。
つまりもっと小さなサイズ、例えばシルクのスカーフから付け替えられたものだと想像できる。

となると時代も古いものだと思われるので、ナウルハンの独特の形態のイーネオヤの始まりはここからだったのかもしれないという新たな発見になる。

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Last updated  November 5, 2021 10:20:56 PM
October 29, 2021
地中海地方ウスパルタのウルボルルに「チェキオヤ」と呼ばれるオヤがある。

オヤはトゥーオヤであるが、ヤズマに付けられたオヤの形態のこと。
チェキとはオヤがあってもなくてもヤズマを指す言葉なんだそうである。



つまりヤズマ=チェキ。
その前にヤズマってなんだ? って思う方へ。
ヤズマはモチーフのあるスカーフのこと。
例として上の画像にあるもの。

ウルボルルはよほどトルコの都市名に詳しくないと聞かない地名だと思う。
それでもアポロニア都市遺跡がある町として、またサクランボで有名な土地として知られている。

オヤにもサクランボをモチーフにしたものもある。
またウスパルタ県であるし、ダマスクローズが咲く湖畔にも近いのでもちろんバラのモチーフも好まれて作られる。

ウルボルルの女性たちが作ったチェキオヤは即完売してしまったけれど、ウルボルルがどんなところかな? と思ったら、こちらの動画をぜひご覧ください。

↓↓↓↓↓
ウスパルタのウルボルルに残るアポロニア古代都市遺跡

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Last updated  October 29, 2021 03:10:20 AM
September 29, 2021
先日、古くからお付き合いのあるナウルハン出身の女性がイーネオヤのコレクションの一部を手放すと聞いて、全部譲ってもらった。
彼女はもう何十年も前から自分用に伝統的なイーネオヤスカーフを集めていただけあって、今では見ることもなくなったナウルハン本来の本物のシルク糸で作られた古いモチーフのものたちがたくさんあった。しかも大切に保管してきたので状態がどれも素晴らしい。



これらを今、手に入れようとすると、もし作れる人がいたとして新しく作ってもらった場合は現在の時間給から計算するのでかなりお高くなる。ましてやこれら同等のレベルとコンディションで古いオリジナル品を見つけるのはもはや不可能に近い。ラッキーだったと言える。


(トウモロコシ)

そして改めて見ると、名前だけは聞いていたけど初めて見たものや、既に持ってはいるもののさらに古く美しかったり、色味の良いものなどがあって、見入ってしまった。
さらに拡大して写真を撮ったりしていると新たな発見もあり、ナウルハン、いままで重視しないでごめんね。と思ってしまうほどだった。

古いちゃんとしたものは素晴らしいの一言につきる。
これだからやめられない、とまらない。

そしてナウルハンのオヤの特徴としてモチーフ名がはっきりしていて、なかなか面白い。


(魚の骨)



(割れたコーヒー豆)



(サクランボ)



(イチゴ)



(レモン)



(トウガラシ)

ムドゥルヌでもほぼ同じようなモチーフのスカーフが出るのでごっちゃになりがちだけど、今回は出所がわかっているナウルハンのオリジナルものばかり。
今後、ナウルハンに関してはこれだけの素晴らしいお手本を見る機会はそうそうないと思う。

今週の土曜日20時からオヤマニアの会のzoom井戸端会議でこれらを含むナウルハンの伝統的なモチーフのオヤスカーフをモチーフ名付きでご紹介する。
一部、希望される方にはお手頃なものからコレクションピースまで販売もあり。
興味のある人にぜひご覧いただきたい。



参加費は無料、申し込みが必要。
申し込みはオヤマニアの会さんのinstgramのDMまで。お名前とzoomに表示されるアカウント名を連絡してください。 ⇒ オヤマニアの会

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Last updated  September 29, 2021 05:15:04 PM
September 28, 2021
土曜日に開催されたお話会「ブルサの小さな村々を訪ねて~イーネオヤの伝え話」。
私の事情で1か月延期になっていたにも関わらず、お待ちくださった参加者のみなさま、主催のオヤマニアの会さん、大変ありがとうございました。
本当にみなさまの優しさに支えられています。

今回のお話会では1時間で5つの村のイーネオヤにまつわるお話をお伝えする予定でしたが、1つ目のデミルウシュック村で既に30分が経過し、さらに突っ込んでお話したいこともありましたが先を急ぎ、でもそれぞれの村のイーネオヤも風習も面白く、結果30分延長して終了することになりました。

私たちは運良く、いままでたくさんの古い伝統的なオヤを見たり、手にする機会には恵まれてきましたが、今となってはそれらがどんなに貴重であったかを改めて知り、あれはいったい何だったんだろうと思うことなども、こういう機会を通じて少しずつ紐解かれていく気がします。
まだまだ知らないことがたくさんあります。
誰にも伝えられないまま消えてしまうお話もきっと中にはあることでしょう。
60-70歳の女性たちがお母さんやおばあさんから聞いたり見たりして記憶にある話を聞く、最後のチャンスなんだと思うと、気持ちは焦ります。

人生は短いし、自分は一人しかいない。
なんとももどかしいですが、好奇心というか、興味の扉が開きっぱなしです。

さて、お話会の中で披露した内容のひとつに「トウガラシのオヤ」についてがありました。



トウガラシのオヤはみなさまもご存知のように、厳しいお姑さんに対して「辛い」気持ちを表現するものだと各地で一般的に言われています。
縁起の良いものではありませんので嫁入り持参品には用意することなく、結婚後、そういうことになった時にお姑さんに対する怒りや恨みを込めながらオヤスカーフを編んでいるうちに、時間が経過することにより、その気持ちも自然と消えて行くものだと思っていました。

ところが今回の取材で嫁入り持参品になくてはならないオヤのモチーフの話になった時、ある村でカディフェオヤ、クユムジュカフェシ、そしてトウガラシの意味であるビベルオヤという答えが返ってきました。

嫁入り持参品には入れないって他のたいていの村では言っていたけど・・・と驚くと、ここの村はトウガラシのオヤは嫁入りの必需品だったんだよ・・・と。

トウガラシはカライことから辛さを表現するものだとばかり思っていましたが、別のめでたい意味でもあるのかなと考えていましたが、そうではなかったようです。

トウガラシのオヤを身に付ける意味は2通りあり・・・。
花嫁さんが被る場合は「お姑さんとうまくいっていない、問題がある、辛い状況である」と周囲に知らせること。
もう一つはお姑さんが被る場合で、「嫁の態度やふるまいが気に入らない。ちゃんとやらないとトウガラシのように痛い思いをさせるぞ」という警告なんだそうです。びっくりびっくりびっくり

女性たちの気の強さの表れなのか、これはこれで緊張感のある結婚生活になるわけですけど、もちろん実際に使ったかどうかはまた別の話です。

ブルサ県だけでもオヤを作っていた村を数えたら500ほどあったと思います。
そのうちの僅か5つの村のお話でしたが、点と点を繋いでみただけでも、この近辺でオヤが作られてきた事情やシルク糸が使われてきた背景と年代などが明らかになってきます。

村や女性たちへの取材はチャンスがある限り続けていきたいと思っています。
またこんな風にみなさまとお話を共有できる機会がありますように。

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Last updated  September 28, 2021 04:18:37 AM
September 5, 2021
昨日は突然の告知にも関わらず、オヤマニアの会主催井戸端会議「アトラス村の嫁入り持参品」にたくさんの方に参加していただきお礼を申し上げます。

今回のアトラス村の嫁入り持参品であるオヤにはとても特別な意味がありました。
ご紹介したのはイーネオヤが22点、トゥーオヤが25点でしたが、全てこの村に暮らす一人の女性の持ち物だったものです。



62歳になるその女性には42歳になるお嬢さんが一人います。
そのお嬢さんがいつか嫁に行くときに、と自分が嫁入りの時に持ってきたオヤたちを今日の今日まで大切に保管してきたそうです。
ただお嬢さんには以前から健康上の理由があり、最近になって結婚を諦めることになったそうです。
女性は娘はもしかしたら結婚することはないかもしれないと思いつつも、一人の母親としての希望を持ち続け、オヤスカーフを処分することなく今日まで来たのですが、自分の年齢も62歳になり、終活を考えるようになり、この先も行先がないだろうオヤスカーフを処分することにしたそうです。

62歳というのは日本人の感覚ではまだまだ若いと思われがちですが、国や環境が変われば隠居して家のことは娘や息子夫婦に任せ、平均寿命も日本ほど長くありませんので、穏やかな老後を過ごす年齢でもあったりします。

こうして47枚の嫁入り持参品として長い間保管されてきたオヤスカーフがまとめて私の手元にやってきたわけですが、62歳の女性の持参品となると1959年生まれの彼女の場合、結婚が18歳として1977年頃までに作られたオヤスカーフということになります。



実際に目にしたオヤスカーフはその年代に合ったもので、糸はちょうど出始めたナイロンの細糸、もしくはシルクの後に一部の地域で使われた未撚りのポリエステル由来の人工シルク糸が使われています。
ナイロンのボビン糸が市販されたことでトゥーオヤが普及した時代ともちょうど重なり、その両方が嫁入り持参品として見られるものでした。

主にオヤマニアの会で開催している井戸端会議やよもやま話、はたまた各種セミナーなどでは古いシルク糸のイーネオヤをたくさん見る機会があるので、ナイロンや人工シルク糸のオヤというのは新しいものと言う認識を持たれることがあると思うのですが、それは私たちが幸運なことにその時代のオヤに触れる機会があるというだけで、一般的には現在60歳、70歳のご存命の女性たちの嫁入り持参品はシルク糸のオヤが終わってからの時代だということがわかります。

シルク糸のイーネオヤが実はとても特殊なもので、貴重だということを改めて考えされられます。

嫁入り持参品の手作り品などをまとめて「チェイズ」と言いますが、一人の女性のチェイズを見る機会というのは、その女性のお家に行って、長持ちであるサンドゥックを開けてもらわなければ実現しません。
今回のアトラス村の女性の例は特殊な例で、実際は村に行ってもサンドゥックの中に残っていることは稀で、しかもそれらをまとめて放出するということもとても珍しいことです。

持ち主も出所もわかるオヤに秘められたストーリー。
女性がどんな気持ちで今日までオヤを大切に持っていて、なぜ手放すことになったのか。
そんなことを考えるだけでも胸がジンとします。

1枚の古いオヤスカーフ。
そこには私たちが想像する以上の女性たちの思いやドラマがあるのです。
そしてそれらが村や集落ごとに異なる意味を持つというのもとても興味深いですね。

そんなお話を9月25日(土)21時から「ブルサの小さな村々を訪ねて~イーネオヤの伝え話」として、5つの村を訪れてそこで母親や祖母から聞いた伝え話を記憶している女性たちとおしゃべりしてきた内容をご紹介したいと思います。

村によって様々な風習があります。
都市化や過疎化によりそれらの伝え話を知る人もだんだんいなくなってきています。
これらも私たちが記憶しておかないと、そのまま風化されて消えてしまう風習のひとつです。

たかがオヤスカーフ、でもそこにはとても深く切ないお話が隠されているのです。

お申込みはオヤマニアの会さんまで。
詳細はこちらのブログをご覧ください。 ⇒ お話会「ブルサの小さな村々を訪ねて~イーネオヤの伝え話」

トルコの文化、手芸、イーネオヤに興味のある方はどうぞこの機会にぜひ覗いてみてください。


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Last updated  September 5, 2021 06:31:54 AM
July 16, 2021
オヤスカーフのスカーフのことを地方や個人によっていろんな言い方がされます。
バシュオルトゥス、チェンベル、エシャフ、イエメ二…そしてヤズマ。

ヤズマは古く、スカーフのプリントを木版を押したり筆による手描きによって作られてきたことからヤズマ(描くこと、書くこと)の意味からそう呼ばれていると思われます。

このヤズマ、現代では機械プリントによるきれいなものが売られていますが、本来、上述にあるようにトルコのブロックプリント「木版バスク」や、筆による手描きで行われてきました。



その後1960年代に入ってシルクスクリーンが導入されて、手描きによるものはなくなりましたが、シルクスクリーンそのものも木枠に張られた色ごとによる型を重ねていく方法で全て手作業で行う手間暇かかるものであることは変わりありません。
さらに機械プリントに変わっていきますが、1970-90年代のコットン製のレトロ柄のものは古い型を現代版にしたもので色々面白いのがあります。



オールドオヤスカーフをお持ちの方は気が付いているかと思いますが、古いオヤスカーフほどサイズが小さいのが特徴です。
木版や手描きによるハンドプリントの時代は55cm×55cm、60cm×60cmが主流で、その後シルクスクリーンのものは70×70cmになり、80cm×80cm、90cm×90cm、そして現在のヤズマは多くが100cm×100cmだと思います。ヤズマの大きさである程度年代もわかりますが、もちろんオヤが付けかえられているものもありますので、オヤ自体の年代と一致しないこともあります。



いずれにしてもこの時代の古いヤズマはもう製造されていませんし、古い手芸屋さんで在庫があれば何とか手に入ったものですが、それも最近では難しくなっています。
私が手に入れているものはお家の長持ちの中に仕舞われていて、当時、ヤズマを購入してそのままオヤが付けられることもなく使わずに残されてきたものたちです。

地域により色の好みやメーカーの傾向もあり、調べると実際とても面白いのですが、せっかくの未使用品ヴィンテージ物ですので、興味ある方にぜひ使ってもらいたいと思います。
オヤを付けてもいいし、そのまま古布として楽しんでいただけます。



今回は購入時のまま保管されてきた1960-80年代頃のコットン製のヤズマばかりです。
撮影するのに初めて開かれた手付かずのものです。
開いた際にプリントの目立つミスや色写り、布の織りミスなどがあるものは外してあります。
今後、状態の良いヴィンテージのヤズマを見つけるのは一層困難になるかと想像します。引き続き見つけたら集めたいと思いますが、ラッキーだったら手に入るというレベルです。

いつでも手に入るものではありませんので、興味ある方はある時に集めておいてください。
全部で56点です。一律価格どれでも600円です。

↓↓↓↓↓
ヴィンテージヤズマ

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Last updated  July 16, 2021 06:32:10 PM
July 12, 2021
毎日、忘れないうちにブログを書こうなんて思っていたのですが、早朝から夜遅くまでの取材で、家に戻るなり、顔も洗わないまま寝てしまう日々が続いてしまいました。

情報量が多すぎて、写真も動画も今のうちにまとめておかないとこんがらがってしまいそう。
いったんアンタルヤに戻って出直すことにしました。




今回も多くの友人や知り合いに助けてもらいながら、充実した取材旅行が行われています。
まだ未消化だったり、物足りなさを感じるのですが、限られた日程でのスケジュールで、いまさらながら人生は短か過ぎると痛感している次第です。

今回はブルサ県内のうち、数百あると言われているイーネオヤを作っていた村のうちから5つの村を選んで祖母や母親から譲り受けたイーネオヤをお持ちで、少なくとも子供時代に祖母や母親が作るイーネオヤを見て育ち、自身もイーネオヤを作ってきた女性たちを訪ねて歩きました。



毎回、毎回言っていることかと思いますが、あると思うないつまでもの世界で、もちろんここ数年の動向で覚悟はしていましたが、村でも伝統的なイーネオヤを作る人や、シルク糸の世代の人たちがもう存在しないこと、かつては手に入れることができた古いオヤがなくて当たり前になってしまったこと・・・本当に生まれるのが100年遅すぎました。
そんな中でもおばあ様やお母様からお嫁入の時に譲り受け、売らずに今日まで大切に隠し持ってきた女性たちの嫁入り持参品のイーネオヤを彼女たちの手元で見ることができたこと…。



イーネオヤ現物だけで言えば、私もコレクターの端くれですので村で見れるもの、もしくは村でももう見れなくなった古いものを一応ずらっと持っています。
でも現物を持っていることと、それらを本来の持ち主の手の上で見られることとは全く異なる意味があります。
これらが当たり前ではなく、ごく稀でラッキーであることを感じずにはいられません。
そしてある村では今までに他地方で聞いたことのないイーネオヤにまつわる変わった風習などのお話をたくさん聞けました。
トルコでイーネオヤを探して積極的に動いている私にとっても貴重な機会になりました。行った甲斐があったと言うものです。

ちょっと整理したらまた旅に出かけます。
知れば知るほどキリがないのがこの世界です。
もうやめる、飽きたと言い続けながらやめられないものなのです。

これらの旅の話やイーネオヤにまつわる情報はYouTubeのikumi nonaka チャンネル、準備中の日本語・英語・トルコ語のイーネオヤ「ブルサ編」の本、zoomセミナーなどを通して興味あるみなさまと共有していけたらと思っています。

こんなにヘトヘトになりながら、経費がかかるだけで、求めている人がいるかどうかもわからないことを自分の興味だけで探し歩いて、しかもいくら頑張ったところで評価すらしてもらえない外国人の私がいったい何をしているのだろうかと自問自答することもあります。でもイーネオヤを説明する時の幸せそうな女性たちの笑顔や情熱、イーネオヤ愛を感じられるその瞬間、私自身もとても幸せな気持ちになれるのです。

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Last updated  July 12, 2021 08:01:26 PM
June 23, 2021
先日、パワポの準備のため過去画像を探していました。
6月26日(土)のイーネオヤセミナーのため、アイドゥンで撮影したイーネオヤ、特に菊のモチーフを作る女性たちを訪ねた時の画像です。







私のデジタル画像は2004年以降から保管してあります。
それ以前は主にポジ写真なので、プリントしてからでないとデジタル画像として取り込むこともできないと思い、そのまま放置。
当時、アンタルヤで処理してくれるところが1か所しかなくて、しかも高価だったので、そのうち帰国した時に・・・なんて思っていて現像していないのです。たぶんもう20年前後も経っているからダメになっちゃったりしているのかな。

それはさておき、その写真を探して何日も費やしていたのだけれど、私のパソコン周辺には合計16TBのHDD4台があって、まだ全部は探し切れていません。
これも私の保管方法が適当なので検索があてにならないのが原因。
もっとこまめに整理しておけばよかったです、ホント…。

記憶を頼りにこのあたりかな・・・と、探していましたが、進まない理由は他にもあります。
開くファイルから出てくる懐かしいトルコ各地の想い出写真を見てしまっているせいです。
2004年以降からの写真しかないとは言え、17年間分の記録は膨大なもの。
既に忘れていたけれど、ここにも行った、あそこにも行ったよね・・・の世界で、昨年、今年と外出がままならず我慢して家にいた分、楽しかったなあ、また行きたいなあ、すっかり変っちゃただろうな、今度はここに行こう・・・などで時間が過ぎて行くのです。

きっと、日本にいるみなさまも同じ気持ちでいるのだろうなと想像します。
懐かしい写真を見ると、気持ちだけでも飛んで行きますよね。
今、行けないからこそ、その地への思いがさらに深くなってしまいます。

仕事を口実にトルコ各地を繰り返し繰り返し出かけていたので、定年退職が間近に迫った私にとってはこの1年半のロスは本当に大きかったです。定年まで3年しかなかったうちの半分である1年半が何もできないうちに消えてしまったのですから。

仕事という理由がなくなっても出かけて行けばいいんだよね。
とも思うのですけれど、果たして目的(どうしてもこれを調べなきゃとか、仕入れしなくちゃとか、家のことも心配だけど仕事だから仕方がないとか)がなくなっても行きたい気持ちはなくならないものでしょうか。

1年半という定年までのカウントダウンをしながら、過ぎていく日がもったいない、もったいないと焦っている自分が滑稽でもありますが、定年になってからの生きる目的を持たないとやばいなという自覚もあります。

何をしたいのだろう、何ができるのかな。
でもどうなんだろう、考えてなんとかなるものでもない気がする、人生って。
そしてなるようになっていくのも人生かもって思ったりもする今日この頃。

まずはできることからやっていこうと思います。

というわけでウィンク 今週の土曜日は平尾直美先生との第5回イーネオヤセミナー。
菊を作るアイドゥンの女性たちの写真も4人見つかりました。

そして手持ちのアイドゥンの菊の写真も撮りました。
今までこんなにじっくり見たことなかったけど、なんかどれも少しずつ違う。
その辺りもお楽しみにしてください。

6月26日(土)21:00~22:30




お申込みは以下のリンクからお願いいたします。

↓↓↓↓↓
第5回オンラインセミナー「アイドゥンの菊」

では、週末お会いしましょう~!!

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Last updated  June 23, 2021 04:54:06 PM
April 12, 2021
あれから20年ぐらい経ったかな・・・と思っていたら、まだ16年だった。
イズニックに暮らすムシュクレ村出身の女性の家を訪ねた。

別件でイズニックに来たのだけど、ちょうど家のそばでご飯を食べていて、そういえば彼女は元気にしているかな・・・と言う話から電話をかけて、会いに行った。

女性は1950年生まれで今年71歳になったという。
2年前まではイーネオヤを作っていたけれど、このところは自分で作ることはなくなったと話す。

16年前当時から近隣の村のお嫁入のために必要な大きなオヤのスカーフを、人から頼まれて作っていた。


(2005年の写真)

でも16年前に見たのは新しく作られたものではなく、彼女が娘時代に製作したものや、母親や祖母から譲りうけ、当時まだ未婚だった娘のためにしまい込んでいたチェイズの中身。
初めてちゃんとしたイズニックの古いオヤを見た。
そして、これだけの粒揃いのラインナップで見る最後の機会でもあった。
もちろん当時でもすごかったのだから、あれから16年経って、古いものを滅多に見ることがなくなった今となっては本当に貴重なものたちである。


(2005年の写真)

今回、お家に行って、新しいオヤも見せてもらったが、当時見たチェイズの中身がそのまま残っていると聞いていたので、それを見たいとリクエストした。
ただし、その後娘さんは結婚し、チェイズは娘さんのお嫁入の際に持たせていたので、今の持ち主は娘さんである。
同じ敷地内に住む娘さんの許可を得て、16年ぶりのそのオヤの数々を目にすることができた。



いや、すごい。
これだけ揃っているのもすごい。
女性は新しいイーネオヤについてのモチーフ名は知らないものも多かったが、これらの古いオヤについてはモチーフ名や謂れをスラスラと言葉にする。
昔覚えたことは忘れていないのである。

見ている私も興奮したけれど、落ち着いて1点1点改めて写真を撮らせてもらった。
見覚えあるものたちが並んでいた。

イーネオヤを蒐集する立場としてはもちろん喉から手が出るほど欲しいものばかりである。
でも別の視点から考えると、16年前にお母さんが娘に用意して、結婚を機に譲ったチェイズの中のイーネオヤがそのまま残っているというのも感動ものである。
最近は生活スタイルも好みも変わり、需要がないからと、譲り受けたオヤを手放す人が多い。
もちろんそのおかげで私たちの手に入るのではあるけれど、私たちだって譲らないというものを無理やり奪うわけではないのだし、私自身も心のどこかでは売りたいなら欲しいけれど、売るつもりはないと言われると残念なようで、実はとても嬉しかったりする。

イーネオヤが代々伝えられていく姿をこの目で見ることができるのだから。
そしてこれが本来のイーネオヤのあるべき姿だとも思う。
居るべき場所に居続けることがベスト。
諸事情により手放した人がいるから私たちは手に入れることができるだけなんだ。

縁あって今私の手元にある古いイーネオヤたち1枚1枚に込められた女性たちの気持ちや時代背景を思い巡らせつつ、それごと大切にしなくちゃと改めて心に刻んだ。

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Last updated  April 12, 2021 05:26:54 AM

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