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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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アンタルヤの話題

April 20, 2023
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カテゴリ:アンタルヤの話題
4月に入ってから土日も休みなく出勤してます。
そろそろ電池切れそう・・・なんだけれど、今週を乗り切ればなんとかなる!

というわけで昨日は残業デー。
家に帰ってからご飯ではイフタル時間を過ぎてしまうので、仕事の手を一旦止めて、店のあるドーガラジ界隈の裏通りに2か月前にオープンしたというアジアンキッチンに行ってみました。



本当に知っていなければここにお店があることに気が付かないだろうというところにあります。
もともとカレイチ沿いの賑やかな大通りウシュクラルにあったらしいのですが、最近、ここに移転したそうです。その分経費が掛からないので、メニューのお値段がお手頃なのでしょう。他店と比較するとちょっと驚きの価格です。



エビ天の巻きずし2種と、エビヌードル、チキンのチリソースとピラフ、野菜餃子を頼みました。
巻きずしはお米が潰れていなくて、それでもしっかり巻かれていて美味しかったです。



カウンター席に座っていたので、作っているところも見えていましたが、巻き方がとても上手なので日本とかに行って修行してきたの? と聞いたら、この店を任されることになって初めてトルコで習ったとのことでしたが、お米を潰さないように練習を重ねたそうです。



お値段がお手頃なのは場所代もありますが、チリソースや餃子のタレなど全て市販の輸入ものではなく自家製品なのだそうです。その分コストも下げられると。

私たちがいる間に来たお客さんは、テイクアウトのロシア人のカップル、奥さんだけ大喜びでお寿司を食べて旦那は俺は無理~と外で待っていたトルコ人カップル。

今日は断食の最後の日で官公庁は半ドンのアリフェギュヌですが、ミフリは残業確定デーなので、もしかしたら最後のイフタルもお寿司になるかも? って今、ちょっと思っているところです。

いよいよ出発間近なので、今日、明日でブルサでのコレクション展とオヤフェスの準備・梱包をしていかなくてはと焦ります。



箱に詰めていると、見入って手がとまってしまうのも作業が進まない原因。

お尻にボウボウ火がついていますので、ブログも今回でしばらくお休みかな。
次回はブルサのオヤフェス会場でお会いしましょう!

4月28日にはオヤフェスのオヤ作品コンテストの審査結果発表がbusamuzeのアカウントでインスタグラムで生中継されます。
私は審査員を務めさせていただきます。
日本人の愛好家さん、作家さんも多数参加されていますので、楽しみにしていてください。

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2023年5月4日~2024年5月5日
ブルサのテキスタイル博物館にて「花々の披露宴」と題してアンティークイーネオヤのコレクション展示会が開催されます。



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Last updated  April 20, 2023 06:45:01 PM


April 17, 2023
カテゴリ:アンタルヤの話題
今週の4月20日(木)はアレフギュニュで午後からお休み、21日(金)~23日(日)までがラマザンバイラムになります。
断食もあと残り4日間。

アンタルヤにあるパキスタン・インド料理店は知っているだけで3店。
おそらくもっとあるのだと思います。
1店はカレイチにあるので観光客相手でしょうが、残りの2店は観光客が歩かないような裏通りにあり、知らないとここにそういうお店があることもわからないです。
その分、お値段もお手頃。



今回行ったのはカレイチに沿ったウシュクラル通りの1本裏に入ったところにありました。
ウシュクラル通りはカラアリオール公園にも接していて、いつも賑やかです。
それとは対象的に人気のない閑散とした裏通り。

トメルでトルコ語を習ったというパキスタンのカラチ出身の爽やかな青年が接客していました。
お客さんの100%は同郷の人か外国人。場所が場所だけに在住者かガイドブックなどで調べて来た人だと想像します。



若い女性のお一人様なども来店していましたので、アンタルヤに暮らす外国人の常連さんも多そうです。
バターチキンとアチャールチキン、バターライスとチャパティを頼みました。
味は美味しかったです。辛さも5段階でオーダーできます。
試してみて、もっと辛くしてとかも可能だそうです。
アチャールチキンは3段階目にしましたが、十分スパイシーでした。



断食している人にはお店からのサービスとしてドライナツメヤシとお水が出されました。

これで2店行けたので、次はカレイチのお店。
ただお値段はカレイチプライスですので、行けるとしたら次回のお給料日かな。

さて、新たな1週間が始まりました。
来週はオヤフェス準備でブルサ出張です。
泣いても笑っても作業できる時間は残り7日間。
しかも木曜日午後からは周囲がお休みに入ってしまうので稼働できない作業もあります。
3日間でどこまでやれるか。
もちろん私にはラマザンバイラムのお休みはなしです。
時間との勝負になってきました。


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2023年5月4日~2024年5月5日
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Last updated  April 17, 2023 03:54:41 PM
April 10, 2023
カテゴリ:アンタルヤの話題
ラマザン中なので、食べ物の画像はあまり好ましくないかという気もしますが・・・。
ご容赦ください。



先日、アンタルヤ在住の日本人のお友達とキリギス料理レストランへ行ってきた。
最近、トルコ料理以外の飲食店がアンタルヤでも驚くペースで増えている。

観光地域ならまだわかるけれど、普通の裏路地やら、こんなところにオープンしてやっていけるの? という場所にもある。

キリギス料理レストランはマークアンタルヤからカレイチに向かう歩行者天国から裏にちょっと入った場所にあった。
知っていれば見つけやすいが、通りがかりではここのそんなお店があるのも知らずに終わるところである。古い人なら旧オトガルの近くのピンク映画劇場があったところ、と言えばわかるかな?

店内には赤や青や黄色のネオンが点灯していて、お酒が並ぶバーもある。
中のテーブル席に座り、持ってきたメニューを見ると、うーん読めない。



キリル文字なので検討も付かなかったけれど、ネットでお店情報を検索して写真があったものは指差し注文ができたものの、お店の人が答えてくれる言葉が理解できなくてサラダなのはわかってもなんのサラダなの理解できずミステリーオーダーとなった。

出てきたものは焼きラグマン、マントゥ、キュウリとトマトのサラダで結果はいずれも美味しくて、お値段もお手頃だったので良かったし、ドキドキ気分まで味わえて楽しかった。
今度はメニュー解析をしてから、他のものも頼んでみたいと思った。

お客さんはほとんど・・・というか、たぶん100%中央アジア系の人たちで、私たちも最初は同郷の人だと思われたと思う。ただロシア語が通じなかったので変だなと思われて、日本人だとわかると納得していたようだ。

お値段がお手頃なのも、同郷の人たちの台所であり、たまり場的な存在になっていたからだと想像する。

このお店もそうだったけれど、メニューにトルコ語も英語表記もなく、店員さんもトルコ語に似た言語を話すのでなんとなく通じるだけで、トルコ人のスタッフがいなかったりする。
最近、アンタルヤにもこういうお店が増えたという話になった。

数週間前に行ったパキスタン料理屋さんは家族経営で若い兄弟はトルコ語を理解していたけれど、お父さんにいたっては英語が共通語であったし、ミフリの近所のウイグル料理屋さんもキリギスタンから来た家族でなんとなくトルコ語が通じるかロシア語。
コンヤアルトゥ方面の食品屋さんはロシア語オンリーで、翻訳機片手に質問した。
特にロシア語圏の人しか対象にしていないのだろうという所が増えている。

それだけロシア、ウクライナ、中央アジアからの移民や一時滞在者が増えているのだろう。
最近は私も日本人かと尋ねられたことはない。たいていカザフスタンか? ウズベキスタンか? と聞かれるし、思われている。

先日、SGKに書類を取りに行ったときも、カザフスタン人か? 家で働いているのか?
と聞かれた。
中央アジア人が介護やベビーシッターで個人に雇われることが多いと聞いているのでそう思われたのだ。

昔ならアジア系の顔の人が少なかったし、いても日本人、中国人、韓国人で目立ったが、最近は中央アジアの人があまりにも多いので、ある意味埋もれていてラクに暮らせている気もする。
町中で「もしかしから日本人かなあ・・・」と思う人に出くわすことがあるが、以前のように髪型や化粧や服装、持ち物に明らかな差がなくなってきているので謎のままで終わる。

トルコは観光国だし、外国人を見かけることはごくごく日常的であるが、観光客以外の在住者が増えているという点はこの30年ですごく変化のあったこととのひとつである。

私が滞在許可を最初に取得した1995年頃のアンタルヤにおける外国人在留者数は調べられなかったので不明だが、何度か行った更新でも窓口に並ぶ人は他に誰もいなかったぐらいだからそんなに多くなかったと想像する。いてもドイツ人、イギリス人、フランス人、日本人2名とか・・・。

2023年1月のレポートによるとアンタルヤには130か国20872人が就労ビザを取得して働いており、滞在ビザとなると約178000人の外国人が登録されているらしい。上位5か国はロシア、カザフスタン、ドイツ、イラン、イラク。
特にコンヤアルトゥ区では2022年に外国人が占める割合が25%になったとニュースで話題になっていたが、現在は40%に達しているとのこと。

トルコ自体が長い歴史の中でも異文化の流入に慣れているのだろうけれど、昭和半ば生まれの日本人の私には最近のアンタルヤはなかなか刺激的である。
かくいう私も自分自身がその外国人在住者の一人であるのだけれど・・・。
そういえば、先日の帰国で都内はもちろん、地元でも遭遇する外国人率が妙に高い気がしたのは気のせいだろうか。

撮影の合間のちょっとの休憩のはずが、ブログを書いてしまった。
さて、作業に戻ります。


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内田英恵監督ドキュメンタリー作品「絨毯の成る果樹の庭~トルコある村の手仕事」
マラシュ地震(トルコ・シリア地震)チャリティー上映会
3月・4月の予定

2/25(土)西荻窪 18:00~  オヤマニアの会(内田監督、野中幾美)
3/4(土)広島 19:30~ メンバー限定(内田監督、野中幾美)
3/5(日)門前仲町 牡丹町商店会館1F 18:00~ watari様 (内田監督)
3/8(水)水道橋 ヴォーグ学園東京校 13:00~14:00 ビーズの縁飾り研究会様(内田監督、野中幾美)
3/11(土)仙川 18:30~20:00 ツォモリリ文庫様(内田監督)
都内 メンバー限定 kilim koyun様
3/18(土)大磯 SALO 2F 13:00~14:30 kilim koyun様(内田監督)
3/19(日)松江 ステックビル チャリティー上映会実行委員会様(内田監督)
3/24(金)上野 19:00~ 宋雲院様 (内田監督)
3/25(土)都内 メンバー限定 kilim koyun様
3/26(日)大倉山 喫茶ありをり様(内田監督)
     京都 アトリエパッチワーク様 14:00~
3/28(火)長野 シャンティクティ様 15:00~
4/8(土)甲府 山梨県立大学飯田キャンパス講堂 11:00~(内田監督)、13:00~、15:00~ 予約不要
赤坂 13:00~、15:00~ バスク屋さん様(内田監督)
4/9(日)和歌山 田並劇場様 10:00~(内田監督)、13:00~、15:00~
4/13(木) 松江 インマヌエル松江教会 チャリティー上映会実行委員会様 13:30~14:30
4/14(金)長野 ロングヒルズエコゲストハウス&カフェ様 14:00~、17:30~
4/16(日)たまプラーザ 3丁目カフェ 17:00~(内田監督)
和歌山 ふたかわ超学校様 11:15~、14:15~、17:15~
4/22(土)京都 ボンジュール現代文明様
4/29(土)神戸 Cultivate Gallery サイトウナオコ様(内田監督)
4/30(日)名古屋 西念寺14 :00~


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Last updated  April 19, 2023 03:17:57 PM
December 14, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
トルコにボレキと名の付くものはいったいどれぐらいあるのだろう。
ちょっと名前を並べてみただけでもざっと100種類は出てくる。

その中でもアンタルヤ以外ではなかなか見かけないセルプメボレキ。
セルプメは広げると言う意味で、空で回転させながら生地を透けるほどに薄く伸ばして、間にひき肉やチーズを入れてオーブンで焼く軽食である。
外の皮はパリパリなのに中はしっとり。個人的には熱々をほおばるのが美味い。
平べったく焼いたパリパリ餃子のような感触である。
朝食・ブランチ専用の食べ物でもあり、早朝から遅くともお昼頃で終了してしまうメニューだ。

↓↓↓↓↓
【トルコの食べ物】宙を舞うご当地グルメ/アンタルヤ名物セルプメボレキ(2021)#0464

↓↓↓↓↓
アンタルヤ名物セルプメボレキの職人技/Master skill of Antalya's specialty food Serpme börek #Shorts

なかなか全国区にならないのは、セルプメボレキの職人さんになるにはそれなりの技術が必要になるからだと想像する。
いかに生地を薄く、均等に広げられるかが勝負で、同じように作っても職人さんごとに不思議なほどに味に差が出る。
それに、オーダーが入ってから生地を広げるので、商売として効率が悪いと言うのもあると思う。
体力使うし、職人さんは店に一人しかいないし一度にたくさん作れないというのも難点。
だから待ち時間も長い。人気店ならなおさらのこと。
それでも熱々が食べたいから例え1時間でも待ってしまう。



セルプメボレキ自体は小麦粉生地のパイであるから、ダイエットには向いていない食べ物なので、ここ数年はかけるのを我慢していたのだけれど、実はひき肉かチーズのお惣菜ボレキなのに習慣としてあるものをかけて食べることがある。
それはプドラ・シェケリ。
粉砂糖である。

セルプメボレキのお店には容器に入った粉砂糖が用意されていて、言うと持ってきてくれる。
特にチーズのセルプメボレキにかける人が多く、ほんのりとした甘さと合わさってお菓子みたいな味で美味しい。
好みでひき肉のボレキにかける人もいる。
日本人的にはそぼろの甘辛煮みたいな感じの味で嫌いじゃない。



バクラワと言い、その他のスイーツと言い、しっかり甘いものを食べるトルコ人でも、基本的には食事に砂糖は使うことはほとんどない。
(最近、隠し味で砂糖を入れる人も増えているようだけれど…。料理の多様化と、たぶん加工食品やファーストフードの影響による味覚の変化かなと思ったりする)

でもセルプメボレキは別なんだって言うのが面白い。
砂糖をかけるで思い出したけれど、黒海地方のラズ人たちの一部は断食月のサウルで砂糖をかけたパスタ(小麦粉麺)を食べる。
普段の料理に砂糖を入れたものなんてないので、すごく不思議なんだけれど、断食が始まる前の最後の食事として食べることから、何か理由があってのことなのかもしれない。

それでまた思い出したけれど、同じく黒海地方にハムシ(カタクチイワシ)のスイーツというのがある。
こちらにも砂糖は入っているけれど、あくまでスイーツだからねえ。

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Last updated  December 14, 2022 06:18:46 AM
December 10, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
弊社のショップがあるドーガラジ界隈にウイグル食堂がオープンしていた。
50メートルも離れていない。
階上の美容室に行く以外は、ほとんど外に出ないから気がつかなかっただけで2か月前から営業していると言う。



アンタルヤにはウイグル料理を出すレストランは以前からあり、麺類やご飯類を求めて足しげく通っていたが、こんな近所に、しかもお値段お手頃の食堂が出来たのだから行かぬ手はない。

お店はドーガラジの路地にあり、以前は周囲の小売店などの商人ご用達の食堂であった場所。
こんなところでお客は来るのかしら、と思ったけれど、実はこの界隈、ここ10年ぐらいは中央アジアの住人が多く住んでいる。
カザフスタン、ウスベキスタン、キリギスタン、アフガントゥルクメン、私の店の前を通り過ぎる。以前は私は日本人として認知されていたが、このところ、知らない人は私を見てカザフかウズベクの人だと思っているに違いない。店に訪れる人たちからもトルコ語使うし中央アジアの人だと思った~とよく言われる。

それぐらいだから、決して観光地でない場所ではあるが、需要はあるのだろう。
実際、私たちが訪れた夕方近く、お客さんは中央アジア系の人ばかりだった。
お店の人とお客さんの共通語はロシア語。
私も最初はロシア語で話しかけられた。
時々、普通の食堂だと思ってトルコ人が「メニューに何があるの?」と聞いて、想像と違う料理名を並べられて帰っていく姿もあった。価格はどれでも55リラ(約400円)。

ラグマン



ウイグルピラウ



ペリメン



ウイグルマントゥ




名前は忘れたけれど、ルスパスタスでないスイーツ


他にガンファン、サモサ、チーボレキ、肉スープなどがあり、ニンジンと春雨のサラダは事前に連絡したら作ってくれるそう。

お店は家族経営のようでどこ出身なのか尋ねたらキリギスタンから来たウイグル人とのこと。
調理担当は女性たちでシェフが作るレストランの味とまた違う、家庭料理的なテイストでボリューム満点、いきつけのお店になりそう。

アンタルヤには寿司、中華、韓国、ベトナム料理などを出すお店があるが、観光客やトルコ人の富裕層目当てなのでお値段もそれなり。
その点、このウイグル食堂はお手頃価格で普通に美味しくいただける。

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Last updated  December 11, 2022 01:47:10 AM
November 28, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
11月に入ってからのこと。
アンタルヤのバスターミナルやアクデニズ大学のある通りのショッピングセンターに行ったら、そこのフードコートに韓国フードのお店Kimbab Cafeが新装開店していた。



アンタルヤで韓国料理と言えば若者に大人気の韓国カフェBubuぐらいしか行ったことがなかったのでさっそく試してみた。

メニューはキンパ70TL(約540円)、ラーメン70TL、トッポギ70TL、ビビンバ100TL(約770円)、プルコギ120TL(約920円)の5種類。

キンパとラーメン、ビビンバを頼んだ。



キンパは肉なし。海苔は韓国のりで胡麻油の香りがした。
ラーメンはトルコでは定番のインスタントの麺を茹でたもので卵が入っていたけど、お汁が辛み以外の味がしなかった。



ビビンバもお肉なし。キムチが入っていて味は美味しかった。
生卵はサルモネラのリスクが高いから食べない?(今は違うかもしれないけれど、以前は生卵も半熟もご法度だった)。
その以前にトルコの人には生卵は抵抗があるのかも。お客もそこそこいてトルコ人の若者や家族、アンタルヤ在住の韓国人、ロシア人たちが来ていた。

そして19日にグランドオープンしたのがコンヤアルトゥに出来たSopung。
日本人の友人3人と行ってきた。
私たちは少し早めに入ったのですぐに座れたけれど、金曜日の夜ということもあるのか、結構席数あるのに常に満席で、しかも外に行列が出来ていた。
かなり前からトルコでは日本人は以前ほど人気はないけれど、韓国人気が高いからね。
私はトルコの若者に「アナタは韓国語は知っているのか?」と聞かれることがよくある。
日本語しかわからないと言うとめちゃくちゃガッカリされて、会話がそこで終わる。

Sopongはレストランなのでメニュー数はKinbab Cafeよりは充実していたが、メニューにはあるけれど準備できていないものというのがいくつかあった。
うどんや餃子の類がなかったので、おそらくそれを作れる職人さんがいないのか、お客さんが多くて作っている暇がないのかのどちらか。



キンパ80TL(約620円)。
ソーセージが入っていたのが味的に残念だったけど、ご飯部分は普通に美味しかった。
他にツナ入り、牛肉入りがあり、ソーセージも必ず入ってる。



ダッカルビ120TL(約920円)。
これは味付けは日本人好み。ピリ辛なのでご飯を追加注文してモリモリ食べたらちょうどいいかも。



林檎ソースのキャベツサラダ20TL(約150円)とキムチ30TL(約230円)。
入れ物がとても可愛らしいサイズで本当に一つまみしたら終わる量。
キムチは甘い味に慣れていると酸味を感じるかもしれないけれど、あんまり癖のない美味しいキムチ。



スンサル90TL(約690円)。
から揚げ。これはシンプル味だけれど、醤油味や甘めのソースで絡めたものなどもある。
お肉は柔らかくて美味しいけど、なにかソースが欲しいところ。
分量が多くてビックリした。
添え物も緑モノも一切ないので、もし、これだけ注文して出てきたら戸惑うかも。

周囲を見渡すと他にはラーメンや焼きそばを食べているテーブルが多かった。

お酒はないのでソフトドリンクをそれぞれ頼んでお会計は3人で380TL(約2920円)。
小食メンバーだったのでお腹は満足した。
事前にメニューを調べていなかったせいもあるけど、しばらくしてメニューが揃った頃にもう一度チャレンジしてみたい。

ちなみに現在、アンタルヤでジャパニーズ寿司を提供しているアジアンレストランは数えたら16軒あった。
うち2軒でした食べたことはないけれど、アンタルヤに滞在しているロシア人が多いというのは強みなんだろうね。

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Last updated  November 28, 2022 06:20:18 PM
October 31, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
今月に入って仕事で人と会うためにアランヤに2度出掛ける用事があったのだが、アンタルヤを出発してシデ、マナウガット、アランヤまでの約140kmの道筋に今まで見なかったバナナの温室が新設されていて、その多さに驚いた。
年度ごとに栽培されるものが異なったり、売れるものを新たに栽培することはよくあることなのであろうけれど、今年はバナナがブームなのか。



農業大国であるトルコは、今では手に入らないものはないというぐらい、様々な種類の野菜や果物が栽培されている。
その中でも特筆すべきはトロピカルフルーツ、最近では普通のスーパーでもドラゴンフルーツ、アボガド、ペピーノ、パイナップル、キウイ、マンゴーなどがフルーツコーナーに並ぶ。
いずれも輸入品ではなく国内生産品である。
それらに混じってトルコで昔から見ることができたものにバナナがある。

私が来た1990年代はバナナはまだ高級品のひとつであった。
全ての農産物が安価なのに、バナナだけは日本と変わらない価格で売られる贅沢品だった。
理由としては輸入ものだったから・・・なのだけれど、実はトルコでも1960年代以降少量ではあったが国産バナナが生産、販売されていたそう。
ただ、1990年代当時は綺麗な形の甘い輸入物にたいして国産はずんぐりむっくりして味の点で今ひとつだった気がする。
もちろん国産品の方が少し安かったのだけれど、見た目だけでもどうしても輸入物に手が出てしまうと言う感じだった。



それがこのところ、国産バナナが主流になっている。
普通にバナナを購入すると国産ものであり、見た目にも味的にも負けていない。むしろ美味しいぐらいだ。

それもそのはず、バナナレポートによると2000年に64000トンだった生産高が、2020年には728000トン、2021年には883000トンとわずか20年の間に14倍近くにも増えている。
2022年の今年はまだデータが出ていないが、栽培敷地面積から見てもさらに増加しているように思える。



バナナの栽培は気候的な条件から地中海沿い、アンタルヤ県の東のガジパシャから隣県のメルシン県にかけて盛んである。
今の時期になると温室以外にもオープンの畑に実をつけたバナナを見ることができる。
ところが昨年、今年と温室が西にも広がり、シデ手前のアンタルヤからマナウガットを過ぎた辺りでも見るようになった。
バナナの温室は他の温室より大きく目を引くので、おお、こんなところまでバナナ栽培が行われるようになったのか、と気にはなっていた。

アンタルヤも気候的にはバナナ栽培が可能であるので、むしろ今までガジパシャやアランヤ以西はなかったことの方が不思議かもしれないけれど、トマトやビベルなどの温室を潰してでもバナナ栽培を始める農家や新参のバナナ業者が増えていると言うことは、国産バナナの消費量が増えていること、高い儲けが見込めるということなのだろう。



ちなみにアンタルヤの実家の庭にも昔からバナナの樹があって、放置されている割には毎年実を付ける。
今年も大きな房が並んだ枝が3つ成っていて、その重みで1つは朽ちて、もう2つも黄色くならないうちに折れてしまったので収穫した。

農家で栽培されるバナナと比べると形は悪いが、味は甘味があって普通に美味しい。

先日の女性組合フェスティバルでもトウモロコシや麦に代わって、捨てられるバナナの樹皮を材料にした籠や帽子などの編み物を作っている女性と知り合ったが、そちらも気になるし、一度、バナナ栽培の現場も見てみたい。


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トルコのイーネオヤ好きのみなさまに大切なお知らせです!



来年5月4日~7日にブルサ市主催で第3回国際シルクオヤフェスティバルがメリノステキスタイル博物館で開催されます。
その一環としてイーネオヤコンテストが行われます。
前回は賞金なしでしたが、今回はばっちり賞金が出ます。
そして参加作品はテキスタイル博物館に収蔵され、常設展として展示されます。

応募の条件など詳細は後日改めてブログに書きますね。
イーネオヤを愛して止まないみなさまの参加をお待ちしております!

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日本ヴォーグ社の毛糸だまに連載中の「世界手芸紀行」のバックナンバーが無料でご覧いただけるようになっています。
世界各国の手仕事を紹介されている記事です。
トルコからは遊牧民の伝統靴下「チョラップ」をご紹介させていただきました。
まだご覧になっていない方はぜひ読んでくださいね。
↓↓↓↓↓
世界手芸紀行

チョラップの記事に紹介されている靴下を始め、トルコのアナトリアとバルカン半島の約500~600足の古い民族靴下を約30年かけて集め、コレクションしています。
コレクション展示をしてあげよう、まとめて引き取りたい、と言う方がいましたら是非ご一報ください。
↓↓↓↓↓
トルコの遊牧民の伝統靴下「チョラップ」

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Last updated  October 31, 2022 05:50:40 PM
October 27, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
毎日、毎日、目にするのに、一度も乗ったことがなかったアンタルヤの巨大観覧車。
アンタルヤ在住の日本人の友人のお誘いで、先日初めて乗車体験をしてきた。

トルコの観覧車と言うと、移動遊園地にあるような高さ10~20mぐらいの観覧車ぐらいしか乗ったことがなかった。やたらサービスが良くて、一度乗ると1周どころか20周ぐらいしてくれるやつ。
手動で操作するから係員のお兄さんの手加減で何周するかわからない。
もういい加減止めて~と叫ぼうと思ったこともあった。



アンタルヤのコンヤアルトゥの大きなミグロスの向かいにアクトゥル遊園地と言うのができて、最初はそんな感じの観覧車しかなかったのだけれど、2019年にやたらめったら大きな観覧車が出来たことは知っていた。だって、通勤の行き来に毎日見るからね。
夕方になるとライトアップされて、遠くからでもその姿は見ることができるほど巨大。周囲に高い建物がないせいもあるけれど、とにかく目立つ。

2019年に出来たものの、例の感染症の影響でしばらくの期間営業されていなかったのだけれど、2022年の今回やっと乗る機会が訪れた。



全く、情報なしで行ったのだけれど、全高はなんと90mある。
私が日本で乗って怖かった葛西臨海公園のダイヤと花の大観覧車は117mあるそうで、それよりは低いとは言え、結構高いな。
1周約20分で大人一人40TL(約320円)、待たずに乗れるファストパスは80TL。
もしかしたら週末や夏休みは混雑していたのかもしれないけれど、平日の仕事終わりの早めの時間だったので行ったらすぐ乗れた。

ゴンドラは円形の大きなもので、中央に丸テーブルがあり、それを取り囲むように座席がある。
なんと10人乗り。
窓ガラスで360度見渡せる。窓ガラスが汚れていたのが残念だったけど、まさにアンタルヤが一望できるすばらしい眺めだった。
上に上がるに連れ、ミグロスの建物を越えて地中海ビーチが見え、右にはケメルに向かう道、左にはアンタルヤのカレイチを含む街並み、下方にアンタルヤスポルのスタジアム、下からだと全くなんだかわからなかった秘密の緑地地帯や、アクデニズ大学のキャンパスが丸ごと見えた。



飛行機とルートが違うので、こんな上からアンタルヤ中心部を見るのは初めてであった。
アンタルヤに来た頃は、この遊園地がある一帯は野っぱらで、ミグロスや郵便局が出来た時にはこんな地の果てに建てて、いったい誰が来るんだ、と思っていたが、今ではアンタルヤの中心地となっている。
帰宅ラッシュ時でもあったのでクルマの流れも一目瞭然で、このわずか25年ぐらいの間に交通量がいかに増えたのか驚くほどであった。

歳月が経って、自分の記憶には常に更新された今の姿しか思い浮かばないけれど、よくよく記憶を辿れば、元は信号もない道路だったり、中央分離帯もなかったり、行きかうクルマもスカスカだったように思う。アンタルヤの都市としての成長はものすごく速かった。

一緒に行った日本人のお友達もトルコ生活15~25年のベテラン揃いだったが、この景色にみんなで子供のようにはしゃいでしまった。
1周して戻ってきたのが残念なぐらいで、係員のお兄さんが居眠りでもしてそのまま2周目に突入してもよかったんだけど、それは叶わなかった。

ところで、この観覧車Heart of Antalyaは全高90mでトルコでは一番の高さを誇っている。
ヨーロッパ(meti区分)では現存するものとしては英国の135mのロンドン・アイに続く高さなんだとか。
中東(mofa区分)としても2位の高さ。ウィンク



それで気になって調べてみたのだけれど、世界にはツワモノがわんさかといた。

日本では大阪のエキスポシティのREDHORSE OSAKA WEHHLが123mで日本一、2位が先出の
葛西臨海公園のダイヤと花の大観覧車117m、次にお台場にあったパレットタウン115mだったが、これは昨年終了しているので横浜のコスモロック21が112.5mで3位に。

英国のロンドン・アイは135mで5位、中国の南昌之星は160mで4位、165mのシンガポールフライヤーは3位、そして昨年まで世界一だった168mのアメリカのハイ・ローラーに代わって、世界一になったのがアラブ首長国連邦のアイン・ドバイ。
高さは驚きの250mである。
日本一のエキスポシティの約2倍の高さ、アンタルヤの観覧車の約3倍・・・・!!

90mでも十分怖かったのに、250mの高さってどんだけなんだろう。
怖いもの見たさってあるよね。
ドバイも行かなきゃって思ったよ。

↓↓↓↓↓
トルコ一高いアンタルヤの観覧車に乗ってみた

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前回は賞金なしでしたが、今回はばっちり賞金が出ます。
そして参加作品はテキスタイル博物館に収蔵され、常設展として展示されます。

応募の条件など詳細は後日改めてブログに書きますね。
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Last updated  November 20, 2022 06:52:42 AM
October 26, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
長年噂はありつつ、今年10月にオープンしたアンタルヤの魚市場。
ケぺズ区の所有する土地に魚屋さん兼シーフードレストランとオーガニック商品を提供する店舗が入った2つのエリアからなる新名所である。



ショッピングセンターのエラスタやキパ、オズディレックパークなどのある一画の空き地に、トルコ一の広い水族館を作るという計画があったのだが、それがなくなった代わりにシーフードレストランが集まる施設ができるらしいと聞いていた。

シーフードと言えば、かつて弊社ミフリがあるドーガラジには常設の大きな市場があり、そこに魚屋さんが集まる場所があった。
最初は普通に魚を売るだけの市だったが、次第に各店舗の裏手に選んだ魚を調理して提供するスペースが作られ、レストランとして整備されてきた。
開発のためにそこは撤去されてしまったが、その魚市場に代わるものが出来るのかなと喜んだ。
なぜかと言うと、地中海に臨むアンタルヤはイメージ的にシーフードレストランで美味しい魚が食べられると思われていると想像するが、たしかに魚を出すレストランはあるが、なんと言うかいずれも高級どころで庶民にはなかなか近寄りがたい場所となっている。
何か特別な時でもないと行く機会がない。



それらと比較するとドーガラジの魚市場は庶民的で行きやすかった。
一時期、団体観光客が押し寄せるようになって外国人だけでなくトルコ人にも吹っ掛けるお店が出てきたことは事実ではあるが、それでも気軽に行ける場所であった。

新オープンした場所はケぺズ区の施設での魚市場であるから、中に入っている魚屋さんは個人でも少しお手頃に安心して食べられるのではないかと期待する。

10月の中頃に行ってきた。



オープンしたのは10月の上旬だったようであるが、4店舗ある魚屋さんのスペースに3店舗が入っていた。店頭に魚が並び、そこで普通に鮮魚を購入することもできる。
調理料金を支払って、焼いてもらってテイクアウトもできる。
これは匂いが気になる家庭では大変ありがたいシステムである。
もちろん、併設のレストランで料理を楽しむことも。

3店舗それぞれ見て、今回はコンヤアルトゥにも店舗があるバシュオールに入ってみた。
店の人に勧められるまま、チプラ(ヨーロッパヘダイ)とクズバルウ(リアルフィッシュ)を頼んだ。そろそろハムシ(カタクチイワシ)の時期なのだがそれは行きつけのお店での楽しみに取っておくことにした。



1匹が500g前後で、調理代金込みで2匹で300TL(約2400円)だった。

ここでの料金システムは陳列台に表記されているのは魚の1kgあたりの価格で、調理料金として1kgあたり50TL加算される。

例えば1kgあたり180TLのチプラ500gは180TL×0.5kg=90TL
調理料金が50TL×0.5kg=25TL
90TL+25TLで115TLになる計算。

調理方法はグリルやフライなど好みを伝える。
もしくはそれぞれの魚に合ったオススメ方法を尋ねてもよい。

魚市場で思い出したのだけれど。
先日行ったアランヤのクレオパトラビーチ沿いにあるオーレットメンエヴィと呼ばれる公共の宿泊施設に併設している一般客も利用できるレストラン。
清潔でお料理もボリューミィ―で美味しかった。
チプラをグリルで頼んだのだけれど、お値段的には実は半額ぐらいだったんだよね。
量も多かったし。
クレオパトラビーチ沿いなんてめちゃリゾート地で食事をするにもビビリそうな立地であったけれど、意外とお値段は庶民的で満足度200%だった。

レストランとかは、ネットの評判もある程度参考になるけれど、実際に行って体験してみないことにはホントなかなかわからない。
最近、なにもかもの値上がりで、高いことに慣れてしまっている生活だけれど、肝心なのは高い安いではなくて、要はお値段と内容のバランスがとれているかどうかと言うこと。
コストパフォーマンスの高さがお客の満足度につながるってことなんだってつくづく思った。

アンタルヤの魚市場のレポートはこちらの動画でご覧いただけます。

↓↓↓↓↓
【トルコ生活】アンタルヤの新名所 魚市場/魚と調理方法を選んでその場で食べる/テイクアウトもできる/Antalyada Balık Pazarı(2022)#494

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Last updated  October 26, 2022 09:46:37 PM
May 13, 2022
カテゴリ:アンタルヤの話題
トルコは感染症による規制もほぼなくなり、マスクなしでレストランやマーケットに入れることにまだ不慣れながらも、日常が戻りつつあることを体感する日々になりました。

2年間、イベントなども開催されることなく控られていたせいか、その反動のように、このところトルコ各地で気になる大イベントが続いています。
いや、本当に身体がひとつしかないというのが悔しい限りです。

先日、アンタルヤでも国際遊牧民・トルクメン・フェスティバルが3日間に渡り、アクスの奥地で開催されました。
遊牧民フェスティバルはトルコの各地でかなりの数で開催されているのですが、今回のは確実に最大規模と言える大きな祭典だったと思います。

アンタルヤ地元の遊牧民グループはもちろん、トルコ各地、さらにはアンタルヤに暮らす中央アジアや西アジアの人たちの参加もあり、またトルコの流鏑馬や村の女性たち、プロダンサーによる民族舞踊、見応えのある催しものでした。

近隣の山村から参加した、伝統の遊牧民衣装に身を包んだ本物の元遊牧一族の姿もあり、使いこなされたチャルック(牛革やマンダの皮革から作った遊牧民の履く靴)本当に履いてるー! とか、
手織りの絨毯やキリムのサドルバックを実際に身に着けている様子とか、私には興奮ネタが満載でした。



写真はアクスの遊牧民系住人の80歳になるおばあさん。
トルコのカード織り、チャルパナを実演していました。
昔は実用品として作っていたそうですが、今はこういうイベントの時などにやるぐらいだそうで、実際にチャルパナを日常的に織る人はもういないそうです。
全国的にそういう傾向になりつつありますので仕方がないことです。



こちらは布団の綿などを再生するための作業。
わたの打ち直しです。
弓のような道具と、その弦を回転されるためのボビンのような道具を器用に使っていました。

こういうことをやれる人たちが高齢の人たちに限られているんですね。
なんか色々もったいない話だと思いながら、私一個人の小さな力ではできることは何もありませんので、せめて動画でも残しておこうと両手に別々のカメラを持って撮影だけはしてきました。

まるで乙嫁物語の世界かと思うようなウイグルの民族衣装の若い女性の舞なども素朴ではあったけれど素晴らしかったです。心躍りました。
カラギョズとハジワットとも記念写真を撮りました。

日中は気温28度前後のアンタルヤ。
夢中になり過ぎて最後には身体の水分も枯渇して倒れそうになりましたが、もっと居たかったです。夕方からの遊牧民関係の研究者たちによるセミナーも聴きたかったとか、見れなかったもの、お目当ての人たちから話が聞けなかったなど、色々悔いはありますが、とても楽しい一日でした。

さて、現在も今後もトルコ各地で手工芸や民族文化に関連したイベントが目白押し。

今年は還暦を迎える(つまり年金生活のスタート)前の最後の年ですので、途中になったチャルパナ修行の続きや、ブロックプリントの弟子入り修行、アイシェとの10年ぶりで最後の作業になるかと思いますがドシェメアルトゥ絨毯の草木集め、糸紡ぎ、草木染め、織りなどの記録のための村滞在など、やり残したことを全てやって、自分の仕事人生の区切りとなる1年にしたいと思っています。

そして、のんびり老後人生の楽しみとして、日本やトルコで恥ずかしくないレベルで人に教えられるぐらいまでに知識も実技も高めるのが目標です。

春(というか飛び越えて夏)の到来で、気持ちも徐々に上昇中。
2年間の動けなかった時間をこれから少しずつですが取り戻しますよー!
(宣言しておくと実行する人…)

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Last updated  May 13, 2022 06:29:15 PM

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