あれから5年…アイシェの今とドシェメアルトゥ絨毯
あれから5年…。内田英恵監督がドキュメンタリー作品「絨毯の成る果樹の庭先 トルコ ある村の手仕事」を撮影されたのが2019年、そして内田監督のご厚意とご好意で2023年のトルコ南東部の大震災の際には、チャリティ上映会として作品を無償提供してくださり、たくさんのみなさまのお気持ちがトルコに届けられました。今回、この作品がオンライン配信されることになったそうです。(Baharの春日一枝さんが製作された映画題材のポストカード)内田監督から連絡をいただき、予告編を拝見しただけで、当時のことを含め色々思うところがあり、胸が熱くなりました。アイシェというトルコで一番古い友人への思い、トルコで関わり続けた手仕事への感傷、そして震災時の複雑な気持ちとそれを支えてくれたみなさまのこと…。ご覧になった方も、まだご覧になっていない方もこの機会にぜひご鑑賞いただけたらと思います。掲載サイトはホームタウンノート、鑑賞もこちらから → ★また予告編がYoutubeで公開中ですので、そちらもぜひご覧ください。↓↓↓↓↓予告編『絨毯の成る果樹の庭先 トルコ ある村の手仕事』あれから5年…。ドシェメアルトゥ絨毯の最後の織り手であるアイシェは、その後、中学、高校卒業資格試験、指導者資格試験などを経て、昨年秋より、国営の伝統手工芸研究所アンタルヤ校で絨毯織りの指導者として、勤務し始めました。さらに今年になって文化観光省から国家認定の作家としてのライセンスを授与され、各地での手仕事イベントなどにデモンストレーションで参加したり、大統領夫人同席の壇上で表彰を受けたり、当時と一転した生活を送っています。本人は自覚がないまま、何が起きているのかわからないまま、公的機関の人たちの指導と手助けによりあれよあれよという間の出来事でした。村で暮らす無名の絨毯の織り手であった彼女が、その存在を改めて広く公的にも認められ、経済的にも保証され、たくさんの仲間を得ることができ、日々、戸惑いながらも楽しそうにしている様子に、私も心から嬉しく感じています。かつてのように村で絨毯を織る時間はめっきり減りましたが、保護された安定した状態で次世代の若者へ形こそ異なりはするものの、その技術と知識は受け継げられていくことでしょう。アイシェは言います。「どんなに私を取り巻く環境が変っても、私は変らない。アイシェはアイシェ、絨毯を織ることが大好きな、あなたの友人のアイシェ、でしょ?」アイシェ、私はね、アイシェが幸せであればなんでもいいんだよ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーYoutubeのikumi nonaka チャンネルのメンバーシップ(プレミアムメンバー)に参加してくださると、トルコ各地のイーネオヤを始めとした伝統の手仕事についてのさらに詳しいお話やセミナー動画などをご覧いただけます。メンバー登録用リンクはこちらです。→ メンバー登録------------------------------------------------------------------《2025年オヤマニアの会のイベントのお知らせ》□オヤ展示会、ワークショップ、販売会日程:2025年2月22日(土)ー24日(月・祝)場所:西荻窪 HAPA HAPA□チャルパナワークショップ 木版バスクのお話とワークショップ ウズベキスタンの手刺繍スザニの展示販売会日程:2025年3月1日(土)・2日(日)10:00ー17:00場所:上野(近く告知)------------------------------------------------------------------YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリ&アクチェのショッピングサイトはコチラ↓(国際送料なしでお買い物ができる「日本国内から発送」カテゴリーの商品は日本のアクチェから発送中しておりますので、ぜひご利用ください)ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村その他・全般ランキング