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華南 文
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共犯者の甘い罪(旧:あたたかな記憶)
実は正直いいますと カバーが綺麗だったので衝動買い(笑)
あとがきを読むと イラストの宝井さきさんは文庫の挿絵は初めてだとか…
シンプルでノーブルなお顔立ちのキャラクターはカラーの方が更にプリッと感がいいです♪
と、それはさておき。
池戸さんの作品は初めて読ませて頂いたので 他の作品はどうなのか解りませんがこの「共犯者の甘い罪」は面白かったです。 カバー後ろ面を抜粋します。
「この行為は裏切りなのか___。 幼馴染みの亮介に毎晩のように抱かれている巴。 けれどずっと好きたっだ亮介とのセックスなのに、巴は溺れきれない。 何故なら亮介の元恋人が気になるからだ。」
亮介 巴 尚弥 の3人は幼い頃からずっと仲良しだった。 しかし微妙に関係が変化し始めたのは高校を卒業したあたりから。 尚弥は小さい頃から体が弱くそれを庇うように亮介と巴は寄り添っていたが 死期が近いことを悟った尚弥は亮介に自分の気持ちを告白。 亮介は実は気持ちを巴に残しながらも 尚弥を受け入れて付き合うことにする。 やがて尚弥が亡くなり 本来気持ちを通じあわせていて隠していた亮介と巴は付き合い始めるが 亡くなった親友尚弥の事が頭から離れずに苦悩する巴。 色んな気持ちを抱えたまま苦悩する巴の元に 以前から色々と相談し また3人の関係を知っていた朝永と言う男が再び現れる。「俺と居た方がシアワセだよ」と巴を口説く。
※突拍子もない話でもなく淡々と語られていく風。
読み進めて行くごとに3人+1人の関係がどんどん読者にも解っていくという感じです。 最初はそんなに集中して読んでいたわけでもなかったのですが どんどん引き込まれていく感じです。 張られている伏線も最後は見事に綺麗に拾われています。 朝永というちょっと怪しい人物が めちゃめちゃいいスパイスになっていて この脇役の人がただのアテ馬になっていない 重要な役割を担っているという点でもよく練られた作品だと思います。 尚弥を挟んでしか向き合えない亮介と巴。 互いに本当の気持ち(綺麗ごとではない部分)を吐き出して 正面からぶつかり合えない二人に未来はやって来るのだろうか?
BLなので勿論登場人物は♂オンリーなのですが 例えば体が弱く色んなものを残して亡くなる「尚弥」が女の子だったとしたら 普通の小説として充分に読めるいい作品だと思います。 衝動買いだったので偶然とってもいい作品に出会えて凄く得した気分でございます。 未読の方がいましたら「華南おススメ」なので是非読んでみて下さい。 萌えのツボは人それぞれなのは重々承知の上ですが これはほんとにおススメです。 ただ「BLはラブシーン重視!ラブシーンこそがBL!」の方にはおススメできませんが(笑) TOPページから日記が消える頃にはフリーページに移動しておススメしようと思うくらいいい作品ですよ。
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最終更新日
Jun 30, 2005 07:29:11 PM
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