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ふぇいばりっとだいありー

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華南 文

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Aug 25, 2006
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カテゴリ:ノベルズ


 箱の中 箱の中 檻の外 檻の外

 久しぶりに私の涙腺が崩壊致しました。 完全に洪水状態で涙だけじゃなく鼻水だらだら…(汚くてすいません^^;) 夕食お片づけ後、読み始め一気に2冊を読破。 気がついたらAM2時半過ぎてました。 そして読み終わった後にはティッシュの山が(苦笑) 本読んでちょっと泣いたって言うのは結構あるんですけど(恥ずかしながら)こんなにドロドロになる位まで泣いたのは久しぶりでした。 特に箱の中の終盤辺りから檻の外は最初から終わりまでほぼグズグズしながら読みました。 途中で涙が溢れて止まらなくて何度も中断して鼻水をかんだり(汗) 私の泣くツボをことごとく刺激する作品でございました。
 主役の堂野よりもその相方になる喜多川にことごとく涙腺を破壊され尽くしました。 不幸な生い立ちでその育ってきた環境から普通の感情を持てない喜多川。 最初はそんな喜多川に同情しながら読んで居たのですが 刑務所の中で堂野と出会い少しずつ色んな感情を覚えていくのです。 まるで生まれたばかりの子供ように。 そしてそれは「愛してる」に変わっていくのです。 何も無いと思っていた自分の人生に「意味」を持たせてくれた堂野を純粋に一途に思い続けるのです。 しかし堂野の方は喜多川に対する思いが同情なのか友情なのか愛情なのか迷いながら先に出所していきます。 外の世界でも喜多川を受け入れてこれから先ずっと生きていけるのか?… 出所後喜多川は何年も必死で探し続けてやっと見つけた堂野でしたが その傍らには小さい女の子がいました。 堂野は結婚し子供ももうけて居たのです。 それでもどうしても傍らにいたい喜多川は近所に引っ越してきてしまいました。 そしてそんな時に堂野とその家族の身に大変な事件が起きて 堂野と喜多川の運命はまた重なって動き始めるのでした。 とにかく切なくて切なくて涙が出るのですよ。 やりきれない気持ちやら良かったねと思う気持ちやらごっちゃ混ぜで次から次からページをめくる度に溢れてきて… 久しぶりですBL作品でこんなに泣いたのは。 最後の「なつやすみ」では堂野の息子・尚の視点で堂野と喜多川が描かれています。 これがまた…泣けるんでした。(泣いてばっかりですね…) 幼い日思慕の情で一杯になった尚は家族に嘘をついてまで 生き別れた顔も知らない父親である堂野に会いに海辺の町にやってくる所から 後に成長し今度は自分の息子を連れてその海辺の町にやってくる所で終わります。 そして綺麗に完結しています。 最後には喜多川がシアワセな日々を過ごせたんだろうなぁと思い胸が暖かくなり そして同時に切なくなるのでした。
 主人公の堂野よりもどうしても喜多川中心にココに書いてしまうのは 私の思い入れが激しいからなのでご容赦を。 ベッドシーンなんかどうでもいいや~っとほぼ飛ばして読む程 のめり込んで一気に読んだ作品はホントに久しぶりだったです。 萌えツボは十人十ニ色なのでいつもは無理にはお奨めしませんがコレはホントにお奨めの作品だと思います。 機会があったら未読の方は是非読んで欲しいと思います。 CD化? いえいえ、寧ろ映画化して欲しい位しっかりした作品だと思います。
 巻末に「檻の外番外編小冊子応募券」が付いてたのですが… 一ヶ月前に締め切りだったのねぇ遅かった(涙)

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最終更新日  Aug 25, 2006 08:54:48 PM
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