ふぇいばりっとだいありー

　　　WILD ADAPTER（6）

　読みました。　この６巻はまさにまるごとハードボイルドです。　時任が出雲会にＷＡ絡みで拉致られて　久保ちゃんが奪還しにいく話です。　ＷＡはひとつひとつの独白や台詞に心を揺さぶられるものが多いのですけど　今作もそれが散りばめられてましたよ。　ラストで海に浮かぶ久保ちゃんと時任が海中からのアングルで描かれていて…　そのページを見ていると勝手に脳内に「～泡沫～」（久保時ＳＯＮＧ）が流れてきました（笑）　野良猫時任を拾ってきて飼い慣らした久保ちゃん…　実はそうではなくいつのまにかその野良猫に飼い慣らされていたのは狂犬の久保ちゃんの方だったのね。　狂犬だけど主人にだけは忠犬で　そして野良猫も狂犬もただ生きる為だけに生きているという。　色の無い世界に色をくれる野良猫　過去の無い世界に過去を作ってくれる狂犬。　殺伐として残虐であまり救いようのない作品だけど　この久保時の２人に心惹かれるんですわ。　大好きです♪
　まだ久保時２人には知らされてはいませんが　時任の過去が見つかった描写がありました。　今後の展開もまた楽しみです。　峰倉さんにはこれからも是非、続けて書いていって頂きたいです～。　体調には気をつけられて。