みいな と るんな

２度目の外泊

木曜日、マンションに戻って、懐かしいおもちゃで一緒に遊びはじめるゆうきとみいな。

もともと仲の良い二人だったので、息もピッタリ。

食欲が完全に戻ってなかったみいなも家では沢山食べてくれた。

金曜日、ゆうきは幼稚園に。

本当は休みたかったみたいなんだけど（本当は休ませたかったんだけど）、土曜日は運動会なので行かせないと。

先生から、お弁当食べるくらいだったらみいなちゃんも行っても良いよって言ってもらってたので。

みいなも明日を楽しみにしてるみたい。

だんなはもちろん仕事なので、みいなと二人で久しぶりの我が家を楽しんだ。

土曜日、運動会。

ありがたい事に、お弁当は私の母が用意してくれて、だんなの母がみいなと一緒にお留守番をしてくれる。

ゆうきはとっても頑張っていた。

みいなが寂しがるから、運動会には見に来なくて大丈夫だからと言っていたゆうきももちろん嬉しそう。

メインはかけっこ、絶対１番になりたい！って言ってた。

ビデオ役の私、流れ作業のように進んでいくかけっこを、残念ながら見逃してしまったのだけど（あり得ないって旦那に言われたけど）ゆうきは見事１番。

帰ってからみんなでビデオ見て、みいなもダンスとか真似て踊ったりして楽しそうだった。

幼稚園の行事、みいなが入る予定だったクラスの子達もかけっこしたり、ダンスしたり。

みいなもここにいるはずだったのにと思うと複雑だった。


入院して以来、２ヶ月ぶりの外出で、外の空気にふれて疲れが出たのか、日曜日は朝から少し微熱。

心配したけど、午後には平熱に戻った。

夜はリクエストのエビフライともずく。

みいなはもずくが好きで病院の冷蔵庫にももずくをストックしているくらい。

食欲ないときでも食べてくれたりするので助かるんだけど、生禁のときは食べれないからなぁ。

大好きな梅干も納豆も、生禁時はＮＧ。

これはみいなにとっても私にとっても辛いんだよなぁ。

今回も看護師さんにおうちで何食べるの？と聞かれて、もずく！と胸を張って答えたみいな。

大笑いされながら見送ってもらえました。

月曜日、今日は病院に戻らないと。お昼までにって言われてるから早めにお昼を済ませて。

だんなは仕事なので、また私の父に運んでもらう。

みいなは嫌だ～って用意を拒否。（もちろんだけど）

ゆうきは、みいなはママと一緒に居られるんだから、行っておいでって。

本当は僕だって一緒に居たいんだからって。

最近はゆうきに電話をしても素っ気無かったり、電話に出てくれない日もあったり、少し寂しく、自信をなくしたりもしてたんだけど、違ったんだと嬉しくもあり、ゆうきの寂しさがダイレクトに伝わってきて、辛くもある一言だった。

夜から明日から始まる治療に向けて点滴が始まった。

みいなと、また繋がれちゃったねと苦笑いした。

仕事が終わった旦那が残りの荷物を持って来てくれた。

旦那の帰り際、みいなが”みいな頑張るからね”って。

もちろん私が仕込んでたわけでもないのに、そう言った。

みいなの言葉に私はとても驚き、喜び、悲しみ、旦那も涙がにじんでいた。

まだ３歳と少し、自分の置かれている状況が理解できているんだと痛感した。

ゆうきの言葉と、みいなの言葉、子供達は本当に頑張ってるんだ、私ももっと頑張らないと。