2004/12/10(金)00:29
韓国(朝鮮)特集(4)『おどりトラ』金森襄作
おどりトラ
韓国・朝鮮の昔話
こどものとも世界昔ばなしの旅
金森襄作/再話 チョン・スクヒャン/画(福音館書店)1997年 11月
読んであげるなら:4才~ 自分で読むなら:小学校初級むき
神の使者か?と思うような白いトラが主人公なのですが・・・
じつはこのトラ、おどりが大好きな「おどりトラ」でした。人里に下りていって踊りの腕をみがけば、それなりに人々からは崇拝されるようにもなりましたが、なんだかひょうきん。
あるとき、トラの仲間達と大好物の人間を見つけ、みんなで「トラ梯子」を作って木のてっぺんまでおいつめたときのこと。追い詰められた木こりは、かみ殺される前にもう一度だけと、大好きな笛を吹き始めました。
思わず誰もが笑い出してしまう結末。韓国・朝鮮には底抜けに楽しいお話が多いですね。
『おどりトラ』の番外編のようなもので、たまたまうちの子が幼稚園のときの配本にこんなのがありました。(図書館にあるかな~?)
『あそびトラ』こどものとも年少版1998年10月号(通巻259号)
金森襄作/文 チョン・スクヒャン/画(福音館書店)
―韓国・朝鮮の伝承遊び―という副題がついています。もちろん!あの『おどりトラ』のトラたちがこの本の中でも、やんちゃな子ども達のように所狭しと跳ね回っています。