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カテゴリ:民事事件の苦悩
ある企業の民事再生申立を行いました。
地方紙の一面を飾っております。 担当事件が一面になったのは初めてです。 一面に載るということは,ある程度企業規模が大きいわけで,それだけに,申立添附書類を整えるのは大変な作業です。私はほんの一部だけで関わっただけで,寝ていますが,主任は徹夜,徹夜です。本当にご苦労様です。 さて,私は,申立初日は,会社に張り付いていました。 朝,社員を集めて,民事再生申立をしたことを社長が報告。 会長は挨拶の途中で。涙。 企業を育ててきたことを思いつつ,自分の育てた会社が危機に陥ったこと,従業員を窮地に追い込んだこと,等々思われたのでしょうか。 社員も涙です。 その後,社員は危機を乗り切ろうと必死に自分の仕事をされていました。 是非,回復していただきたいです。 なお,同じ日,私の刑事事件が社会面に大きく載りました。 会社を一時抜け出して判決公判に出ていたのです。 被害者の被害感情は極めて強く,刑務所に入って性格まで直せと厳罰を臨んでおり,検察官がそれを読み上げておりました。 被告人はうなだれて,死んでしまいそうな顔をしていました。 被告人がやったことは強く批判されることで,仕方ありません。 が,被告人の環境も考えるとかなり同情してしまいました。 というわけで,一面と社会面をそれぞれ民事刑事で飾った変わった1日でした。 人気blogランキングへ ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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