Traveling Water

2006/09/12(火)01:19

「UNITED 93」

thoghts(12)

あれから5年。 この映画を観たのはもう何日も前ですが、気づいたら911。。。 911に因んでこの映画の話ってのもベタですが。 最初この映画を知った時に、「たったの5年で既に映画化??!いいの?!?」という気持ちが正直ありました。 が。 この映画は監督自らが被害者の家族全員へ自ら訪ねていき、それぞれの承諾と協力を経て作った、というのだから見てみようと思いました。 こち虎自腹じゃの井筒監督ではないけれど、この映画を見てから「ワールドトレードセンター」を見たら、ハリウッド映画って、なんて傲慢。。。。。と思ってしまうかも。。。。かも。 先日仕事の後ぽっかり時間が空いてしまい、ちょうど通りかかった映画館でUnited 93を上映していたのでふらりと1人観る事にしました。 映画館に行く事自体実は何年ぶり?思い出せない程。 しかも一人でなんてもう何年もありません。 過去に私はボストンに住んでいて、United 93はボストンからサンフランシスコへ行く途中ハイジャックされたというし、サンフランシスコには姉が住んでいたので、その経路は過去に何度も使ったのでとてもリアルに感じました。   ハイジャックした3人組が前日泊まっていたボストンのホテルは以前私が住んでいたアパートから徒歩10分内にあったホテルだったし、色々な事がリンクして一人号泣。 本当に恐ろしい。 恐ろしい事でした。 9月11日、黙祷。 映画を観終えて、ドス~ン。。。。すっかり落ち込み、なんともやるせなくなり。。。。 このやるせなさをどうすれば。。。だからといって人に会う気なんて到底しない。 でもなんとかしないと気持ちが切り替わらない。 ふと目に入った広告。 黄金に光る力強い「S」の文字。 隣の劇場では「スーパーマンリターンズ」を上映していました。 「ああ、助けてスーパーマン!!!」  気づいたら、立て続けに「スーパーマンリターンズ」を観ていました。 UNITED 93の後にスーパーマン。。。なんて無神経と思われるかもしれません。 でもその時の私には対局のものが必要だったのです。。 そしてすごかったす。スーバーマン。だてに全身タイツはいてないっす。 スーパーマン、かなりスーパーでした。 基本、アメリカではこのような映画の場合、上映中客が大騒ぎします。スーパーマンの手柄に拍手をしたり。 でも日本の観客はお行儀が良いですね。私も静かに観ました。 ああ、王道ハリウッド映画。。。。。。 両極端なアメリカ映画。方や現実、方やファンタジー。。。。。 どちらにせよ人間の心が生んだ世界ですね。

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