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2022.08.17
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カテゴリ:宮日新聞



昼休みに校庭で過ごす伊東あゆみと4年1組の子どもたち。マスクを外して記念撮影。先生の進むペースと呼吸を合わせ駆けだした。東京都世田谷区の区立給田(きゅうでん)小。(撮影・京極恒大)

初めて教室に入った時の嫌な空気を、今も忘れずにいる。子どもたちは仲良しグループで固まり、好き勝手にしゃべり続けている。他者にはまるで興味がないようだ。「新学期から3カ月近くたつのに、クラスメートの名前を知らない児童がいるのには驚きました」

昨年6月、東京都世田谷区にある区立給田(きゅうでん)小の4年1組は、学級の荒れのさなかにあった。1学期の半ばで児童と担任の関係がこじれ、授業が成り立たなくなった。当時、算数の少人数指導を担当していた車いすの伊東あゆみ(54)が、急きょ担任を引き継ぐことになった。

▼マル秘

1カ月程度は様子を見ていた伊東だったが、2学期から学級便りを書き始めた。児童38人と保護者に、日々の出来事や自分が大切にしている考え方を伝える。同時に子どもたちには日記を提出してもらうことにした。

当初は表面的な記述が目についたが、「このクラスの子たちは実は人並み以上に感受性が強く、仲間に関心を持っているのではないか」と読み取れる文章も増えてきた。

「紹介したい日記があるので学級便りに載せたい。嫌な人はマル秘マークを付けて」。提案してみると、予期した通り多くにマル秘が付いてきた。だが、一人二人と紹介していくにつれ、その数は減っていった。

2学期の終わり。ある児童が4年間で初めて授業で意見を述べることができた。「ちゃんとみんなきいてくれたから発言できました」。日記にはあのマークがなかった。以来、その子は何度も手を挙げるようになった。

伊東がとりわけ大切にしてきたのは、聴く姿勢だ。「人の話をちゃんと聴いていれば、いつか話したくなる時が来る」。積極的な発言も大事だが、五感を澄まし、他者に耳を傾ける時間に大いなる価値があると信じる。

30年余りの教員生活で何度も担任を経験し、教科の学習会にも参加してきた。人間関係が安定している学級は、子どもの発言がその場限りで途切れない。振り出された言葉はこだまし、面白いようにつながる。授業は教室の人間関係を示すバロメーターだと学んだ。

子どもたちの成長を今、弾むように語る。「話したくてうずうずしている男子が、人の発言をちゃんと待てるようになってきた。すごいでしょ」

▼武器

伊東が自身の体の異変に気付いたのは、教職に就いて間もない20代の頃だった。高校時代は運動部で体力には自信があったが、階段を上ろうとすると、なぜか足に力が入らなくなった。何度か検査を受けたが、全身の筋力が徐々に衰える難病だと分かるまでにはずいぶん時間がかかった。

つえを使う生活が続き、十数年前からは電動車いすで移動している。「公共交通機関での通勤は難しいので、転勤のたびに学校の近くに引っ越す必要があるんです」。希望する学級担任にはなかなか縁がなかったが、やりがいのあるこの仕事から離れられなかった。

授業の時は教卓に少し寄りかかるようにして立つ。黒板は使わずに自分のノートに「板書」し、モニターに映し出して児童に見せる。車いすの乗り降りの際、介助をするのは子どもたちの役割だ。

着任時こそ同情的な視線を送ってきた児童だが、慣れてくれば障害を理由に手心を加えてくれるほど甘くはない。それでも、ベテランの伊東はめったに大声を出さない。騒がしい時も命令調の指示はせず、静かに待つ。

他の多くの教員のように、授業中に教室内を歩いて子どもの声を拾い、ノートの書き込みを確認するような指導はできない。「教員が横に来てくれるだけで子どもは安心感を得られることもある。私にはそれができない。言葉だけが武器です」

▼信頼

伊東は教室での席決めを子どもたちの話し合いに委ねている。昨年6月は決定までに2時間以上かかったが、今年1月はわずか15分で終わった。学校の生活アンケートで「友達や先生の話を聞くことは好きだ」との項目に対する肯定的な回答は、1学期の41%から2学期は86%に上昇した。「安心して自分の話を聞いてもらえる場所になってきたんでしょう。仲間への信頼が土台にあると思います」。理想とするクラスにはまだ遠いが、教室にはもう重苦しい雰囲気はない。

1月の社会科の授業。冬休み明けで気もそぞろなのか、子どもたちの集中力が高まらなかった。話し合いが低調とみるや、伊東はその日のテーマの浅草の歴史と、自分との関わりを語り始めた。居住していた祖母が、東京大空襲の前日に疎開して難を逃れたこと。1日遅ければ亡くなっていて、今ここで皆に会えなかったかもしれないこと。とつとつと語る言葉に教室は静まり返り、直後から子どもたちの発言が一気につながり出した。「素晴らしい話し合いができましたね」。いつもの穏やかなトーンで、授業を締めくくった。(敬称略、文・名古谷隆彦共同通信記者、写真・京極恒太共同通信編集委員)







給食はパーティションで仕切って、一人一人黙って食べる。朝から夕までマスクを着け、お互いの素顔が見えるのはこの時だけ。隣の友だちが気になる。東京都世田谷区の区立給田小(画像の一部にモザイク加工しています。撮影・京極恒太)

【コロナと子どもの荒れ】

新型コロナウイルスの感染拡大で、子どもは家庭でも学校でもストレスを抱えている。マスク着用が実質的に義務化され、人と距離を取るよう推奨されるなど、多くの制約の中で教員や仲間との関係は希薄になりがちだ。

「コロナ禍は教員の学級運営にも影響を与えており、普段なら対処できるような小さなほころびが、学級の荒れにまで発展するケースもある」と指摘する専門家もいる。

学級の荒れには、「多様な形態がある」として、文部科学省は「学級崩壊」との言葉は使わず「学級がうまく機能しない状態」と呼ぶ。ただ、現場の実態調査はしておらず、コロナとの関連性も明らかになっていない。


宮日新聞の〈かわるかえる〉での記事に出てくる”伊東あゆみ”で検索してみた。”伊東あゆみ先生”と予測変換候補が出てくるので、この車いすの先生は有名なのかな?と思っていたら、中部経済新聞毎日新聞の2つがヒットしたので見てみる。宮日新聞に載ってた文章と同じ…あれ?有料記事ィィィびっくり金とるのか…賞金スクロールしていくと山陰中央新報デジタルに”伊東あゆみ先生”の関連記事がスマイル『(4月)4日に載っていた特集記事かわるかえるで〜』と書いてあるから、感想文ですね。って、また途中から文章が消えている。有料記事かよしょんぼりでもすごいよ、この先生。私の身内に元教師の方がいて、親戚からその方のことを聞いた事があるけど、教職というのはとってもHARDですショックまず、忙しすぎて睡眠時間足りなくなります。朝7時頃出勤、夕方6時頃まで仕事、時には残業あり、仕事の帰りにスーパーに寄って買い物、帰宅後手早く(でも手抜きはしないちゃんとした献立)食事の用意、食事を取った後茶碗を洗いお風呂、旦那さんの身の回りの世話、その他色々してたら睡眠時間4時間!とんだブラック企業death!!毎日そんな生活してたら死にゃせんかほえー私は体弱いからぶっ倒れて死ぬぞぃショックしかもこの伊東あゆみ先生は身体障害者でHARDな教員の仕事をこなしている訳でしょ!?つえを使う生活ならば、洗濯炊事風呂など日々の生活だけでもかなり時間かかりそう(;´Д`)それとも食事は宅食なのか?介護ヘルパーさんを雇っているのか?親か兄弟と同居していて仕事に専念できるように身の回りの世話などのサポートをしてくれているのか?そこのところどうなんでしょうしょんぼり”教職に就いて間もない”20代で難病におかされたと書いてあるので下世話ですが恋愛はしてきたのか、結婚は諦めたのかも気になりました。この方のパーソナルなことが気になりだしまして、えぇ(´・ω・`)身体だろうが精神だろうが障害を持ったなら、恋愛ごとには恵まれませんもん号泣やりがいのある仕事と生徒達との関わりが彼女の人生に一筋の光を差しているのかなぁと思うのですが本人に聞いてみないと分かりません。




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最終更新日  2022.08.19 20:02:59
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