カナダの自然に囲まれて・・・

羊飼い

カナダ人のうちのダンナさんは　『羊飼い』なんでありますが
（詳しいお話は　こちらから　どうぞ☆）
その羊飼いの仕事が　今年(2005年)も6月から始まりました。

毎年　夏の2～3ヶ月という短期の
（でも　めちゃくちゃ　長～～～～く感じる）
お仕事です。

羊飼いの仕事が始まると
ダンナさんはＢＣ州のある山奥（毎年違う場所）に入って
羊と一緒の生活が始まってしまうので
夏の間　会えない日が続きます。

ダンナさんと結婚する前は　毎年　夏の間だけ　
遠距離交際してましたっけ・・・☆

わたしが日本にいた頃なんて

超　遠距離！！

でしたネ・・・。(^_^;)ハハッ


でも今年は　放牧の地域が　ダンナさんの実家の牧場から近いところとなり
ダンナさんも時々　実家に帰ってこれるという事だったので
タッくん（息子）とわたしも　ダンナさんが羊飼いの仕事のをする前半の一ヶ月の間
ダンナさんの実家でしばらく過ごす事にしました。

そして！！　
わたしたちも　ダンナさんの仕事場の山奥に
様子を見に行くことができました～！！

パンパカパ～ン♪☆♪☆

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さてここで・・・

『羊飼いの仕事って　一体どんな風？』

と思われている方のために
ちょっと「羊飼い」についてお話を・・・。

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カナダでは林業が国の大きな生産源です。
伐採企業がまず山に入り　森の木々を伐採していきます。
そのあとで　今度は　Tree Planter（木を植える人）が
禿山に苗木を植えに行きます。
この仕事をTree　Planting　というんですが
実はダンナさんはこの仕事もした事があります。
こうして植えられた苗木が　数年後に　ある程度大きくなった頃
羊の出番となります。

少し大きくなった苗木の周りに
覆いかぶさるようにボウボウと生えている草を
羊たちが食べる事によって　木の周りが除草され
太陽の光を浴びやすくなり　木の生長を促します。
除草の薬品を使うよりも　羊を放牧させた方が安く済むので
国の森林行政はこの方法を好むのだそうです。

薬品を使うより　断然こっちの方が
自然にとってもいいと思うんですけどね。

さて　羊たちですが
毎年だいたい１５００頭の羊が使われます。
BC州の隣　Alberta州からトラックで一気に運ばれてきます。
今年は少し少なめの1200頭だそうです。
（それでも多いけど・・・）
だいたい大型トラック3台～４台分になります。

この羊の群れを世話するのが　羊飼いたちです。
だいたい２～３人の羊飼いが　群れを見守ります。
そして羊飼いに必ず付き添うもの・・・
それが　牧羊犬のワンコたちです。
牧羊犬で有名なボーダーコリーたちです。

ほとんどの羊飼いたちは　ボーダーコリー犬を使いますが
家のダンナさんは　オーストラリアン・ケルピーという
別の牧羊犬を使っています。彼らも立派に羊を追いかけます。笑

　　　

　　　　　　　　↑左がケルピー犬のテイくん　
　　　　　　　　　そして右がボーダーコリーのドックくんです。


このほかにもガーディアン・ドッグといって
白い大きなワンコたちも　羊の群れと一緒に行動します。
彼らは名前の通り　熊などの外敵から群れを
ガードする（守る）ためのワンコたちです。

　　　

　　　　　　　　↑ガーディアン・ドッグ


早朝に羊を囲いから連れ出し
伐採された区域（Cut Block）に羊を放牧して
一日中　草を食べてもらいます。

そして日が沈む頃　再び囲いの中に連れ戻し
シェパード（羊飼い）たちも　キャンプで寝泊りします。
これが　羊飼いの生活です。

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さて　今年はダンナさんの羊飼い姿に会いに行ってきました！

わたしは　結婚する前にも一度　10日間くらい
一緒に羊飼い生活をしたことがあるんですが
今回はタッくんを連れての見学です♪

タッくんと一緒に　ダンナさんのいるキャンプ場を目指して
まずはハイウェイを３５ｋｍほど　つっぱしり
左側に見える山道に入っていきます。

　　　　
　　　

山道は砂利道になっていて　ガタガタと揺られながら
砂埃をたてて　さらに１０ｋｍほど走ったところが
羊飼いたちのキャンプ場になっていました。

その日　もうすぐでキャンプ場！というちょっと手前で
前方に見覚えのある姿が・・・

♪あ！ダンナさんじゃん♪

そしてその道のすぐ横に
わんさかと羊たちが草をムシャムシャ食べている景色が・・・

おー！！！いるいる！
羊だぁ～～～♪

早速　車を停めて　タッくんを抱っこして
パパ～～～！に会いに行きました。笑

　　

パパもタッくんに会えてとっても嬉しかった様子♪