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カテゴリ:プラモデル(模型)
タミヤミリタリーミニチュアシリーズNo.35108 T-62A戦車の続きです。
今回もマニアックなので、興味の無い方はスルーください。 先回お話しましたが、タミヤのT-62Aは結構手を加える必要があります。 資料を集めなくてはなりませんが冷戦時代の東側の戦車のため、西側に比べ 圧倒的に情報が不足しています。 知っている範囲で集めたのが下の2点。 タミヤの「ソビエトT-62戦車写真集」(現在絶版だと思います)と雑誌の「Panzer Graph! 6」 です。 写真集はその名の通り実車の写真を集めたものですが、T-62の他T-54/55も 収録されています。T-62は対空機銃の有無の写真が混ざっており、最初その 違いに気付くまで翻弄されました。 Panzer Graph! 6はT-62Aの作例が紹介されており、タミヤの写真集では判らない 細部が再現されていて参考にしています。 今回T-62Aを製作するのに同じタミヤのT-55から多くのパーツを流用しています。 サーチライト、雑納箱、機銃、等等・・・。T-55は最近のキットでとても良い出来で、 T-55が発売されていなければT-62Aは完成出来なかったと思います。 キットのターレットは結構実車の雰囲気を上手くつかんでおり、特に上面の傾斜具 合などいい感じと思います。 しかし全体的に下部の形状がおかしく、上面から見た時真円になっていない、前面 下部の食い込みが大きい、等をエポキシパテで修正しています。 タミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)はプラと硬度が近く、加工がし易いので良く使っ ています。形状の修正後、表面に溶きパテで鋳造肌を表現しています。 手すりはお決まりの真鍮線です。 ロシア戦車の特徴である長い砲身はキットを使用していますが、まず断面が楕円に なっているためエポキシパテを使い真円に修正しています。長さはキットを信じて そのままです。 砲身はターレットに接着固定し、基部のカバーをエポキシパテで再現しています。 ペリスコープは全て開口して作り直しています。メリハリを持たせたくて実車に比べ 少し大きめにしています。全てのペリスコープには透明プラ板から削り出したミラー が入れてあります。ハッチは左右とも回転が可能です。 車体のヘッドライトガードは真鍮線をロウ付けしたものです。 次回に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月12日 09時25分09秒
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