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2015年04月12日
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カテゴリ:エアガン
次世代電動ガンのHk416Dのボルトストップ(実際にはボルトは入っていませんが、便宜上
このように呼びます)が突如作動しなくなりました。

症状としては最終弾を撃ち出すと同時にボルトキャッチが跳ね上がりますが、マガジンを
抜くとボルトキャッチが自重で下りてしまいます。

hk416d-01.jpg
左が最終弾を撃ち出した状態。右がマガジンを抜いた状態。
ボルトキャッチが下りてしまっています。

セミの場合だとマガジンを挿したままでボルトキャッチが跳ね上がった状態でも、トリガーを
引くとカラ撃ちになってしまいます。
フルだと最終弾を撃ち出した後に一旦作動は止まります。(怖くてそのまま再度トリガーを
引き直したことはありません)

ホップパッキンの交換のためにアッパレシーバを外しましたがそれ以外は何も触っておらず、
思い当たることが全くありません。ボルトストップの作動に関して外からは全く確認が
できませんので、バラして調整を行うことにします。前回のメカボのメンテが2014年4月30日
でしたので、ほぼ1年ぶりに内部チェックも行いたいと思います。
大体、撃った弾数は3万~5万発位でしょうか。そのうちセミが8割位、室内使用のみです。

ボルトストップの修理自体はメカボを開ける必要が無いので、効きが悪い方は挑戦してみて
ください。

早速バラしてメカボAssyの状態にします。
ボルトストップの作動の確認のためタペットプレートスプリングのみ抜いておきます。

hk416d-02.jpg
通常の状態です。
セカンドカットオフリンク(シリンダ先端下部にある銀色の突き出した「つの」のある
部品:以降カットオフリンクと呼称)が下りた状態になっています。

hk416d-03.jpg
ノズルの後退と共に最終弾がチャンバーに押し込まれ、マガジンフォロワーと連動した
ラッチが突出することによってカットオフリンクを上方に押し上げた状態。(カットオフ
リンクのドライバーで指した部分が上がっています。)
この時、カットオフリンクの一部がタペットプレートの窓の中に入り込んでいます。

hk416d-04.jpg
ノズルが前進し最終弾を撃ち出すと同時にタペットプレートがカットオフリンクを前方に
引き出し、セカンドカットオフバー(以降カットオフバーと呼称)が引っ張られることにより
スイッチを跳ね上げ電流の接続を解除(小さいドライバーが指す部位)、カットオフリンクは
セカンドカットオフストッパ(以降ストッパと呼称)に乗り上げその状態を維持します。
(大きいドライバーが指す部位)

hk416d-05.jpg
横からだけでは判り難いので斜め下方から見たところ。
カットオフリンクが傾いてストッパに乗り上げているのが判ると思います。

hk416d-08.jpg
ボルトキャッチを押すことでカットオフリンクの先端の「つの」が押し下げられ、ストッパ
から外れることで通常の位置に復帰します。

この一連の動作において、カットオフバーによるスイッチの接点解除は作動していますので
最後のカットオフリンクがストッパに乗り上げた状態にならないことが問題と思われます。
メカボAssyを逆さまに持ちセレクターをフルの位置にしてトリガーを引いた状態でノズルを
引くと、セカンドカットオフの様子が再現できます。

どうやらカットオフリンクがいつもストッパに乗り上げないみたいです。

カットオフリンクはタペットプレートに引っ張られるとそのモーメントによりストッパ側に
倒れる構造になっています。
最初はタペットプレートの磨耗によりカットオフリンクを十分に引き出せないのかと思い
ましたが、タペットプレートを新品にしても変わりません。
タペットプレートに引っ張られた時のカットオフリンクとストッパの隙間がギリギリのため
掛かったり掛からなかったりするようです。

調整はカットオフリンクがストッパに掛かりやすくします。

hk416d-06.jpg
黄色い丸印内がカットオフリンクの追加工をしたところ。
上の丸内はストッパに掛かりやすくするため削り込んで磨いています。
下の丸内はタペットプレートとのすべりを良くするために磨いています。

カットオフリンクの調整の仕方ですが、ストッパに掛かるところはカットオフバーが
スイッチを跳ね上げると同時にストッパに乗り上げる位まで削りました。
抵抗を減らすために他の部品と接触する部分も磨いておきます。

hk416d-07.jpg
ノズルを出し入れして、いつもカットオフリンクがストッパに掛かるようになるまで調整を
繰り返します。

手による動作が安定したので試射して確認をしたところ、純正マグは作動しますがマグプル品
は作動しません。
ガックリしながら両者を見比べてみると、ラッチの出来栄えに差があります。
マグプル品はラッチのど真ん中にパーティングラインがあります。
これがカットオフリンクに引っ掛かっているのか?

hk416d-09.jpg
左:純正、中:マグプルPTS加工前、右:マグプルPTS加工後
パーティングラインを取り除いてみたところ改善がされましたが、繰り返す内に純正マグでも
作動不良が出るようになりました。もう訳が判りません。
これらに関してはマガジン内のフォロワースプリングを引き伸ばして押しを強くすることで
解決ができました。

なぜ突然にカットオフが作動しなくなったのかは判りませんが、寸法設定が絶妙になっている
ため、ちょっとしたバランスの変化で作動不良が出るみたいです。

カットオフリンクの磨きとマガジンのフォロワースプリングの引き伸ばしで100%作動する
ようになりました。次世代M4も構造は同じなので、対処は可能です。

次世代のボルトストップは少ない部品点数でよく考えられた構造だと思います。
電子制御化すればいろいろな機能が追加できるのでしょうが自分での調整が難しくなります。
安易な電子制御化は歓迎できませんね。

長くなりましたのでその2に続きます。






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最終更新日  2015年04月18日 09時13分22秒
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