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愛をこめて・・・みかみ塾裏日記

2006/08/04
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カテゴリ:みんなに向けて

僕の親父は昨年死んだ。

20年近く会ってなかったが、久々に会ったときは死体だった。

全然いい親父ではなかったが、小さい頃は親父を尊敬していた。

 

…今でも覚えている。

幼かった僕は、よくイヤホンのコードや紐なんかをからませてしまうことが多かった。

そんな時、僕は必ずそのからまったコードや紐をテーブルの上に置いて寝ることにしていた。

次の日、絶対にそのコードや紐がほどけていて、その横では親父が寝ていた。

親父って本当にすごいと思った。

どうして、あんなに硬くなった結び目やぐちゃぐちゃになっているコードを元に戻せるんだろうか?

って心底感動していた。

横で寝ている親父を、すばらしいと思ったし誇らしいと思った。

 

僕はプラモデルを作るときは、中身の稼動部分には一切興味がなかった。

動かない車、 動かないロボットでも全然かまわなかった。

だから、ややこしい中身を入れずに、外側の部分だけを作ることが多かった。

なのに、朝起きたら僕の車やロボットが動くようになってたことがある。

「きっと親父が、僕が作ったプラモデルを一回分解して、また組み直してくれたんだ。」

動くことに全く興味はなかったのだが、親父が作り直してくれた特別なプラモデルは、外側だけの僕が作ったプラモデルよりずっと素敵だった。 

 

そんな先生になりたいと思う。

生徒の心の紐がからまったり、生徒がピンチに立たされたとき、「先生ならなんとかしてくれるかもしれない。」ってそう思われる先生になりたい。

生徒のことを自分なりにきちんとやっていれば、生徒の心にいつまでも影響を与えることが出来る。

確かに、すべての生徒にできる限りのことが本当に出来ているか?と言われると首を横に振るしかない。

だからと言って、自分の最善を否定してはいけないと思う。

僕は毎日来る生徒からの質問メールを基本的にすべて答えている。

参考書を買ってくれた子で、本に関係ないことを質問してくる子だって多くいる。

全部答えている。

 

 

僕が研究をやっていた頃は、自分の働く意味を見出すのが難しかった。

収率をあげて、コストパフォーマンスが上がったからといって、誰が喜ぶのか?

その製品が完成して、他の工場に売られていったとして誰がうれしいのか?

それの特許をとって、他社の動きを封じたからと言ってどんな幸せがあるのか?

 

ある子は「今日もさすがにがんばってるね?」と言うとニコッて笑う。

ある子は「それでいいんだよ。」って言うと安心の笑みを浮かべてくれる。

「がんばっておいで。」「がんばってきます。」…生気がみなぎっている。

 

きちんと中身の入った仕事がやりたい。

表面をなぞるような仕事じゃなく、僕がコードがからまった時、親父に頼ったように…

僕もみんながきちんと安心して頼ってくれるような…

 

そんな仕事がやりたい。

きちんとした仕事をやることは、生まれてきた意義の一つだと思っている。






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Last updated  2006/08/04 11:02:35 AM
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