さやちゃんからエブリワン

みかみせんせい、お願いがあります。 このメール、みかみせんせいの日本一ブログにのせてくれませんか？最初の一行から最後の一行まで。 あたし、センター10日前にして、すごく気持ちが落ち込んだんです。 恐くて、恐くて。 本当に何もかも恐くて。 寝たら、起きたときすべてを忘れてるんじゃないかって怯えてた。 勉強しはじめたら、あっという間に時間は去っていくんじゃないかって怯えてた。 寝るのも恐い。 勉強するのも恐い。 本当にどうしようもなくて、みかみせんせいが教えてくれた携帯に電話しようかと思った。でも、それすら恐かった。 こんなさやは、せんせい好きじゃないはずだし、何より見離されたらいやだった。 どうしようもなく、公民館の自販機のベンチんとこで、体育座りしてボロボロ泣いていました。 で、なぜかそこで一瞬寝ちゃったんです。 泣き疲れた？ 夢を見ました。 白黒写真のように、色のない東大キャンパスにあたしはいました。あたし自身にも色がなくて、すんごく恐かった。あたしはキョロキョロしてたんだけど、恐くて仕方ないから、後ろに振り返って逃げようとしました。 そしたら、誰かが左手を掴むんですよ。 あたしは、誰かに引き止められたんですよ。 左手を見ると、誰にも捕まれてない。 でも、アファーメーションミサンガだけカラーが戻っていたんです！ あたしは、目をつぶって、安田講堂目がけて走りました。 息があがってきたけど走りました。 苦しいけど走り続けました。 もうだめっ、てとこで、眩しさを感じました。 目を開けると、見たことないくらい綺麗な桜が。綺麗な格好した自分が。 ぽかーんとしてたら、周りのキャンパスにカラーが戻っていって、太陽がやたら光ったなってところで、あたしはハッと目覚めました。 アファーのミサンガ切れてた。 あまり驚きはありませんでした。あたしは、ミサンガをしっかりと腕時計に結びつけました。 あたしは一人じゃないから。 あたしはみんなであの桜をもっかい見るから。 みんなで合格るんだもん。 みんな、ありがとう。 恐いの我慢して進もうね。 苦しいところを乗り越えようね。絶対、みんな苦しいんだから、僅差の勝負をするには、今、前進しかないよね。 あと9日、駆け抜けてやる。 支えてくれてるみなさん、大好きです。 さやは絶対東大一回生になります。 さや★