[経営戦略] カテゴリの記事

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• 勉強コミュニティを作る…

  僕は２年前に宣言していた。ブログは仕事だ、と。それから、せっせせっせとブログを書き続けてきた。その結果、最近では平均４０００程度のアクセス数になった。（皆さんありがとうございます。）しかも今日は書き始めてちょうど１０００日目だ。１０００日間ブログを書き続けた。さらに、ゆうき先生やミスターホンダら、みかみ塾に関係あるブログのアクセス数を合計すると１日１万アクセスを超える。僕はすごいことだと思っている。経営的に途方もないアドバンテージだ。この数値はまだまだ増えるのだ。しかもすごい速度でだ。断言できる。 なぜなら、大学受験を終えた子供達の応援が入ってくるからである。毎年その人数もどんどん加速的に増えているのだ。僕らはリンクで結び合って、がんばることを応援しあう。そのうち、巨大なコミュニティーに発展してくるだろう。 一方、それと平行して時間は動いている。僕らがネットでお互いを高めあっている間に、ネット人口や日本のネット総時間、あるいは消費の割合はリアルからバーチャルへともっと移行してくるだろう。業界地図を塗り替えられる時は、何かの転換期であると言われている。今の巨大企業、例えばYAHOOや楽天はネット人口が増えるとともに一気に成長した。結果的には一気に成長したように見えたが、必ずそれの準備期間が数年存在していたはずである。 僕は勉強産業の主体は、まだまだリアルの世界にその大半があると考えている。だが、いつか一気にバーチャルに移ってくるのではないかと考えている。バーチャルに移ってきたら、今より激しい戦争が始まるだろう。何せ、ネットの中の塾はどんな大きい塾でもあっという間に出来てしまうのだから。今までのように、立地や建物の外観はもう意味がなくなってしまうだろう。最強な個人塾には、たとえ大手であろうと飲みこまれると思っている。 僕は最強の個人塾を作ることに、立候補している。それは、僕だけの力じゃなく、僕の仲間達、そして自習室メンバーや山口の生徒、みきみ塾の生徒、東京の生徒、新潟の生徒、金沢の生徒、アファーメーションのみんな、DVD生徒、メール生徒達、他の僕らに関わるみんなと目指すつもりだ。僕らは根性や気合で結びついている。しかも継続力は半端じゃない。みんなが見たことない世界だ。 自分の夢や空想を強く信じた者が勝ちだ！ そう思っている。

  2007/02/20

• 炎集団を今までになかったブランドにする。

  炎集団みかみ塾は、高校生だけに特化した塾だ。そして生徒は、全国を想定している。今までの塾のやり方と同じでいいはずがない。愛を込めて…みかみ塾とまるっきりコンセプトが違うのだ。僕は今まで、リアルの各教室があってそしてネットや本があると思っていた。違うな…それじゃあ、今までの既存の塾の延長になってしまう。未来の塾はそうじゃないだろう。そういう時代は今までの話だ。 未来の塾は、今ここにない塾なのだから、既存の思想と分断されたものであるはずだ。 これからは… 具体的には、今日から全国ブランドを意識してすべてのことを考えて行きたい。 方針としては、まずバーチャルでイメージを確立してから、リアルをバーチャルに従わせる感じでコンセプトを守っていく。奇をてらってはダメだ。ど真ん中だ。  見えた！マジで見えた。 大手予備校より早くやらないといけない。早くやらないと、戦略がかぶったら怖い。でも、大手は一気にイメージ転換することは出来ないだろう。だって、大手なんだから… ブログデザインもすべて作り変える。塾のコア思想なので、僕の全思考を従わせていく予定だ。すべてのことを、コア思想からはみ出さないように組み上げる。 ゆうき先生と完全に思想をあわせてから、やっていきたい。コアさえ決まればあとは早いだろう。 よくよく考えたら、愛を込めてと炎集団。みかみ塾という名前で思想が結ばれていたのだが、どうして一気に新しいイメージを構築することろまでに頭が回らなかったのだろう。みかみ塾＝ハートじゃなくて、みかみ塾＝一生懸命にがんばる。という公式を考えきれなかったミスだ。 大合格先生に感謝だ。僕が気づいた記事にリンクを貼っておこう。僕にブレイクスルーをくれた記事。大合格先生。ありがとうございました。

  2007/02/13

• 有用な打ち合わせ

  税理士事務所での話がすんだ。今までで１番有用だった。なぜ有用だったかと言うと、これまでも毎年決算に関する打ち合わせを行っていたのだが、それはただ、儲かってるかどうかを確認するためだけの打ち合わせだった。ところが、この１年で、利益率や機会損失の概念のことを、少しだけ考えられるようになった。特に機会損失のイメージは、経営者にしか見えないだろう。その上で話した内容は、今後、どういう風に日本一を目指していくかということのヒントが得られたように思う。少なくとも今年１年でやるべきことが見えてきた。少し長いスパンを考えた時に、未来の準備を今のうちにやっておかなくては、スピード時代を乗り越えられなくなる。いざ、競争が始まってから準備を開始したのでは遅すぎるのだ。 よかった。タイミング的にはギリギリだった。ゆうき先生と打ち合わせがしたい。ゆうき先生と打ち合わせることで、また見えるものがある気がする。 今年はやはり参考書に力を入れる。そして、授業の形も変えていくつもりだ。

  2007/02/06

• 確信を持ってわかったこと

  ブログは僕の仕事だと１年以上前に書いた。なぜなら、僕のフィールドは日本全体だと考えているからだ。もし、僕がある一地域で塾をやり続けるのなら、ブログの書き方も変わって来るだろう。でも、そうじゃない。僕は日本中の人に向けてブログを書いている。不特定エリアの人に発信するのにはブログはすごいツールだ。  そして今、あることを考えていた。そればっかり考えていた。その結果、自信を持ってわかったことがある。それはネットの検索機能が益々充実してくる。ということだ。そう言えば、昔に比べてはるかに検索がかけやすくなった。変な言葉が選ばれる確率が減ってきた。これから、どうなるかということだ。 おそらくもっと的確に調べられるようになるだろう。そしてロスタイムがほとんどなくなるはずだ。ってことは、僕は記事にアップした瞬間から、検索をかけることができるようになるだろう。つまり、例えば僕がセンター予想問題をブログにアップした瞬間に、「センター予想問題」で検索した人の目に留まることが可能になる。その人が、「センター予想問題ブログに見っけ。」って書いたら、また検索キーワードとして拾われることになるはずだ。このことが何を意味するか？である。たぶん口コミが入りやすくなるはずだ。ってことは… 口コミが入りやすくなると、集客に使うエネルギーを減らすことが出来る。逆に、教務力などの内容の差別化を明確にしないといけない。その際、そのジャンルのトップにたっていることが必要だ。なぜなら、ランチェスター第２法則の破壊力を食らってしまうからだ。そうかー。わかってしまった。 急いで本を書こう。 ただ…仮に今年は本を５冊出すとする。１冊あたり２００ページの本だったとする。その場合、１０００ページを１年間で書かないといけない。もちろんそれ以外に校正作業がはいるのは言うまでもない。ってことは１日新しいページを３ページずつ書かないといけないってことになる。ここだ。これが問題なのだ。普通は無理なのだ。普通はね？ところが僕の場合は出来るのだ。 授業MATRIX計画があるからである。今までの授業の常識をぶち壊したい。みんなが、びっくりするこをやりたい。１日３ページずつ書きながら、きちんと授業もしていく。 今日ヒントをくださった、生徒のお母様。ありがとうございました。いい話が盛りだくさんでした。 ゆうき先生？先生も、激しく手伝ってくださいね？僕一人じゃあ出来ませんから…Yママさんもお願いしますね？

  2007/02/05

• みかみちゃん風塾戦略論１－２

  若い塾経営者のみなさ～～ん。戦略の勉強してるかな～～～？さあ、僕と一緒に戦略の勉強をしてみましょう。なるべく戦略を知らない人でもわかりやすく書いてみるからね？ もちろん、塾以外にもあてはまるはずだから、塾以外の方も参考にしてみてね？～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～　『第１項　ニーズに応えること（２）』これのつづき質問のメールをくださった何人かの方。少しずつ書きますね？ 僕の場合を書いてみよう。僕はまず最初にお母さんのニーズを考えた。今までの塾になかった概念で、かつ多くのお母さんが共通して思っていることである。自分がやりたいことではない。求められてることだ。塾が成績を上げることを謳うのは当然のことだ。そんなものを謳っても何の個性もない。それは結果で証明できるのだから、それを塾のカラーにすると厚みがなくなってしまう。勉強と違う次元じゃないといけない。とにかくほとんどのお母さんに共通している要望、あるいは子供への想い、あるいは塾への期待だ。 まず、僕は子供が生まれてからのことをずっと想像してみた。申し訳ないが、お父さんの視点は一切入れなかった。お母さんに喜んでもらえる塾を作りたかった。 お腹の中に赤ちゃんがいる時は、１０ヶ月の間一緒に暮らしてるんだな？って。それから、がんばって出産して、夜中に何度も起こされて、１年以上ミルクをあげて、オシメを変えて、入園式でドキドキして、小学校に入って... 大事な大事な子供さんを預かる塾として、どんなお母さんの要望に応えられるだろう？ってことだ。それより、僕がお母さんならどういう塾に子供を預けたいか？ってそこを考えた。 そして、２つのことを考えた。１つは徹底的に補習等をやるって言う方法だ。口コミのひとつの形態として「あそこの塾は熱心よ。」っていうフレーズは絶対にすごいパワーを持ってるに違いない。徹底的に熱く補習をやっていけば、その努力は必ずお母さんの心に届くだろうと考えた。 もうひとつは、今のコンセプトだ。「愛をこめて...」である。「愛をこめて...」に対して、怒るお母さんはいないはずである。１つ目の補習塾は、もしかしたら朝の仕事や交通手段の問題で必ずしも１００％のお母さんに受け入れられないかもしれない。だが、「愛をこめて...」ならば、絶対に受け入れてもらえるだろうと考えた。もちろん「あそこの塾は熱心よ。」っていうパワー口コミはないかもしれないが、それでも子供のことを一生懸命に考えているお母さんには喜んでもらえるんじゃないか？ってそう考えた。だから、すべて「愛をこめて...」を中心に組んでいった。ここがポイントだ。すべてを「愛をこめて...」を中心に考えていったのだ。何も参考にすることもなく、自分の「愛をこめて...」のスタイルを統一した。先生達の面接、時間割、補習のやり方...全部同じ価値観で統一していった。「愛をこめて...」に合致してるかどうか？だ。 もし、僕が補習重視の塾を作ったとしたら、そこを中心にしてすべてを組んでいくのだ。そして、全部統一していく。普通の授業のおまけで補習がついている程度では、いかなる外乱がきても乗り越えられるとは言いがたい。補習の最高形を追及したいし、そのための教材も作るだろう。補習達成シートや補習券、宿泊施設、遅くなる際の連絡方法、夜食の調達とかいろいろなものを考えると思う。つまり、補習塾として日本一を目指すのである。それはもう他塾の真似だとか、お得感とかそんな次元じゃない。徹底的に塾哲学にしてしまうだろう。おまけにするつもりはない。おまけで勝負できるような世の中じゃないって思う。 一方、高校は「気合と根性」がコンセプトだ。だから「炎集団」とついているのである。「がんばること」をひたすら応援していくのだ。 「がんばること」は、「愛をこめて...」と違い、必ずしも万民受けしない。でも、全然いいのだ。１つはエリアが違う。「愛をこめて...」は地元での占有率を高める必要があるが、「炎集団」は占有率を高める必要がない。だから全員のニーズを考える必要がない。自分が目指しているあるいは自分がつくりたい塾に来てくれる子だけを、想定してコンセプトを作るのである。アファーメーション炎上ブログでも、日本中の全員に書いて欲しいと思っていない。がんばる子とがんばるのである。もう１つは、成績上位になっていく子はがんばってる子が多い。最初からできる天才君もいるかもしれないが、そういう子にはあまり関心がない。僕らが目指しているのは歯を食いしばって上がっていく子を応援する塾である。 「そんなので全員を救えますか？」「なんですと？」 …僕らの塾は救ってなんかない。誰も救ってない。一緒にがんばってるだけし、応援しているだけである。しかも日本中の子全員を応援しているわけじゃない。そんなことできるわけない。僕らは、応援できる子を応援しているのだ。「それで教育っていえますか？」「教育ですか…？」教育なんか考えてない。それは僕らの仕事じゃない。 続く。 

  2007/02/01

• みかみちゃん風塾戦略論１－１

  若い塾経営者のみなさ～～ん。戦略の勉強してるかな～～～？さあ、僕と一緒に戦略の勉強をしてみましょう。なるべく戦略を知らない人でもわかりやすく書いてみるからね？ もちろん、塾以外にもあてはまるはずだから、塾以外の方も参考にしてみてね？　『第１項　ニーズに応えること（１）』自分の創りたい塾をつくろうとしている人は多いはずだ。一方で、お客さんに合わせた塾をつくろうとしてる人も多いと思う。いわゆるニーズに応えると言うやつだ。この２種類のそれぞれのアドバンテージや、違いなんかは今度書きたい。今日はニーズに応えることに関して、書いてみようと思う。 経営をやっているとよく「市場のニーズに応えている。」つもりになっている。本当にニーズに応えてるのだろうか？僕の考える「ニーズに応える」という考え方は、少し違う。世の中で経営的に流行ったものを見渡して欲しい。例えば、有名どころでいけば、ワタミフードサービスの考え方である。居酒屋でありながら、料理や酒を提供するのではなく、居心地を提供するというコンセプトを貫いてブレイクした。その後、同じようなコンセプトの店が雨後の筍のように出現して、なんだか慣用商標化した。居酒屋＝居心地提供という式が出来上がり、ワタミのオリジナリティが業界に浸透してしまった。でも、２番煎じの多くの店舗は、真似をしているだけで、その根底の超重要な本当の本当の根幹部分に気づいていないと思う。ただ単に、いい居心地を提供して、お客さんに来て欲しいと思ってるんじゃないだろうか？だから、本質を忘れて居心地度を上げることに注力したり、スタッフが笑顔で働ける職場作りを目指している。大事なことに気づかずに…実は、もっともっと深い部分があって、それが成功の鍵を握ってるんじゃないかって僕は考えている。現在、居心地を提供しているものすごく多くの飲食店は、それが当たり前になった時代に多く淘汰されるだろう。 話を塾に戻そう。僕の塾だ。僕の塾は、スタート時、一気に拡張した。それには理由がある。愛をこめて…みかみ塾だったからだ。ワタミの居心地と同じように、愛を本気で提供しようと考えた（もちろんワタミを参考にしたわけではない。）。塾生は、すべて自分の子供だと思って接しようと決めたし、心からそう思っている。一方で多くの他塾も愛を提供しているだろう。でも、あることに気づいているかどうか？これが重要だ。例えば、何度も言うが、「無料補習やりまくります。わかるまで付き合います。」って塾があれば基本的に一時的には大成功すると思う。 さて、無料補習をやっている塾は多いと思うが、成功しているだろうか？愛を提供している塾は多いと思うが、成功しているだろうか？ 居心地を提供していて成功しているワタミ。 無料補習を提供して成功している塾。愛を提供して、今のところ上手くいってる僕らの塾。 あることに気づいているかどうかが重要だ。それに気づくか気づかないかでは、もう大洋と沼くらいの差があると思う。 そして、その武器はきわめて応用性が高く、経営者の知識としては絶対に必要なものだと僕は考えている。それはなんだろう… つづく。 僕がなぜ時々戦略ネタを書くのか？どうして自分の情報を開示するのか？である。２つ理由がある。そのうちの１つは、業界を活性化させたいからである。みんなで勉強して競い合って、高めあって、レベルの高い業界にしたいと考えている。 子供達が勉強するように、大人も成長に向けて勉強し続けるのが地球の幸せだと思う。みんなで地球を幸せにしませんか？

  2007/01/31

• ＭＡＴＲＩＸ授業

  化学の機器分析でＭＡＴＲＩＸを使うものがある。ＭＡＴＲＩＸを使う装置はとても高価で、結構新しい分析装置だ。もちろんパソコンを搭載していないと解析が出来ない。だが、ＭＡＴＲＩＸを使うことで、得られる情報量は格段にアップする。そしてMATRIXを使って解析する時は、できるだけ頭を広げた感じで考えないといけないのだ。他の人はどうかわからないが、僕のレベルではとにかく頭を広げるイメージじゃないと理解できないのだ。実は僕は、次世代授業の１つの形態は、MATＲIX授業になるんじゃないかと思ってる。これ以上書くと、勘のいい人が閃くといけないので書けないのだが、僕がなぜ今年たくさん本を出すと言ってるのかは、このMATRIXを意識している。もちろん、化学の参考書の棚の占有率で１位になりたいのだが、それだけじゃない。授業をMATRIX化させるためには、どんなにシンプルなモデルでも最低１年はかかる。その間にMATRIXの元になるデータをため込む必要があるのだ。今年はしっかり準備したい。 みかみ塾はスピードを大事にしている。毎年毎年進化してるのだ。全仕事の４０％くらいが毎年入れ替わってるのである。超新陳代謝塾だ。絶対に１位を狙っている。徹底的に進化をしたいし、周りのことは考えていない。僕らは僕らの頂を目指し、そこに向かって準備をしている。 東大や医学部だけがすべてではないが、割合的にはどんどん上がっていくだろう。日本中の化学をとる受験生に認知されるその日まで（って言っても２～３年の話だが）、ガンガンにぶっ飛ばす。もう、勝っちゃうしかない

  2007/01/29

• 昨年の成果

  経営者としては、毎年大きく前進させること意識し続けていたい。ブログを始めた２年前は、僕は山口にしか教室を持っておらず、かつ参考書等も出していなかった。一昨年DVDを販売し、昨年参考書を出し、今年東京大阪進出をした。とにかく毎年目に見える形でどんどん前進しなくてはいけない。今年は、今年でまた大きく動くのだが（来年も再来年も動くが）、昨年のことについて書いてみたい。 昨年起こった、経営的に最大の収穫は何かと言うことである。１つはDVDを自社で作ることが出来るようになったことだ。今まで外注していたものを、全部自分のところでやれるようになったのだ。この成果は大きい。これにより、DVD作成のレスポンスが飛躍的にアップした。自社でDVDが作れるようになると、視点も変わってくる。今は以前とは違う視点で、ものごとを考えられるようになった。信じがたいことに、立案から完成までほとんど事務のくにさわさんがただ一人でやってくれた。もちろん、ブレーンけいこ先生の力もあるのだが、くにさわさんの存在がなければ、今回の塾内イノベーションは１００％起こらなかっただろう。僕は「DVDを自分のところで作れると思いますよ。」「マジですか？お願いします。」だけで、気づいたら出来ていたのだ。こんなすごいことがあっていいのだろうか？ くにさわさん本当にありがとうございました。 もうひとつはゆうき先生に会ったことだ。これはものすごい前進だ。経営者にとって、教務と経営ではウエイトが１０倍違うと僕は考えている。ゆうき先生の経営や戦略はどの本にも書いていない。まさに今風のメソッドだ。彼と話すことは、長けた最新の経営本を読むことに匹敵すると思っている。ゆうき経営という本があるなら、僕にとっては神田先生やキラーブランドなんかと同様のバイブルクラスという位置づけにするだろう。そのゆうき先生と組めたことは、炎集団みかみ塾としてはものすごく意味がある。どういう形かわからないが、成功が早まったことは間違いないだろう。 今年も同じだが、僕は日本一を目指すと言い続けたい。 だから、一か所で塾をやり続ける気もないし、今ある塾を老舗にしたいとも思わない。 僕はリスキーな道を選び続けたい。自信があるなら、リスキーな方がゲインが大きいに決まっている。 常に進化だ。どんどん、動いて目に見える形で発展していくのだ。 さあ、今年も いただきます。うふ。

  2007/01/01

• ランチェスター第２法則化

  ニンテンドーDSに英検対策…ふむふむ。ネットは本当に第２法則だな…あれだけ勢いのあった、プレステがこれからどうするかだな？SONYのゲーム部門にものすごく強いストラテジストがいれば勝てるのに… 戦略と技術力のウエイト配分さえ戦略なのに。  第２法則が進んでいるときに、やることはただひとつだ。第１法則だ。よかったー。塾を始めた時期が少し前で…ネットにあわせて成長できるのがうれしい。 しかもブログをやっていいことだらけだ。時間がとられるという大きいデメリットはあるが、それ以上に得るものが大きい。もし、僕がブログをやっていなかったから、成長速度が今より遅かっただろう。 バーチャルとリアルの融合。今の時代はそういう時代だ。この波に上手く乗って、がんばって行きたい。 ちょっと書きすぎたかも…（これ以上は言えん。ううう）

  2006/12/28

• 自分的メモを他人に向けて書く。

  昔流行ったクリック保障型のバナー広告は、どこに行ったんだ？→消えた（あるいは減った）のだとすると、理由があるはず。理由はなあに？ ミクシィはどうやって儲けてるんだろう？→広告？でも、広告っつってもそんなにない気がするが…あれだけ画像を置いているわけだからサーバー代は相当なものはずだ。 以前、どんどん送られてきていたまぐまぐの有料スポンサー広告は今でもやってるのだろうか？→減った？最近まぐまぐをあまり読んでないからわからない。 広告収入って本当に儲かるのか？→儲かる？これは自分の物を販売しているわけじゃなく、ただ、宣伝スペースを提供しているだけなのできっと儲かるはず。サイバーエージェント社が一時期に一気にブレイクしたのもこのためではないだろうか？ 広告をネットに載せた場合、どれくらいアクセス数が増えるのか？→媒体によっては相当増えるはず。 増えたアクセスのうち、定着率は何パーセントなのか？→かなり少ないと思う。その増えた層と自分のジャンルの重なり度合いにもよるはずだが、たぶん１％とかかな… 増えたアクセスのうち購買に結びつくのは何パーセントなのか？→そのさらに数％かな。 ホームページやシステムがブレイクする場合、マスコミを使う以外に重要な条件は何なのか？→あれしかない。とさっき気づいた。 自分のホームページ（ブログではない）に誰かを誘導してくる場合の大事なことは何なのか？→あれしかない。とさっき気づいた。 リアルとバーチャルは何が違うのか？→ここだ。これが今からテーマだ。これはまだ未知の世界だ。これを考えるのだ。

  2006/12/12

• そうか！

  塾の場合、とりあえず来てもらうことと、入塾してもらう事は話が違う。でも、来てもらえなかったら入塾してもらえない。だから、来てもらうのが難しい。ホームページもきっと同じだろう。先人がいないからまだ詳細が分からないが、きっと同じだろう。ネットは未知数が多いのだ。だからこそ頭の勝負になると思う。そうね？頭の勝負。うふ。ひらめいた。

  2006/12/12

• 実は…

  塾ブロガーで、大手の経営者がいない。まあ、大手だから数が少ないので仕方がないのかもしれないが、大手はどうして大手になったのか？そんなことを時々考える。大手にして、すごい数の先生を雇って全国展開。すごいと思う。僕には出来ない。 2つの不安があるからだ。１つは、大手の人数を維持するのは大変だと思う。少子化の煽りをモロに食らうはずなので、それでもなおかつ立っていられる自信がない。もう一つは、末端まで責任をとりきれないことである。会ったこともないような、末端の先生のクレームを受けきれる心臓を持ち合わせていない。 だから、大手にならずに全国展開したいといつも考えている。まだ誰もやっていない新しい方法を完成させたいのだ。  なのに、来年のスケジュールがまだ正式に決まっていない。来年、何曜日にどこにどういう塾を作るのか？ってことが決まっていないのだ。不動産さえ押さえていない状況だ。仮に新しい塾を出すとしても、その塾をジプシー塾にするのか？固定塾にするのか決まっていない。今年始めた大阪みきみ塾も、3月にやることを決めたくらいだ。2月までは、大阪でやることは考えていなかったのだ。 さて、本題だ。どうやって新しい方法に近づけていくか？色々考えた。今、僕が考えてる最強なプラン。経営戦略的に最も長けていると思われる作戦だ。 それは…        天才ゆうき先生とコラボしたい。  経営力がなければ、大きくするのは難しい。教務と経営は別だ。経営力の７０％は才能で、残りの３０％は努力なんじゃないだろうか？ ってことでゆうき先生に頼んでみよう。彼は僕にないものを明らかに持っている。そして、彼も天才いとう君と同様に天才だ。   …ああ、とうとう書いてしまった。

  2006/12/04

• そればっかり考えればいろいろ浮かんでくる。

  高校生への、校門配布の必殺技を考えている。いろいろあるが、例えばスクラッチカードなんかどうだろう？ミスタードーナツ風だ。しかもうまい棒付き。何枚か集めたら必ず商品と交換してもらえるのだ。例えば図書券と交換してもらえるのである。 さらに宝くじのような番号も記載だ。当選の方法が普通じゃない。うー。これ以上書きたくない～～。 でも書いちゃうー。 な、なんと…ホームページに当選番号が書いてあるのだ。これにより、一瞬でもホームページを見てもらえる。 さらに…ああああ。もう許して～～～～。  実は僕が考えてる案は、さらに進化したものだ。くじの番号だけ見てもらっても仕方がない。内容を読んでもらえなければ…これを読んでもらう方法なのだ。 これ以上は…これ以上は～～～～～。 バタッ。

  2006/11/30

• すごいことを考えている。

  今、僕は受験生１０００人くらいに同時に情報発信できることは何度か書いた。これを１万人に同時発信する方法が確立されたら、すごいパワーなんじゃないかって思うのだ。例えば…「新しい受験の本が出ましたが、こんなにすごいです。」って感じで。１万人と言えば、受験生の２％だ。２％の生徒にアクセスすることが可能であれば、これは相当すごいことだ。受験生に世論を発信できるはずだ。 もちろん、今までの僕のやり方では無理だ。  今まで、いろいろな人が受験に関する総合サイトを作りたい。と思ってきたはずだが、出来ずじまいだったはずだ。そう、人を集めることが一番難しいのだ。自分のページに人を集めてくることが難しいのだ。 でも、そこに集中特化して会社としてそれをすれば、人を集めることが可能になる。情報が動いてるからこそ、できるのだ。ああああ、やりたいー。でも、始めたら他の仕事が一気に停止してしまう。 上手くいけば、大手予備校並みのパワーを持つことが出来る。ううううう。この作戦が出来る人は限られる。僕のまわりではYママさんかけいこ先生だ。他の地域で言えば、大合格先生。うっちゃん。かな？もう少し考えよう。 今、日本でこのことに気づいている人はいないはずだ。やるなら早くやらないと先行者利益を逸失してしまう。 上の４人の中で僕の思う最適な人は、Yママさんだ。Yママさんに頼んでみようかな…Yママさんならたぶん可能だと思う。

  2006/11/27

• ひとりごと

  例えば…徳川家康と宮本武蔵ってどっちがすごいんだろう？地元の大会社の社長（部下８０００人）と、大金持ちの個人会社社長（部下５人）。どっちがいいんだろうか？僕のライバルは本当に予備校なんだろうか？そんなことをふと考えた。 大きくなるためには自分流を出さないといけない。自分流を出すためには、既存の枠からはみ出さないといけない。 塾について考えると、フランチャイズをやって成功できる業態じゃないと思う。イメージしてみようか。もし、僕がみかみ塾をフランチャイズで展開させることが出来たとする。愛をこめて…がコアイメージだ。ところが、加盟塾の中には愛をこめてが守られない塾が必ず出てくる。なぜなら、愛をこめて…目に見えないサービスの分野だからだ。最初は拡大できるはずだ。ところが、少しすると飽きとも戦わないといけなくなる。すると、弱いところがほころび始める。そのうちクレームが上がってくるだろう。「社長！おたくのグループは愛をこめてるんグループなんじゃないですか？」これはきっとかなり凹むはずだ。そして、加盟塾に指導か注意をしないといけなくなるはずだ。これもつらい。もう精神破壊だ。そのうち、つぶれる塾と新しく生まれる塾が共存し始める。で、いつかピークを越えて衰退するだろう。サービスを売る仕事でフランチャイズは難しい。牛角やココイチ、ａｕのように、サービスじゃなく味やものを売る方がフランチャイズに向いているだろう。そういう意味で、公文と東進はフランチャイズ向きだろう。売れるモノがあるから。 僕みたいに点を売ってる場合、フランチャイズはやりにくい。さて話を戻そう。 高校と中学では塾の業態や、やることが全く違う。中学の場合は全教科を見ながら、学校の点を上げていけばいいのに対し、高校はそういう感じではない。中学は近所の塾と競争するのだが、高校は予備校との競争である。 …で、ここからが本題にもどる。高校生の塾って本当に予備校との競争なの？ってことだ。だって、あっちはどかっと生徒を入れて一斉授業だよね？僕は、塾くらいの人数でやってる。さらに、あっちは合格者数で勝負してるけど、僕は平均点だし。 おーっとそんなことを言いたかったんじゃない。 その予備校と張りあうってこと自体に意味があるのかを、考えているのだ。僕はプチ成功なんか狙っていない。１位を狙っているのだ。今ある既成の業態の枠の中にきちんと収まって勝負していくってことは、栄枯盛衰の法則に支配されちゃうんじゃないだろうか？ 流行ったら衰退。 うーん。考えただけで恐ろしいね。  だから、予備校と張りあうってことを考えること自体、正しいのか？ってことを考えるようになった。残るためには、新市場を、しかも今までにない形で生み出さないといけないんじゃないだろうか？って考えるようになった。 つづく。

  2006/11/24

• 定住と非定住

  同じ場所に定住して、塾をやり続けるというのは、間違いなく継続のアドバンテージがあるだろう。僕で言えば、山口の教室のような場合だ。兄弟入塾なんかも期待できるので、かなり長い時間安定的に継続することが出来る。ただ、「飽き」と戦わないといけないという精神的な疲労も伴う。 反対に、新しい塾を始めるときは必ず精神的な勢いが味方してくれる。新しい塾を開塾すると初期投資が必要になるため、初期投資まで考慮して単年度黒字というのはなかなか難しいかもしれない。ただ、「飽き」と戦う必要はゼロだ。「先生の塾は、定員締め切りしてるんだから、「飽き」なんて関係ないでしょ？」…それは、呑気さんの台詞だ。僕は日本一を目指しているのだ。戦略に関しては用意周到にやらないと、どこから綻びが始まるかわからないのである。 つまり、集客には定住が楽だが、勢いには非定住の方にアドバンテージがあるのである僕はそのことを大阪みきみ塾をやりながら学んだ。 僕のブログを、注意深く読んでくれてる人ならわかると思う。みきみ塾は1年限りのプレミアム塾だ。1年間の塾に「飽き」は関係ない。  2つ前の記事と近い話になるが、老舗の塾はデメリットいっぱいだ。老舗の塾には、「古い」という印象がついてしまう。「古い」という言葉と「勢い」という言葉は相反している意味だ。 古い塾で、ガンガンに勝負している塾があるとすれば、相当何かに長けている塾だと思う。古いハンディをも乗り越えて、存在感を示し続けているのである。そこまで行ったら、もう伝説塾だろう。ただ、伝説塾になれる塾は１０００個に1個とかじゃないだろうか？伝説塾にまでなったら、もう大手とかそういうのは超越してしまうだろう。 さて、話を戻そう。僕は長寿命の伝説塾を作りたいとは思っていない。僕のドッグイヤーが伝説塾をつくることを困難にさせている。 そこで、僕が現在考えている来年以降の作戦は、定住塾と非定住塾のドッキングだ。非定住塾が1つでもあれば、必ず勢いが生まれる。だから僕は来年もみきみ塾のように、宇部に「1年だけの塾」をつくることにしている。再来年はどこか他のところに作る。 こうしていれば、毎年心の中に勢いを継続することが出来る。 一方で、本をどんどん書き続ける予定なので、自分の知名度は毎年アップしていくはずだ。集客はもっと楽になるだろう。 今の大手支配の形態がこのまま行くとはどうしても思えない。時代は必ず動いているのだ。大事なのは合格者数ではない。合格者数は、生徒が多ければ必ず多くなるのだ。 これだけ情報が氾濫しているのだ。 もう数年後に、本物淘汰の時代が来ると思う。大手が本物でないと言っているのではない。大手のトップ講師は、やはり本物だと思う。 幸いなことに、まだ時間がある。 勝負が来るときまでにしっかり準備をしておくのだ。 次の時代は個人戦になるはずだ。個人戦になったら、もちろんエントリーするのは確定だ。だが、せめてシードでエントリーしたいものである。目標は第一シードのポジションだ。 経営者にしか出来ない戦略的工夫をしっかりして、1位を狙おうと思う。 …話がどんどんずれていきそうなので強引に戻そう。  当分定住塾と非定住塾を組み合わせる予定だ。で、もっともっといい塾を考えていきたい。そして、もっといい先生になりたいと思う。（強引すぎた？）

  2006/11/19

• 久々に戦略

  大学入試に関しては、現在大手が圧倒的な市場占有率を誇っている。ニッチを狙うわけじゃない僕は、新しい攻め口を考えないといけない。もちろん考えたものがすべて成功するわけではない。ユニクロの柳井社長の1勝9敗に代表されるように、失敗（上手くいかないことを確認したというエジソン的解釈では失敗にはならないが）も重ねながら、いいアイデアを確立させないといけない。まだまとまっていないがイメージを紹介したい。みんなの役に立てればうれしい。  塾の近所に、うどん屋がある。田舎にしては珍しい行列を、もう何年も作っている。僕も時々行くのだが、圧倒的に美味い。あの味はフランチャイズでは無理だろうと思う。どんなうどん屋が出来てもあのうどん屋が負けるのは考えにくい。徹底的に美味いのだ。 ココイチのように、辛さを選べるというのもすごい。ココイチは辛さだけじゃなく、量やトッピングまで選択することができる。しかも、美味い。ただ、今や巨大なカレー集団で大手中の大手になってしまったが...何が言いたいか？ 新しい提言だ。 これまでランチェスターで言われてきた戦略。弱者は一点に絞り込めという言葉に、もう少し付加価値をつけないといけない時代が来たのではないだろうか？つまり、絞りこんだ1点が 本物でなければ生き残れない。 ということである。よくよく考えると、近所にあるありとあらゆる店や会社が、ものすごい速度で新陳代謝を繰り返していることに気づく。そして... そこに腰を下ろし、老舗化していく店は本物の店である。 ところが、ここでひとつ大事なことを言わなければならない。 僕は塾に老舗という考えは当てはまらないと思っている。むしろ老舗化は塾にとってマイナス因子だ。 塾は京都のお菓子屋さんではない。京都のお菓子屋さん、織物屋さん、染物屋さんなら、伝統は善である。ところが、病院や塾の場合、老舗化は悪なのである。 そんなものは1秒考えればわかってしまう。なぜなら…  ちょっと、自習室メンバーブログの方を先に書いて来ーよー。

  2006/11/19

• ドッグイヤーの秘密。

  僕らがドッグイヤーで仕事しているとは、昔書いた。本当にドッグイヤーかと聞かれたら、ドッグイヤーほどじゃあないかもしれないけど、少なくとも３倍速くらいの時間スピードでは働いている意識がある。だから…トラブルやつらいことも普通の３倍速で来てしまうのだ。例えば、僕は授業だけしてるわけじゃない。それ以外にも色々やっている。起きてる時間は全部仕事だ。それぞれにトラブルが発生してしまう。 トラブルが３倍速で来ると、３倍の速度で成長することが出来る。とにかくスピードを上げるのに大事なことは、量をこなすことだと思う。量をこなすことが成長や進歩だとすれば、量さえどんどんこなせば他人より速く成長できるはずだ。 エモーショナルの神田さんが、自己啓発系の分野をこんなに開拓した。豆腐屋さんが、ジョニーなんて豆腐を作るとは夢にも思わなかった。 世界中の情報を整理しつくそうとしてる会社があるなんて知らなかった。 東進の衛星授業を、日本中の生徒が受けるようになるなんてびっくりだった。 他人が考え付かないことを考えている人がたくさんいる。その中で最低１人は不眠不休の生活をしているはずだ。 この教育界にも、他人が考えていないことがまだ多くあるはずだ。意外と気づかれていない重要なことで…である。 それは間違いない。 その考え付いていないことを、いち早く形にして一気に大きく出来た人がナンバーワンの座につけるのだろうと思う。…僕も今考えていることがある。誰も考えていないことを、誰よりも速く実行し、世の中に提供していくことで、新しい市場が誕生する。 それに挑む実力をつけるためには、日ごろからハードワーカーに徹し、自分の経験値を早く高める必要がある。 ネットの出現やブログの発達により、情報は恐ろしいスピードで伝わるようになった。資金のバトルから、スピードとアイデアのバトルに転換していると思う。 スピードに最も必要なことは何か？と聞かれれば、「継続である。」と答えるだろう。 次のステップのテーマをそろそろ見つけたいと思う。速く…速く…進みたい。

  2006/11/01

• 時間ロングテール戦略

  大手大手っていうけれど、経営を本当に決定しているのは一人のはずだ。そして、エースも一人しかいない。 僕は２０００億円を貯金することが目標だから、何度か転職しなければいけない。教育産業で２０００億円を貯金するのは難しい気がする。 もし、教育産業にずっといたらどうなるんだろう？って仮に考えてみる。２０００億円は貯まらない。でも、教育産業に骨をうずめると決めるのなら、もっといい仕事の仕方がいくらでも出来るようになってくる。 さて、最初に戻ろう。大学入試の化学だけに本当に特化して、10年計画くらいの戦略を練りこめば、予備校にも勝てるんじゃないだろうか？そんなことをふと考えた。予備校は、あまりにも巨大すぎて勝てないと思っているだけで、実は個人でもうまくやれば勝てるんじゃないだろうか？例えば、気合トークというメルマガからヒントを得ることが出来る。気合トークの購読者は、現在530人だ。毎日増え続けている。…毎日である。一気に購読者を増やすことは難しいが、やり続ければ増えるのである。まだある。僕が完全にリアルタイムで順位がわかる模試をネットでアップしたとする。で、それをやる人が10人いたとする。何回も繰り返していけば、増えていくはずだ。回数を多くして、何回も繰り返せばいいだろう。 それはあたかも時間のロングテールのような感じになるだろう。もう少しわかりやすくそして突っ込んで書いてみよう。 つづく。

  2006/11/01

• 川越市レッドオーシャン戦略

  川越市に進出予定だ。今日、急に決めた。午前中は、そういう話は全く考えていなかった。昼に、突然決めてしまったのだ。理由がすごい。次のブログで書きたいと思う。 ところで、川越市には高校化学の塾はあるのかな？あったら、すみません。迷惑をおかけすると思います。

  2006/10/12

• 開眼！

  なんだかミクシィの株価が下がってきたみたいだね？だからブームになると危険なんだって！でも、ＩＴはスピードが速いから、他の分野よりは早く復活できるかもしれないね… で、キラーブランドは路地裏から…っていう本をご存知だろうか？昔、超～塾長さんに紹介してもらって読んだ本だが、かなりいい本だと思った。その頃、ダントツ化プロジェクトが出て、これもすごい本だと思った。初めて見たときにはぶったまげた。 ここまで書いていいのかと思った。赤ペンで印をつけまくって集中して読んだ。この２つの本に共通しているキーワードは、「目立つ」である。 マニュアル化して、組織化、あるいは巨大化させるやり方もあるだろうが、僕は小さく小さく個化の道を選んだ。その点で、すでに大きい会社には興味がなくなった。ワタミフーズもすごいと思うし、楽天もＹＡＨＯＯもすごいし、マックもユニクロもすごいが、僕とは全く関係ない。僕は、個人を突きつめたいのだ。 そして先日のグーグルだ。「世界の情報を整理しつくす。」…これだ。この視点の高さ。すばらしすぎる。だから、きっと創始者の２人は世界長者番付（ブリン氏１２位、ペイジ氏１３位）をすごい勢いで駆け上がってるんだろう。 そして、今日読んでいる「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」…この本も相当すごい。甲田社長の「成り上がれ！」これも危なかったが、今回のジョニーにも即死しそうだ。彼らは、世界ランカーではもちろんないが、生き方や考え方がかっこいい。惚れてしまう。 ここからだ。僕は誰かの塾で働いた経験がない。業界の常識なんか全然知らない。ブログを通じて、塾の先生に知り合いは結構いると思うが、上とか下とかあると思っていない。全員、友達だ。初めから、非常識のまま始めているから、目標の人なんかいない。僕は目に見えないものに挑戦している。実際は、自分のイメージを具現化しようとしているだけである。だから…そのイメージが強力な方がやりやすいし（これは昔から知っていた。）、大きい方が行き着く先がいいところまでいけるのだ。 今回開眼したのは何かというと…僕は高校生を教えている。だから、高校生用の塾と予備校が競合になるのだ。続く。   ちょっとココイチに行ってくる。今日は絶対に反応速度を録画するから、激辛カレーで胃を焼いてくる…

  2006/10/09

• 仕事における仮説

  2つ前の続きで、仕事においても、同様なことが言えるのではないだろうか？グーグルの「世界中の情報を整理し尽くす。」というのはものすごいミッションだ。グーグルの社員が、世界中の情報を整理し尽くそうとして仕事しているのなら、それはそういう風に行動しているに違いない。 僕の場合は、日本一になろうとしているから、日本一になることを前提にして色々ことを考えている。生徒の入塾、退塾に対する考え方も同様だ。もちろん、生徒が増えたり減ったりで一喜一憂をするのは間違いないが、たぶん1教室でやっている個人塾の塾長よりは、一喜一憂が少ないはずである。1教室の塾長は、目の前の生徒がすべてであろう。実績にしても、収入にしても、生活にしても…とにかくその教室にいるその生徒達が、瞬間の塾長の人生であるはずだ。一方、僕は常に日本一を目指しているので、現在の状況が日本一の方を向いているかどうかが重要になる。生徒の入退塾の考え方も、日本一に向けて、正しい状況か悪い状況かなんていうことを考えてしまう。東京が赤字であるにもかかわらず、投資し続けているのはこのためだ。山口だけで授業をすれば当分安泰だ。でも、それでは日本一になれない。日本一になるためには、さまざまなスキルが必要となるはずである。そういうスキルの中には体得型のスキルが多く、理論だけではどうにもならないものも多く含まれるであろう。だから、色々やっている。もちろん、授業だって日本で一番わかりやすい授業がしたい。北海道でやっても東京でやっても沖縄でやっても指示されるような、そんな授業を目指したいのだ。 今回、グーグルのミッションを見て、自分の、塾に関するミッションがまだ低かったことがわかった。日本一になるっていうのは最終形であるが、ヒキョーな化学としてもミッションを設定しておく必要があることがわかった。  ヒキョーな化学のミッションは…   つづく。 

  2006/10/07

• 生徒が増える理由

  生徒が増える塾と、生徒が増えない塾がある。その理由を知っているのは、生徒が増える塾だけだろう。生徒が増えない塾は、その差がわからない。わからないから生徒が増えない。生徒が増えない塾と生徒を増やさない塾は違う。生徒を増やさない塾は、締め切り等により入塾を断っている塾である。僕の東京教室は、生徒を増やさない塾だ。最近でも、入塾希望の方からポツポツ連絡が入るが、すべてお断りさせていただいている。たとえ、1日で１００人の生徒が入塾希望で来てくれても…（うっ、10人の生徒にしよう。）、10人の生徒が入塾希望で来ても必ずお断りする。東大受験であろうが、お断りする。 問題は増やしたいけど、増えない塾である。増えない理由がわかっていない。どうして増えないのか？考えてもきっとわからないだろうと思う。増える塾を見ないと理由がわからないと思う。 書ける範囲で書くとすると、一つはスタンスである。塾長スタンスってあると思う。僕にももちろんある。僕は僕のスタンスを持っている。だが、それができるだけ顧客視点になるように努めている。自分のスタンスとお客さんの要望が合致しているほど、上手い経営が出来るだろう。 例えば、こちらは生徒の成績を上げてあげようと、どんどん補習を入れていったとする。善意でだ…ところがお客さんがそれを望んでいなければ、ありがた迷惑な話だ。補習をすれば親御さんが喜んでくれると思っているのは、こちらの勝手である。何を求められているのか？本当のお客さんの背中から、こちらを食い入るように凝視した視点で考えなければ、いい経営は出来ないように思う。自分が思っている考えに賛同してくれる人が、塾に集ってきてくれるんだと思う。経営者として、常に改善を図りながら仕事をしていきたい。そう思っている。

  2006/10/07

• ブーム

  みかみ塾は、相当早い時期からブームに対して警戒を深めながら仕事をしてきた。ブームになってしまうと危険だ。あとは衰退しかないからである。例えば、地元のエリアの５０％も制してしまったとする。そこまでやってしまうと、どう考えても未来は後退しかありえない。今、人気の豆腐だってそうだ。あそこまでやってしまうと、あとが相当大変だ。一時期、すごい勢いで拡大していた焼肉屋さんだってそうだ。僕らの地元からは撤退してしまった。たまごっちだって、ルービックキューブだって…とにかく目立ちすぎると、あとがものすごく大変な目にあってしまう。目立ちすぎると、実力以上のところに祭り上げられて、そこに力が追いつくのに大変な苦労をするだろう。かと言って、売れ始めると勝負に出ざるを得なくなる。まさか、注文がどんどん入ってるのに、在庫切れなんてやっているとチャンスを逃してしまうだろう。 だからこそブームを作らないようにしながら、自分も一緒に成長していくのが最良の成長パターンではないだろうか？そんなことを考えながら仕事をしている。一気に目立つと、一気に衰退だ。これは危険である。僕の引退はまだまだ先なのだ。引退までの総量が最大になるような仕事をしなければいけない。 だんだん有名になっていく過程で、実力を伴わせながら成長しなければいけない。でないと、市場に忘れらてしまうであろう。

  2006/10/04

• 勝つための方法

  僕が塾を始めたとき、生徒が増えて欲しくして仕方なかった。…生活がかかってるのである。もちろん、子供はかわいいから、少ない子供とたくさん会話がしたい。でも、それとこれとは話の次元が違う。どうやったら、生徒が増えるか？昼間はそのことばっかり考えていた。無料公開授業をしたり、パンフレットをいろいろなところに置かせてもらおうかと考えたり…本当に生徒を増やす方法ばかり考え続けていた。（授業をがんばるのは当たり前）今は、生徒を増やすというよりは、仕事を前進させる方法について考えている。それは必ず、毎年新しいことをやり続けると決めているからである。人に会うとよく言われることがある。「みかみ先生？景気いいですね？」だ。景気がいいんじゃくて、僕はがんばっているのだ。なんでもそうだ。がんばるって決めたことはがんばるのだ。ブログでも同じだ。まだまだ、ブログを始めたばかりの頃。僕はブログで１位になろうと決めた。１回だけ、一瞬子育て部門で１位になったことあるが、それは１位を狙うと宣言したことによる、応援クリックによるものであった。あとは基本的にじわじわ上がり続けて今日まで来てる感じだ。上位は全部アフィリエイトなので、それに勝つ意味があるのかどうかは謎だ。最近はみんなのおかげで２０００アクセスを下回ることはなくなってきた。教育関係では、安定して１番である。何が言いたいか？勝とうと思ったら、しつこくやり続けなければ勝てるはずがない。映画も見たい。遊びたい。塾も成功したいが、別の幸せも手に入れたい。無理無理無理。ブログだって、僕はまじめに書いているのである。今日はギャグネタを１ついれようとかを、まじめに考えているのである。なるべく話が偏らないように、自分なりにがんばっているのだ。不器用でもいいから、徹底的にやり続ける。これをしてないと勝てるはずがない。受験生だって同じだ。遊びながら勝てる受験生は、普通はいないだろう。塾の経営者でも同じことが言える。勝ちたかったら、例えば、僕より働けば勝てると思う。僕は成長し続けていくので、僕に勝てば、成長し続けられることになる（と思うよ？）。（土日祝日の放棄は基本だ…と思う。）すべてのエネルギーを一点に集める。極端なようだが、それが勝つ秘訣だと思う。僕はもっともっと集中してやるつもりだ。新しい若い強力な塾経営者がどんどん出てくると、業界が活気付いていいと思う。

  2006/10/02

• 塾版ランチェスターの例外。２

  塾版ランチェスターシリーズの時に「飽き」に気をつけて！と書いた。実はそこには秘密が隠されている。ネタがなくなったとき用にキープしていたのだが、まさに今ネタ切れなので、書いちゃおう。そのネタとは… 「飽き」を加速させる要因というのがあるのである。音楽でたとえてみよう。誰しも経験があるはずだ。 同じ音楽を、何度も何度も聴いたことはないだろうか？誰でも、ある曲（あるいはアルバム）が気に入って、1ヶ月くらいそれを聴き続けたことがあると思う。そして、そのうち他のを聞くようになる。同じ音楽を聴き続けるのは、意外にできるのだ。だって、それを聴いているときは「なんていい歌なんだろう？」って思いながら聴いているからである。そして慣れているからである。「慣れ」と「飽き」は明らかに異なる。スーパーや電機店でも、同じテーマソングが流れ続けているところがある。普通なら定員は狂うと思うよね？でも、狂わない。慣れているからだ。 さて、ここからだ。「慣れ」が「飽き」に加速される要因は何か？ある。この記事のテーマだ。  …それは、継続を一旦停止させたときだ。 いつも聴いていた音楽をやめて、違う音楽を聴き続けたとする。そして、以前に聴いていた音楽を久々に聴いてみる。  …飽きているのである。もう聴く気が起こらない。  「飽き」を防ぐためには、常に変化していないといけない。予測が出来ないところに惹かれているのだ。例えば、子供がかわいいと感じるのはどんなときだろう？そう、予測してない動きを見せるときだ。ミニカーの視点で遊んでいたり、変なときに謝ってきたり…異性だって、そうだ。突然やさしい言葉をかけてくれたり、うれしいサプライズがあったり…そして惹かれるのである。もし、すべてが予測可能であれば、人間は興味を失ってしまう。人間が成長してきたのは、「飽き」の回路が組み込まれていたからである。 そして、変化が出来ないときは…「飽き」の時期を迎えることがわかっていても、変化するのが難しいときがある。その場合は、それをとめない方がよい。 例えば、くどい広告を打ち続けてる場合などである。くどい広告を打ち続ける場合というのは、広告の費用よりも入塾生徒により得られる収入が上回った場合などに、やむを得ず継続させる戦略だ。何度も打つとくどくなる。そして、保護者の方々は「くどいな。」と感じるようになる。この世論に負けて、しばらくこの広告を休むとする。少しして、またくどい広告を復活させたとする。   …ジ・エンドである。  消費者のみんなの「飽き」を見事に促進させているだろう。 すべての経営者は「飽き」と戦わないといけないのだが、上手くやらないと、かえって寿命を早めてしまうのである。 さらなる秘密…「飽き」を遅らせる要因というのも存在するのだが、わかるだろうか？  あっ、もう一個書いたからこれはキープにしとこう。ネタがなくなったらまた書こうっと。 じゃーねー！！

  2006/09/30

• 

  超重要な戦略。２

  お待たせー。若い経営者のみんなー？がんばってるー？超重要な戦略、書いちゃうよ。うふ。 生徒が増えたりしている塾や、アクセスが急に延びてるブログから何か感じることないだろうか？ アクセス数で説明してみようか？僕のブログは、最近は２０００越えることが多くなったけど、安定的に増えて今日まで来たわけじゃない。時々ぐっと増える時期があって、それを何回か繰り返して２０００になったのである。それは、本当の増え方だ。最近で言うと、ごうまじまじ先生のブログが、１０００から１４００くらいになった。ミスターホンダがランカー入りしてきた。 塾が大きくなっていく過程でも、同じような感じだ。直線的に増えるって感じではない。長い目で見たら直線的であるが、詳しく見るとやはりステップ的に増えているのである。 （そして現在、ホンダチームは生徒が急に増えている…） 大事なことを言おう。 大きくなってる塾やアクセス数が上がりつつあるブログからは、同じ空気が出ていると思う。それが何か？ここだ。重要なのは…  「勢い」である。  どうだろう？上がっているところからは、絶対に「勢い」が漏れているのである。僕のブログで言うと、アクセスが伸びているときだ。そういう時は、イケイケの空気がでているのだ。生徒が増えている塾でも同じだ。 生徒が増えてる塾なら、自分でわかるだろう。イケイケの空気が… 地元の安定している大きな塾からは、「イケイケの勢い」は漏れていないだろう？だから、生徒が将来減っていくのである。 ところが、成長中の小さめの塾？どうだろう？必ず「イケイケの風が吹いているのである。」イケイケの風が吹いている限り、生徒は増え続ける。アクセス数は伸び続ける。アクセス数に関してはピーターの法則があるので、増やしすぎるのは危険だが、生徒の場合はそうは言ってられないだろう。 生徒が増えて、イケイケの勢いが出てくる場合と、イケイケの勢いが出てるから生徒が集まってくる場合は同じことだ。その塾には「勢い」があるってことなのだから…どんな業種でも言えることだろう。「勢いがでれば、必ず調子が上がってくる。」   勢いを味方につける方法と、勢いの風を見つける方法。考えたことあるだろうか？経営者の仕事って、そういう仕事だと思う。お金を計算したり、人事をしたりすることではないと思う。仲間が安心して働けるように、誰も考え付かないようなことまで、いつもいつも考えておくっているのが経営者の仕事だ。僕はそう思う。  僕が考えてる「勢いの法則」。まだまだ続くのだが、今日はこのくらいにしておこう。 じゃーねー。

  2006/09/28

• 超重要な戦略

  若い経営者のみんな。今日ね。僕ちょっとだけ疲れてるから、スペシャル重要な戦略を教えてあげる。相当すごいよ。僕の言ってることが理解できればだけどね…仕事を成功させる重要な考え方があるんだよ。 これは、秘密にしようかと思ってたんだけど、書いちゃおうかなー。 たぶんね。どの本にも書いてない…  明日に続く

  2006/09/27

• ネット戦略

  僕はネットでＤＶＤを販売している。昨年、この楽天に出店して販売していた。 …全く売れなかった。売れないなんてもんじゃなかった。 …そして、撤退した。もちろん、赤字だった。 僕のネット戦略がおかしかったのである。途中で、売れない理由に気づいたのだが、１年契約だったので撤退が遅れてしまった。もちろん、楽天のせいではない。僕の戦略が浅はかだったのである。 浅はかな戦略で臨むと、赤字を招く。今日はその例を紹介したい。  つづく。 

  2006/09/25

• 戦略以前

  若い経営者のみなーさん。元気ー？ …僕も  戦略解説に少し疲労したので、今日はもっと重要なことを書きたい。多くの成功本があるけど、成功本を読んで成功した人ってどれだけいるんだろう？…ほとんどいないと思う。僕の周りの成功者を見渡すと、成功本を読みまくってるようにはとても見えない。塾ブロガーの中にも、エモーショナルの知識に長けた人も多いと思う。でも、その塾って成功しているのだろうか？ 本当に大事なことは実行することだと思う。  「せんせー。やればいいことはわかってるんですが…」「あの本とこの本はどっちが覚えやすいですか？」 いろいろな質問を子供たちにされる。でも… 勉強ができる子の中に、実際に勉強を行っていない子はいない。  知識を蓄えるのは重要なことだと思うが、実行することの方が１００倍重要だ。知識をいくら蓄えても実際に、何もしなければ知らないのと同じだ。大きくなっている塾や、成長中の塾はどんどん動いている。僕はブログを始めて２年目になるが、それだけの間でも大きく変わっている。動いている塾はライバルになるかもしれないし、止まってる塾は止まり続けるだろう。最初のブログを読めばわかるが、その頃は僕は本も出していなかった。当時は山口でのみ教えていた。当時はまだ中学生をメインにやっていた。 変化に挑まなければ、前へ進まない。そして、その変化には必ずリスクを伴う。僕は毎週東京に通っているが、激しく赤字である。それなのに、どんどん投資している。この２ヶ月だけでも…東京に新教室を借りた（赤字なのに）。ハイテク授業の準備を始めた（赤字なのに）。前へ進む時は、自分の描くヴィジョンに近づけるように前に進んでいるのである。 ずっと赤字でいくことなど、全く考えていない。  参考書だって同じだ。あれを書いている間は、多くの仕事がストップした。DVDだって同じ。DVD録画中は、生活のリズムがメチャメチャになるのである。  例えば、最近DVDを録画しているブロガーの先生は、僕以外には、うっちー先生とかちーくんがいる。 一言で言えば、ただ録画しているだけである。でも、簡単に真似はできないはずだ。何を撮ろう。どう撮ろう。これを考えるだけで、ほんとのどの人は行動するモチベーションが激減するはずだ。撮り始めたら気づくはずである。 DVDを撮ることがどれだけ大変か？何が普通の授業と違うのか？１時間のDVDを撮るのに何時間準備がいるのか？次はどういう風に撮りたいと思うのか？売り方のチャネルをどういう風に構築するか？僕らは撮りながらどんどんスキルを高めている。そして、次の構想をあたためている。思考はどんどん進んでいく。 「やればできる。」 それは当たり前だ。 それは当たり前すぎて、口に出すことさえ無意味だと思う。  やることと、やろうと思ってることは大違いだ。 何かをしたかったら、行動に移すべきだと思う。  ちなみに…だからと言って、エモーショナルで多くの本とかに紹介されている文言を、いまだに広告や看板に使ってる人がいる。「まだ買ってはいけない！」とか「それでもあなたは買いますか？」とかである。 今どき、あのコピーを書いてる看板を見ると… 「この経営者はバカなんだなー。」 と思ってしまう。本当に思ってしまう。そっくりまねしかできないおサルさんで（しかも昔ネタ）は、誰にも勝てないような気がしてくる。僕がその会社に勤めていたら、すぐに辞表を書くだろう。何かをやろうと思ったら、独創的な自分のエッセンスを混ぜるのが重要だと思う。独創的というのがポイントだ。  若い経営者のみんな？がんばってねー！みんなで競争してがんばろーねー！  新幹線の中がにぎやかで、ちょっとブログに集中できなかった…なんか言葉が悪くなったような気がするな… 

  2006/09/24

• 塾版ゲーム理論　１

  今日はランチェスターをお休みしてみよう。ちょっと飽きてしまった。  僕はランチェスター以外に、ゲーム理論も使っている。ゲーム理論は、ランチェスターとは全く使い方が違う。僕がゲーム理論と出会ったのは、ＭＢＡマーケティングを勉強していたころだ。MBAを知らない人のためにちょっと書いておこう。ＭＢＡは経営学修士（通常の大学院卒）のことである。当時僕がマーケッティングや戦略を勉強したいと思ったときには、まだ日本の本があまりなかった。あるのはＭＢＡ関連ばっかり。日本には経営学修士という人がほとんどいなかった。で、ＭＢＡをとりたい人は、みんなアメリカでとってた。本の世界でも同じだった。日本の戦略本ってほとんどなくて、アメリカのMBA関連の本を翻訳したものが、出回ってるくらいだった。面白くないんだよね。これが…だけど、仕方なくそれを読んでいた。 ＭＢＡでも、いろいろなジャンルがあってね。プレゼントかストラテとかマーケとか…もう全然役に立たなかった。僕のレベルが低いから使いこなせなかっただけなのかもしれないが、ケースが大きすぎて、僕にとって全然実用的とは言えなかった。きっと企業向け？ で、ある時ゲーム理論が出てきた。（チェスの考えを市場にも持ち込んだ理論。テレビゲームやネットゲームではない。） 囚人のジレンマとかチキンレースなんかが紹介されていた。僕はすぐに飛びついた。これなら、個人レベルでも使える。しかも、ゲーム理論は新しい学問だ。だから、これを実行している人は少ないはず。今でもゲーム理論を使っている経営者は、ものすごく少ないと思う。 これをランチェスターにミックスして、さらに加速しようと目論んだのだ。 …しかしゲーム理論は、そういう使い方の戦略ではなかった。いろいろやっているうちにゲーム理論が少しわかってくるようになった。 ゲーム理論は検証型の戦略だったのだ。では、僕のゲーム理論を説明しよう。本屋で読んでも、どう使うのかさっぱりわからない人が多いはずだ。ランチェスターより、１０倍わかりにくいと思う。 では、塾の先生が仕事の僕が、塾版ゲーム理論を説明しよう。若い経営者のみんな？よく考えてみてね？  例えば、何かの現象が起こったとする。これに対して、自分がどう動くかを考えるのがゲーム理論のメインの使い方だ。最初に言っておくが、ゲーム理論を使う際にも「飽き」のことを忘れてはならない。 では、説明しよう…わかりやすい例から始める。 だんだん難しくなるので注意してね？ 塾の料金に関する例で説明しよう。  つづく。

  2006/09/22

• 塾版ランチェスター戦略。１１

  どんどん続くランチェスター。書きながら疲労するから…そろそろやめたい…今日は、本のタイトルである。 ランチェスターを考慮して、本のタイトルを決めないといけない。まずは、ミートされないことである。まずは、本を手にとってもらうことと、中身が優れているかどうかは話が違う。僕のように無名な著者の場合（何せ１冊目なのだから）、本を手にとってもらわなければ、話にならない。今までにない形で目立つ必要が絶対にある。神田正典さんのピンク本だって同じだ。まだ無名の神田さんが、ピンク色でビジネス書を書いていなかったら、神田さんの成功スピードが少し遅れたはずだ。その鍵を握れるのは、わずか２つしかない。タイトルと表紙である。 本の中身はもちろん重要だが、戦略的スタンスとしては表紙とタイトルがきわめて重要だ。 僕は速いというキーワードを殺さないようにしながら、かつ戦略矛盾を起こさないタイトルを探し出す必要があった。これには、相当の時間を要した。そして、「ヒキョーな化学」というタイトルを思いついた。タイトルは怪しい方がいい。しかもミートされにくいはずだ（現在は商標登録をすませてある）。僕の考える理想的タイトルは、タイトルを見た瞬間に疑問を感じることである。疑問が発生すれば、自分の中で疑問を解決するために、その本を開いてもらえる可能性が高いのである。たとえば、「センター試験化学」←このタイトルに疑問は発生しない。これは強者の戦略である。「センター試験化学」といタイトルでセンター試験を受ける生徒を、ライフルで撃ちまくればいいだろう。  僕は弱者である。「ヒキョーな化学？なんだそれ？」と思って、僕の本を手に取ってくれた子とだけ一騎打ちなのである。表紙も重要だ。「なんだ？この本は？」という疑問をさらに強めないといけない。そこで、ふざけた感じの表紙にすることにした。あとは違う次元のスキル、内容で勝負である。  実は、この本には工夫が他に３箇所ある。ランチェスターに関係ないので割愛しておこう。 結果的に、半年で１万３千部が売れ、その年の通年化学参考書ランキングで日本一になった（日本の化学のセンター受験者数は２０万人もいない）。未来の話なので詳しくは書けないが、次の本からは、奇抜な表紙にはなっていない。あまり奇抜にしすぎると、「飽き」を促進させてしまうからである。 あっ、大阪に行かないと…じゃあ、行って来るねー！みんな。がんばってねー。

  2006/09/21

• 塾版ランチェスター戦略。１０

  前回の続きだよ～～～！僕が見つけた「ヒキョーな化学」の槍。僕が探した僻地である。誰もいないことを確認して、そこに槍で突撃だ。 それを書いてみよう。 ズバリ… 「速く解くことを知らせること。」 わかる？みかみ塾のメインの槍も同様だ。「愛をこめて授業をしているということをお知らせすること。」である。どう？ここまで書いたら、かなりわかる？メインの槍を勘違いしている人が多いから、言うね？ズレてる人が多すぎるよ。ちゃんとお客さんの気持ちで考えないと。 愛をこめて授業しても、生徒は増えない。速く解いても、生徒は増えない。増えるわけないじゃん？ そんな自己満足的な自己中心思想じゃ。主体はお客さんだからね？自分中心でやってると、授業も自分中心になるよ？経営者の仕事を軽く考えてはいけない。片手間にやるのが経営者じゃない。経営者は、仲間のみんなが困らないように、いくつもいくつもアイデアを練って、失敗する確率が低くなるように低くなるように考えるのである。そういう仕事をするのが経営者である。塾長の片手間にやるのが経営者ではない。僕なら、そんな経営者とは仕事をしたくない。経営者が自分の仕事も果たさずに、講師に責任をおっかぶせてくるんだからね？あー、こわ。 経営者は、市場にアイデアをおろす前に、いったん頭の中でシュミレーションし、そのアイデアで本当に戦えるかどうかを、きちんと検証するのである。それが、経営者だ。たまたま当たったり、勢いだけで成功されちゃあ、いつ消えてなくなるのか心配で仕方がないよね？経営者は１００戦、１００勝の精神で臨むべきだと僕は思う。（それでも、実際は負けることは多い。）  「愛をこめてる。」とみんなが認めてくれた時に生徒が増えるのだ。「速く解いている。私も速く解きたい。」と思った人が来てくれるのである。今のあなたの戦略はどうだろう？ まあ、生徒の人数が、世間の評価だけど… さて、この速く解くという思想を検証しよう。まず、「速く解く。」という思想はこれまでになかったものである。次、大手にミートされる場合はどうだろう？？予備校のトップ講師にだけはミートされたら、危険である。他はどうだろう？速く解くことで、デメリットがあるか？全国の多くの生徒の需要があるか？みんなに支持されるテーマかどうか？いろいろなことを考えてみる。…大丈夫。第一、このアイデアは成績を直接議論していない（みんなと視点が違う）。できる子向け、とか、できない子向け、とかそういう視点ではない。 そして、速く解けばこんないいことがある、という効能書きがきちんとある。さらにスピード時代にスピード感がある。  では、本を出して、先使用権を主張しないといけない。「速く解く。」という考え方が、みかみ発だということを知らしめる必要がある。ここで重要なのが、タイトルだ。タイトルは最重要だ。死ぬほど重要だ。もし、僕の参考書が「センター試験優良参考書」というタイトルなら、絶対に売れない。売れない自信１００００％だ。僕は後発なのだ。そして弱者だ。こんな誰でも考える広域エリアでの戦闘をするはずがない。ライフルで撃たれて１秒で即死だ。 だから、ネーミングも弱者の戦略を極めていないといけない。ここから、さらにもう１段頭を回転さえる必要があるのだ。   若い経営者、未来の経営者に言いたい。経営は、一回頭の中で検証できるのである。行き当たりばったりでやって成功したとしても、本当にその会社は続くのだろうか？勝ちたかったら、努力することである。僕はブログに書けない多くの努力をやっている。日本一になるための努力をしているのである。世の中は競争だ。遊びながら、成功なんてことは絶対にないと思う。僕は、６年以上前は、まさか自分が本当に自営業をしていると思っていなかった。 だが、自営業をはじめた時から、日本一を目指して仕事をしているのである。自分のできる最善の努力を、きちんと続けること。ベストを尽くすことが重要だ。 遊びにも行きたい。映画にも行きたい。テレビも見たい。旅行もしたい…それでは、並にしかならないだろう。僕は自営を始めて６年だ。勉強をしながら、前に進んでいるのである。「今年の頭貯金で、来年を過ごす。」というのを信条にしている。勝ちたかったら、がんばることだ。   まだまだランチェスターは続くのであった…

  2006/09/20

• 塾版ランチェスター戦略。９

  いよいよ塾版ランチェスター戦略、「ヒキョーな化学」についてである。最初に言わないといけない。「ヒキョーな化学」は、日本一を目指して戦略を考えている。途中で戦略変更がない限り、ヒキョーな化学はトップを狙っているのだ。だから、あるところで、弱者の戦略から強者の戦略に入れ替える予定である。これを読んで、「ああ、無理。」と思ってる人。どうぞ。なんと思われてもヘッチャラである。成功するかどうかは、自分で決めるのだから…僕は成功することを知っている。 成功するための戦略を立てているのである。それが経営者というものである。 では、書いてみよう。今日は「アドバンテージ探し」について書いてみたい。  僕は受験化学では１位と思っているが、他にも１位と思っている先生はいると思う。TVチャンピオンで決着がつけられればいいのが、そうもいかないだろう。セールスポイントがないと、勝つことは出来ない。自分のセールスポイントが必要だ。自分の経歴を考えてみる。アドバンテージを探すのだ。僕は工業高校から大学に行った。だから、基本的な事項（例えば、ひとつひとつの器具の洗い方や、電子天秤の使い方）をきちんと習っている。 そして研究所に１６年間いたので、研究報告書や特許なんかをたくさん書いている。（たぶん塾講師、予備校講師を合わせて最多？） そして、化学ばかりやってきたので、少しマニアになっているところもある。この中から自分の武器を探す。だが… ...これらは、生徒から見たら、究極のアドバンテージにはならない。僕は日本一を狙っているのである。「実験を交えて説明する化学。」っていうのを作ったところで、何人かは来てくれても市場占有率を高めることにはならない。 そして、多くの生徒の心を動かすほどのインパクトがない。 違う武器が必要なのだ。では、上位層を狙ったできる子を教える塾を作るというのはどうだ？…危険である。なぜなら、僕は短期勝負をしているわけではない。５年間だけ勝負しようと思っているのではない。あなたの周りの塾を見回すとわかるだろう？トップ生徒が集まる塾が最も激戦になっているのだ。スピードが速い激戦地なので、勝つのも速いが負けるのも速い。あなたの周りのトップ生徒が多い塾で、寿命が長い塾はあるだろうか？…おそらくはないと思う。もし、トップ生徒を抱えてずっとやって行きたければ、思いっきり小さい塾を作るか？思いっきり大きい塾を作るしかないと思う。１００人規模の塾で賢い子の集う塾を作るのは、おそらくは容易であるが、衰退が早いように思う。 どんどん攻撃にさらされるからである。経営者は１０年とか２０年というスパンで、いろいろな事を考えなければならない。「ウチの塾は大手を倒して、トップの生徒を集めたから大丈夫。」そう思ってるあなた？それはあなたが新しかったからである。「飽き」のことを考慮に入れると、次回、種類の違うニューカマーに攻められるのはあなたである。その時には、頭を使いまくらないといけない。もちろん頭を使いまくれば、凌げるのは確かである。  では…勉強の苦手な子を集めるっていう戦略はどうだろう？…危険である。勉強の苦手な子には恐ろしく労力がかかる。激戦度から言えば、「できる子の集う塾」に比べるとはるかに安全だ。そして、「できる子の集う塾」に比べると、頭戦は容易だろう。でも、体力を使うのである。相当計画的にやらないと、体がボロボロになってしまうだろう。さらに、「あそこの塾はできない子の塾よ？」という世論に耐えられるかどうかも重要である。自分のかわいい塾を、「できない塾」扱いされてしまうと、何度も心を傷つけられるはずである。さらに、塾に自分の名前をつけることを避けたくなる。学習なんとか塾とか、教育なんとか塾とか、安全な名前をつけたくなるだろう。しかしこういう塾でも、できない子をできる子に育て続ける自信があれば、永続できるのは確かである。  しかし、僕はそういう切り口では絶対にやらない。ランチェスターなのだ。僻地を探さないといけない。誰もいない僻地である。日本にない僻地を見つけることができれば、その中で僕は最強者なのである。だから、まず僻地を探すことに全力を投じた。 ちなみに、開塾して間もない、まだ生徒が３人しかいなかったときに、その３人が山口県ランキングベスト１０に入ったことがある。たまたまなのだが、その子達は地元のトップ高の理数科、理系、文系のそれぞれで化学がトップで、完全制覇だった。塾内の平均の偏差値が７０を超えてたと思う。でも、それは僻地ではない。そういう勉強ができるとかできないとか言う視点で、勝負してはいけないのだ。 僕は経営者なのである。経営者は、他人が容易に考え付くところで勝負しないのである。僻地を探すのだ。どんどん考えていった。考えまくった。 誰もいないジャンルで、かつほとんどの人に支持される僕の槍を…   そして、僕は僻地を見つけた。続く。

  2006/09/19

• 塾版ランチェスター戦略。8

  前回、みかみ塾の戦略について書いた。次は「ヒキョーな化学」である。…書こうと思って書いていたのだが、目の前に生徒がいるために集中できない。これは明日書こう。 順序を変えて、先に「タイムランチェスター」を書きたい。ランチェスターは多くのシーンに応用が出来る。まずは時間である。時間に関してもランチェスターはいろいろなことを教えてくれている。例えば、広告を打つタイミングを考えてみよう。 ある島で戦争したとする。相手の国は兵力１万人だ。自国も１万人。ライフルで戦いまくるとして、どういう風に戦力を投入するか？初めに５千人送り込んで、疲れたころを見計らって、さらに５千人投入する？それとも１千人ずつ途切れないように送り込むか？否である。ランチェスター第２法則は、兵力の２乗の差に比例すると言っている。どこかでライフル戦をする時には一気に兵力を投入した方が、ダメージが最も少なく勝てるのである。  さて、広告に戻そう。生徒が１番動くのは２月３月である。広告を分散して打ち込めば、元気な印象はあるが、勝負に出るなら一気に勝負である。僕はそのことを知っていたのだが、ちょうど入試と重なってしまい、東京進出の広告のタイミングが遅れてしまった。そして４月中旬に一気に勝負にでた。…ものすごい辛い結果だった。だから、来年は２月３月に勝負に出る予定だ。時間のランチェスターも同様だ。勝負すべき時に、一気に勝負だ。間違った時期に間違った攻撃をしてしまうと、自分が弱者ではなく、敗者になってしまうのである。この結果は来年の３月に報告したい。  今日はすごく中途半端だが、書けない諸事情が多くあり集中できない。みんな。ごめん。明日、もしくは今日の夜がんばるから許してね。

  2006/09/18

• 塾版ランチェスター戦略。７

  ではいよいよ槍について書きたい。槍は局地での戦い、槍は一対一での戦い、槍は相打ちの戦いである。例えばチラシはライフルだ。DMは槍だ。補習授業のラインナップをそろえるのはライフルで、一人ひとりにあった個別補習のスケジュールを組んであげるのは槍だ。もっと大雑把に言うと、マニュアル的運営はライフルで、臨機応変職人的運営が槍だと言える。 で、普通の人はここまで、勉強して行き詰るのである。 これがわかっても、具体的に何をやったらいいかわからないのだ。 僕は、他人にものを説明する塾の先生だ。さらに一歩突っ込んで説明するのである。 現在のランチェスター弱者の戦略の槍の考え方は、拡張されたランチェスター戦略に基づいている。  いよいよ言おう。これがメインだ。ランチェスター弱者の戦略を一言で言うとこうだ。     「強者が追随できなくなるまで、絞り込む。(ただし、正しいテーマで。）」  さて、具体的に僕の場合に照らし合わせて説明しよう。僕は『愛』をテーマにした塾を作りたかった。だって、僕は子供が好きなのだ。そして、子供のことを思うママが好きだ。だから、愛をテーマにした塾を作りたかった。ここで、ランチェスター検証である（これをやってないと、寝ぼけた結果になってしまう）。 『愛』というテーマがランチェスター弱者の戦略に合ってるかどうかだ。検証...愛は手作りだ。画一的なイメージではない。システム化できない。そして一人ひとりに違う形だ。大手が愛をテーマにしたとしても十分勝てるはずだ。 そして、愛という局地を徹底的に追求することにした。子供好きの先生だけを集める（ものすごく重要）。子供好きじゃないと僕が勝手に判断した先生は、どんどん辞めてもらった。広告を手書きにする。子供との通常会話を増やす。旅行などを積極的にやり、子供との距離を高める。シンガポール旅行や韓国ご褒美旅行など、ガンガン投資していった。逆に塾の外観など愛に関係ないものは節約した。さらに、迷った時や会議の相談は、「子供やお母さんに愛があるのはどちらか？」で、決めて行った。とにかく、全ての基準を愛になるようにしていったのだ。何でもかんでも愛を中心に考えるようにした。社名も「愛をこめて...みかみ塾」である。...そして２年半で、生徒が６００人になった。僕は塾講師経験者ではない。いきなり無から始めたのだ。生徒の引き抜きも一切やっていない。営業の電話も一回もかけたことがない。変な勧誘もやっていない。友達を連れてきてとも、一回も言ったことがない（天才伊藤君だけは、一回でいいから連れてきて。って頼んだことあるけど）。 僕らは愛をテーマにしている以上、どんな大手が来ても、愛で勝てるのである。「ウチの子は、大手の画一的な授業はね...」「もっと自分の子供を見てほしい。」そういうお母さん達は必ずいるのである。そのお母さん達から見たら、僕らは大手なのだ。愛に絞りこんだら、強者になれるのである。これがみかみ塾ランチェスター戦略だ。これから、みかみ塾は愛を極めるのである。さらに高校化学を作った。 先生は僕だけだ。生徒はよくできる子が多い。高校化学は東大をはじめとした旧帝大、医学薬学部の割合が高い塾だ。この塾をつくることのメリットは大きい。愛だけで、みかみ塾を謳ってしまうと、成績下位の子で一杯になっていまう。成績下位の子がいけないと言う訳ではないのだが、下位の子ばかりになると塾が安定しないし、衰退していくのだ。下位の子だらけになっても、上手くこなしていけるのは個別タイプであろう。僕らは、集団塾なので、愛はもちろんだが、学力も謳わないといけない。成績を上げるのは、塾の仕事の根幹なのだ。 もちろん、僕らは成績にもこだわっていたのだが、高校化学を組み込むことで、上位層に強いことを暗黙アピールできるのである。 テーマを決めたら、徹底的に局地戦。これがランチェスター弱者の戦略の勝ち方である。 次はヒキョーな化学の例を挙げる。これが、みかみ塾とはまた違った手法である。  あっ！また書きすぎた。今日はこの辺でいい？いいかなー？次回「ヒキョーな化学」その次「タイムランチェスター」その次「シナジー」へと続いていく...

  2006/09/17

• 塾版ランチェスター戦略。６

  ミート戦略を考慮して、そして「飽き」の思想も考慮したら、あとは槍で戦うのである。槍を使う時のポイントは一つだろう。相手が、槍しか使えない部分に槍を使うことである。例えば、集客は「毎日広告を入れる。」ことだ。というアンビリバボーな、弱者の経営者がいたとする。その経営者には１秒で宣告だ。 おばか！ その経営者はランチェスター的に負けている。毎日、広告を入れると言うこと自体、強者の戦略だ。イメージしてみよう。広告は、それから広角に降ってくるのである。これはライフルを通り越して、ミサイルの嵐である。これが槍であるはずがない。また、資金勝負でもある。弱者が資金勝負して勝てるはずがないのである。 数時間後につづく。

  2006/09/16

• 塾版ランチェスター戦略。５

  『ランチェスターの例外』槍の戦略の説明の途中だが、ミート戦略と並び、事前に理解しておかないといけないもう一つの大事なことがある。ランチェスターの例外だとも言える考え方である。それは、「飽き」と言う因子だ。「飽き」のことを常に頭に入れておくのは重要だ。老舗という言葉があるが、塾には老舗と言う概念は当てはまらない。みなさんの周りで大手じゃない老舗（２０年くらい続いている塾）で、元気のいい塾はあるだろうか？…たぶんないと思う。塾は京都のお菓子屋さんとは違う。あなたのお気に入りの喫茶店とは違う。古ければいいなんていう考え方はない。逆に古いことがマイナスに働くのだ。そう、例えば、自転車屋さんを考えて欲しい。昔からある自転車屋さんで生き残ってるところってほとんどないよね？自転車を買いに、新しい店と古い店どっちに行く？布団屋さんは？古い布団屋さんに行く？ピアノを買うのは？老舗化できる業態とそうでない業態があるのだ。経営者の仕事とは、そういうことを考えることなのである。いい塾を作れば、永続的に寿命があると考えてることがすでに経営者として危険だ。それは、講師の思想だ。経営者は経営的視点で、物事を捉える必要がある。昔からある古い塾と、新しいきれいな塾。どちらの印象がいいだろうか？古い塾は、知識が陳腐化している気がしないだろうか？さて、老舗化できる業態と、そうでない業態。僕なりに理由を考えたので、書いてみよう。老舗化できる業態とそうでない業態…何で決まるか？「リピーターの存在。」僕はそうであると思っている。京都のお菓子屋さん、喫茶店…こういうのはリピーターが支えている。ところが、自転車屋さん、布団屋さん。ピアノ屋さん。リピーターがいるだろうか？塾も同じだ。中学生や小学生のお母さんになった時だけ、子供を塾に行かせるのだ。しかも、子供の数は１人か２人。これらは、リピーターで支えられている業態ではない。顧客層が毎年新しくなっているのだ。つまり、塾だけが年をとって、お客さんの平均年齢はそこに固定されているのだ。老舗化しても、元気のよさを維持しようと思うと、常に変化していなくてはならない。だから、塾においては常に変化をしていなければ、時代に埋もれてしまうのである。さて、話を戻そう。この「飽き」の因子があるために、ランチェスター戦略を上手く組み合わせれば新規参入が他の業態よりも容易になる。大手や地元の老舗は、必ず市場の「飽き」と戦っているのである。老舗だからと言って、ひいきされていないのである。その「飽き」に打ち込むのがランチェスターの「槍」なのである。槍を闇雲に打ち込んでは勝てなくなる。弱点に向かって、打ち込んでこそ槍の効果が発揮できるのだ。ちょっと詳しく書いてみようかな…まず自分の槍を…うん？…今日は長くなってしまってる～～～～～～。よーし！今日はこの辺にしとこう。若いみんな？経営がんばってね？ベンツに乗ってみてねー？

  2006/09/15

• 塾版ランチェスター戦略。４

  弱者の場合、槍で戦わないといけないと書いた。ただし、槍を持っていても人数で負ける戦いをしては槍を負けてしまう。だから原則的には、僻地に行って局地戦をしなさいと言うことなのだ。田舎に行けば、大手がいない。大手がいない田舎に行って、地域密着でそのエリアだけの覇者になれ！と言ってるのだ。そこで、覇者になったら、大手のい少ないちょっと田舎に行って、覇者を目指せと言ってるのだ。覇者になったら次はもっと都会に行け！と言っているのである。だけど、それは非現実的だ。このために、僻地で戦ってると同様の局地戦を市場で行うのである。ここからが重要だ。僕の化学で説明しよう。僕の化学だって、みかみ塾の経営だって、すべてランチェスターに準じているのである。仮に、僕が先生を集めて予備校を作ったとする。勝てる方法があるだろうか？もちろん、僻地に行けば勝てるだろう。競争相手がいないのだから...だが、大手予備校にミートされたり、逆に僕が都会に作ってしまえば、もう僕には勝算がなくなってしまう。全教科を完全にそろえて、かつ資金力の高い大手と戦う術はない。だから僕は、高校化学に特化することにした。高校化学だけなら、大手と槍の突き合いが可能なのである。なぜか？僕は化学だけをやっているからである。いくら大手と言えど、化学の先生の人数は限られている。そして、トップ講師はたったの一人だ。だから、僕はトップ講師ただ一人に狙いを定めているのである。もちろん、僕は化学の知識は１位だと思っているが、そんなので勝負が出来るはずがない。教務力は、仕事の本流であるために、戦略にはなりえない。レストランの料理でも同じだ。料理が美味いというのは戦略ではない。料理が美味いことを、みんなにどう伝えて、自分のレストランにどうやってきてもらうか？これを考えるのが戦略である。現在、僕は自分著の参考書や問題集の数を増やそうと考えている。大手のトップ講師に並ぶほどのラインナップである。さらにＤＶＤも同様だ。大手の衛星授業と同じくらいまでラインナップを増やす。もちろん、その作戦はいい戦略ではない。この範囲ではまだ、ミート戦略になっているのである。これで日本一になれるほど、日本一は甘くないのだ。だから、僕はここに槍の戦略を徹底的にぶち込むのだ…  うふ。次回に続いたりして…  まだまだ目が離せないランチェスター…これを書くようになって、３日連続でアクセスが２０００を超えたじゃなーい。うれちー。次は、僕がぶち込んでいる槍を具体的書いてみよう。シビレルかもよ～～～？

  2006/09/14

• 塾版ランチェスター戦略。３

  『ミート戦略。』若い塾経営者の皆さん、そして今から経営者になる若い方々。みんな？がんばってる？塾版ランチェスター戦略の時間がやってまいりました。今日もしっかりお勉強しちゃいましょう。  うふ。 昨日は弱者と強者の戦い方の違いについて書いた。今日は具体的に、槍とライフルの違いを書いてみようと思った。ところが、それを説明する前に重要なことを頭に入れておかなければならない。それが「ミート戦略だ。」では、説明しよう。 槍は局地戦（一騎打ち）である。弱者は、できるだけ槍で攻撃した方がいいのだ。そして、ライフル（広域戦）での戦いは絶対に避けないといけない。ライフルで挑まれたら、ただでさえ弱者なのに跡形もなく吹っ飛んでしまうだろう。  だが、それより以前にもっと重要なことがある。弱者に関して言えば...絶対にミート戦略を食らわないようにすることを、はじめに留意することだ。 僕は、ランチェスターを勉強している。強者の中に、ランチェスターを勉強している人間がいるのであれば、必ずミート戦略を行うはずである。このため、ミート戦略を行われないようにして、槍を突かなければいけない。 ミート戦略とは何か？ これを説明しよう。ミート戦略とはｍｅｅｔ戦略。つまり、同じようにミートされることを言う。 新規参入の塾が、新しく個別塾を開いたとする。大手もすぐに個別塾を開く。顧客がすべて大手塾に行ってしまう。新規参入の塾が、模試を無料で行った。大手も無料で行った。みんなは大手で受けるだろう。 つまり、強者にミートされたらひとたまりもないのだ。だから、ミートされそうなネタの場合は、ミートされないように細心の注意を払わねばならないのだ。 僕らも、塾を作って初期の段階では、ミートに注意を払った。弱者である限り、ミートに注意を払いを続けたのである。例えば、塾は看板を出さずに、かつ全てカーテンで見えないようにし、この建物が塾であることを悟られないように留意した。教材は遠くから購入し、教材屋から情報が流れることを防いだ。などである。大手にまねをされたら終わりだ。「愛をこめて...みかみ塾」という名前でさえ、大手に大々的に「愛を大事にして教えます。○○塾」とやられるとインパクトが弱くなってしまう。これだけでも、一気にパワーダウンだ。 わかるだろうか？槍を使う時には、ミートされない槍を使うべきなのである。さらにミートされる可能性のある槍ならば、見つからないように使わねばならないのである。 逆に大手になったなら、誰かが出てきたらすぐにミートである。ミートさえしてれば、弱い塾は玉砕だ。  では、ミートを警戒しながら、槍の使い方を...  えっ？ 時間になったので、今日はこの辺にしとくね。未来の経営者。若い経営者のみんな？ 参考になったかなー？ 次回をお楽しみにねー。

  2006/09/13

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  塾版ランチェスタ－戦略　その２

  『弱者と強者の違い。』若い塾経営者の皆さん、そして今から経営者になる若い方々。みんな？がんばってる？塾版ランチェスター戦略の時間がやってまいりました。今日もしっかりお勉強しちゃいましょう。  自分の事例を空想しながら読んでね。うふ。 昨日は弱者の戦略に集中すべきだという話をした。今日は、弱者と強者の取るべき戦術の違いについて話してみる。ランチェスターという人は、軍人ではなくエンジニアだった。ランチェスターが第一次大戦時に、様々な戦局の結果をしらべ、見出した法則があの第一法則と第二法則である。ちょっと書いてみよう。第一法則というのは、局地戦だ。例えば、西軍と東軍が槍（やり）を持って戦争したとする。計算を簡単にするため、西軍は２名、東軍は４名であった。西軍と東軍が槍で突き合ったら、どっちが勝つだろう。おそらくは東軍である。西軍と東軍の一人当たりの戦闘能力を互角と仮定すると、西軍も東軍も２人ずつが相討ちで死ぬはずだ。この結果、東軍が２名生き残る。また、西軍が１００人で、東軍が８０人なら、西軍の勝ちで西軍が２０名生き残る。 多い方の人数から、少ない人数を引いた人数が勝ち残る。これが第一法則だ。 第二法則は複雑なので絵を描いた（難しい人は←このマークまで読み飛ばして）。第二法則はライフル戦だ。離れたところから、ライフルで相手を狙撃する場合の戦い方だ。西軍の２人をＡ、Ｂとし、東軍の４人をＣ～Ｆとする。西軍のＡがＣを狙う確率は４分の１だ。ＢがＣを狙う確率も４分の１だ。つまり、Ｃは２人から４分の１の確率ずつで狙われるので、死ぬ確率２分の１だ。 同様に西軍のＡが、Ｃから狙われる確率は２分の１だ。Ａは２分の１の確率で、Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆから狙われるのである。つまり、Ａが死ぬ確率は２…つまり２００％である。 第一法則と第二法則を比べてみよう。第一法則の場合、兵士の死亡確率は西軍：東軍が１００％：５０％（２人に１人生き残る）である。つまり、お互いの死亡率比は２倍である。ところが第二法則で計算すると、死亡確率は西軍：東軍が２００％：５０％となる。つまり死亡率の比が４倍になる。４倍になるということはどういうことか？これが大ポイントだ。  まとめるとこうだ。きちんと計算をすれば分かるのだが、西軍の人数をＡとし、東軍の人数をＢとする。仮に東軍の方が人数が多いとする。槍で戦えば、戦力の差はＢ－Ａだ。ライフルで戦えば、２乗の差、つまり（Ｂの２乗）－（Ａの２乗）なのである。 数字を入れてみよう。 １人ｖｓ２人 第一法則　戦力１　ｖｓ　戦力２　（差１）第二法則　戦力１　ｖｓ　戦力４ 　（差３）１人ｖｓ４人 第一法則　戦力１　ｖｓ　戦力４　（差３）第二法則　戦力１　ｖｓ　戦力１６　（差１５）１人ｖｓ１６人 第一法則　戦力１　ｖｓ　戦力１６　（差１５）第二法則　戦力１　ｖｓ　戦力２５６ （差２５５） おわかりだろうか？第一法則と第二法則を、比べながら考えるのがポイントだ。東軍と西軍の人数に差があればあるほど、ライフルを用いると、圧勝してしまうのだ。仮に１対１６…具体的に１００人対１６００人で戦ったとする。戦力差はライフルで戦ったら、実に２５６倍。つまり、西軍の１００が全滅したときに、東軍はその２５６分の１のダメージ…０．４人！全く無傷という計算になるのである。  何が言いたいか？人数の多い強者は、出来る限りライフルで戦わないといけないのである。と、同時に弱者はなるべく、槍で戦わなければ圧勝されてしまうのだ。 ライフルが良いとか悪いとかを言っているのではない。 弱者は、槍で局地戦を行うようにしないと完敗しやすいと言っているのである。弱者がライフル戦をしたら、一瞬で決着がつくのである。 わかっただろうか？弱者はライフル戦を避け、できるだけ局地戦に持ち込むべきなのだ。とランチェスターが教えてくれているのである。で、周りを見渡してみると、弱者なのにライフル戦をガンガンやっている塾が結構あるのである。そんな塾は一気にお金が尽きて、さようなら。になってしまうのである。 では、塾における槍の戦いとライフルの戦いについて説明してみる。塾戦での槍とは何か？ ライフルとは何か？  あっ、今日はここでやめとこう。メールを書く仕事をやってなかった！ 次回...『塾戦での槍とライフル。』 お楽しみにねー。

  2006/09/12

• 塾版ランチェスター戦略　その１

  『　ランチェスターの何が大事なのか　』こんにちは。若い塾経営者の皆さん、そして今から経営者になる若い方々。ランチェスターを理解して、自分の塾を強い塾にしちゃいましょう。全部で数回でまとめるよー？自分の事例を空想しながら読んでね。うふ。 ゴホンッ。では… ランチェスター法則がすごいと思う点は、場合分けして考えているところだと思う。通常の戦略は、話がデカ過ぎるのである。Ｍ＆Ａとかスクラップ＆ビルドとかプライシングやら…通常の個人経営のレベルで、全く関係ない話なのだ。ところがランチェスターは、弱者の戦略と強者の戦略って分けているところに、すごさがあるのである。もちろん、普通は強者の戦略なんて関係ない。若い経営者のみんなが強者になるのは、まだ数年先の話だ。さらに…ランチェスターを勉強していると、袋だだきの法則や応用的３点攻略などあるが、そんなのは無視である。徹底的に勉強しないといけないのは、弱者の戦略なのである。弱者の戦略を、ランチェスター的に一点集中するのである。弱者の戦略ばかり勉強すると、弱者の戦略のエキスパートになれるのである。 弱者の戦略を知ってるのと知っていないとでは、成功確率が１０倍は違ってくるだろう。ブロガーの中でも、最近、弱者の戦略を使い始めた塾長が何人かいる。この人たちは、他の人に比べ、成功する確率が高いのだ。 まずは弱者の戦略というものを、きちんと学ぶこと。 これが、僕が考えるランチェスターの学び方だ。  さあ、はじめてみよう。あっ。こんな時間。   そろそろ参考書に戻らねば…またねー。 次回…『弱者と強者の違い。』楽しみにねー。

  2006/09/11

• ランチェスター戦略

  若い先生に質問されることが多い。「ランチェスター戦略って何なのでしょう？」と。「どんな本を読めばいいのでしょう？」 …経営者になりたいのなら、戦略を勉強してないとね？他にも兵法とかあるけど、あれはノストラダムスみたいな感じで、抽象的な感じなんだよね？ もっと、具体的、かつ経営的といったら、やっぱり世界で一番ランチェスターが有名なんじゃないだろうか？本当にすごい戦略だと思う。ＭＢＡでも、様々なマーケッティングやストラテジーを研究しているみたいだけど、なんだか難しい感じがするんだよね。僕も色々読んでみたけど、結局ゲーム理論しか今の仕事に当てはめることが出来なった。エモーショナルも、神田社長によって日本で始めて発表されて、亜流がたくさん誕生してるけど、今はもう混沌としている感じだね？   これまで、ランチェスターに関系の質問に対しては、本のタイトルとかを答えていた。でも、よくよく考えたら、僕は塾の先生なので、僕が説明した方が早いことに気づいた。じゃあ、今日から僕がランチェスター戦略（塾版）を書くことにしよう。将来の経営者のみんな？若い塾の先生達。 何回かに分けて書くけど、何が言いたいのか考えて読んでね？そして、必ず自分の仕事にどう当てはめるのか、そんなことを考えてみようね。では…  塾版ランチェスター戦略　その１　『ランチェスターの何が大事なのか　（Ｂｙ　みかみちゃん）』      あっ！もうこんな時間。寝ていい？

  2006/09/11

• 塾破壊。３

  今日も、塾が破壊してしまうパターンを書いてみようかな？今日は、３秒で破壊してしまうおバカさんのパターンでも書いてみよう。 うふ。 みかみちゃん大サービス。 塾破壊要因。３『浮気が多いと塾は３秒で破壊する。』浮気心の多い塾が時々ある。絶対に赤字だと思う。早く撤退しないと、悲しい人生になるのにな？って思う。  浮気心って何か？色々なソフトやパソコン学習なんかを導入し続ける塾である。一つ購入して、そのソフトを使いこなせてもないのに、また別のソフトを購入してしまう。そのうち、パソコン学習装置みたいなのがやたらめったらに増えてしまう。一つあたりの装置は高額だ。絶対にペイできるはずがない。僕が知っているそういうシステムで、上手くいっているのは東進くらいだろう。ただし、東進は初期投資が大きいので初心者には向かないだろう。ってか、どっちにしても加盟できないだろうが… よく考えて欲しい。自分が教えられないから、装置を入れるんでしょ？安易じゃない？第一、装置だけで、みんなが来てくれるわけないじゃん？ 誰が装置に集まるっていうの？「あそこの先生はいい先生らしいよ？」っていうのが普通の口コミだ。「あそこの装置をつかったら賢くなるのよ？」そんな口コミきいたことがない。なのに、よさそうな別のシステムをもう導入すると言うのか？ それなら、その一つを使いこなすためのスキルをしっかり体得してから、次の装置を入れるべきじゃないだろうか？教えられないんなら、せめてその装置を使いこし、かつ、それで集客するスキルぐらい習得しないとね？それ以前に、そのスキルを体得すること自体が至難の業だと思うが… でも、集客が出来ないのを、自分の努力じゃなくて、装置のせいだけにするんだから、その経営者。すでに頭が狂ってるよね？ どうして日本で有名じゃないその装置を入れてるのに、行列をなして生徒が来るって言うんだろう？  何？その装置は有名？あなたも最近知ったんでしょ？ あなたが今知ったものを、生徒が知るのは１０年後だよ。ただし、時代に残ればね？  成功したければできるだけ、王道を進む方がやりやすい。王道は成功事例が多いのである。王道を探して、自分の信念の柱をぶっ立てて、そこにそって仕事をするのがお勧めだ。柱が突然変わったり、塾のテーマやカラーがコロコロ変わったら、絶対に成功しないと僕は思う。もし、そういうやり方で成功したいのなら…塾の名前から気を配っておくべきだ。 「カメレオン塾」　「コロコロさいころキャラメル塾」　「朝令暮改塾」　「１００変化忍者塾」　「メタモン塾」　「煙塾」　「陽炎塾」　…　ああ、無限に思い浮かびそうだ。    みかみ塾の柱は 愛  である。だから、僕らは塾ができた時からずっと愛に集ってるのだ。  若いブロガーのみんな？どう？参考になった？

  2006/09/10

• 塾破壊。２

  今日も、塾が破壊してしまうパターンを書いてみようかな？これは、大破壊というよりは時間をかけて崩壊していくパターンである。 うふ。 みかみちゃん大サービス。 塾破壊要因。２『退塾を抑える努力をすることと、新規生徒獲得はどちらが難しいか？を考え間違えると崩壊する。』退塾を抑えるというスキルと、新規生徒を獲得すると言うスキルは全く別物だ。退塾者が減れば、いい口コミが走って生徒が増えると短絡的に思ってる経営者は、１０００年くらい勉強することをお勧めする。塾の経営者として、優先的に考えておかないといけないのは、新規生徒を獲得するというスキルである。もちろん、退塾率を下げることは大事なことである。塾の末期は退塾者が連発して、その結果廃業になるのである。だから、退塾率をできるだけ抑えるというのは正しい。僕の塾も、退塾率はきわめて低い。だが、それよりも新規生徒が増えることの方が重要だ。 周りを見渡して欲しい。○○塾を辞めて、あなたの塾に生徒が流れてきた。○○塾では、一人ひとりを見てくれなかったとその生徒が言う。○○塾の授業はわかりにくかったとその生徒が言う。「やったー！俺の塾の方がいいんだな！」 安心してはいけない。だって、あなたの塾より生徒が多いでしょ？なぜか？ それは新しい生徒が入っているからである。その塾には新しい生徒が入っているのである。その塾はがんばっているのである。  もし、塾を安定化させ、子供達と一緒に勉強したいのなら、新規生徒が来てくれる工夫をし続けないといけない。 生徒の増員を兄弟生徒に依存したり、今の生徒の退塾率を抑えることで、あたかも生徒数が安定している気分でいると、いつか飽きられてしまうのである。塾を安定化させるのは経営者の仕事だ。ただ、生徒に教えたいと言うだけなら、ボランティアでやればいくらでも来てくれるだろう。あまりにも簡単に説明したが、塾という業態がどんな業態なのかをしっかり考えれば、僕の意見はより受け入れやすいはずだ。 経営者は、新しいみんなが自然に興味をもってくれる何かを考えないといけない。  ちなみにみかみ塾は、開塾して２年半で生徒数が６００人になった。この数値は、退塾率がゼロで計算しても、週に５人ずつ２年半に渡って入塾が続いたって事を意味している。  若いブロガーのみんな？どう？参考になったでしょ？新規生徒って、どうやったら集まってくれるんだろうね？

  2006/09/09

• 塾破壊。１

  塾が破壊してしまうパターンがいくつかあると思う。若いブロガーの方が多くなったので、書いておこうと思う。うふ。 みかみちゃん大サービス。 塾破壊要因。１『月謝が安いと塾が破壊する。』 これはほとんど間違いないと思う。これの最大の理由は、塾側と家庭側の思考の違いによる。月謝の安い塾の経営者はこう考える。「あの塾は、値段が良心的な上にすごく面倒を見てくれて、本当にいい塾だ。」って、保護者の方が思ってくれてるだろう。と。で、各家庭はそう思ってるかもしれないが、意識が違う。そこまで思っていないのである。なぜなら、近所に普通の値段の「別のいい塾」が来たとする。その子の成績が下がるようなことがあれば、いとも簡単に転塾されてしまう。 それだけならまだいいが、安い塾のアドバンテージに「安いこと。」という因子が追加される。塾のアドバンテージに金額が来たら、かなりヤバい。 サービス業のアドバンテージが安いことなのである。本当にその塾がいい塾だったとしても、安いことまでアドバンテージにされてしまうのだ。 生き残る塾は安い塾じゃなくて、いい塾だ。 この違いがわかるだろうか？  僕は指圧に行っている。だけど時々、安い病院の電気治療に行きたくなる。…安いからだ。病院は保険がきくので、普通の指圧より安い。だから、病院の電気治療を軽く見てしまう。本当は、保険がきいていて、国が半分以上負担しているだけであって、実際の金額は変わらないのである。でも、安い電気治療は、「安い」というアドバンテージが、治療内容のアドバンテージを駆逐するのである。これはかなり危険だ。勝負すべき治療内容が、金額によりぼやけてしまうのである。 例えば、指圧も電気治療と金額が同じになったとする。多くの人は指圧に行くようになるだろう。  みんなの周りに、安いと言う理由で生き残ってる塾はあるだろうか？生き残ってる塾は、全て違う理由なのである。安くて生き残れるのは、散髪屋さんやガソリンスタンドなんかである。 病院同士の戦いや、塾同士の戦いの決め手が金額になることはありえないだろう。  本当に強い塾にしたかったら、金額以外のところで工夫すべきだ。そういうことにしっかり頭を使って、サービスで付加価値を生むべきなのである。安易に金額で集客してしまうと、生徒の質が下がると同時に、工夫がなくなってしまう。 金額は、せめて近所の相場並みにした方がいいと思う。 金額を下げないといけない日が、本当に来たとしたら…それは塾の看板をおろすことも視野に入れておいた方がいいだろう…  もちろん、僕は値段で勝負しようとは思っていない。大体、日本一を目指して一生懸命にがんばってるのに、「あそこの塾は安いからオススメよ。」と口コミされたら、ショック死である。そんな口コミが走った日には、僕らがどうがんばってもイメージを変えることは出来ないだろう。  若いブロガーのみんな？どう？参考になったでしょ？

  2006/09/08

• 月謝。

  月謝の記事をよく目にする。(やっぱり削除しとこう。これ、危険すぎる。) 

  2006/09/07

• 集客の壁

  家塾から、生徒数２００人を超えるのは相当難しいと思う。 生徒数１００人台の塾は多いと思うが、２００人を超えるのはかなり至難だろう。塾長が強力であれば、きっと生徒数２００人までは行くのである。あるいは、生徒数１００人と１５０人と１９０人では、同じ運営方法でやっていけるはずだ。ただし、２００人超えは違う方法じゃないと、集客、維持できなくなる。ブロガーの中でも１００人台の生徒数を有している塾は結構あるだろう。でも、２００人を超えてる塾となると激減してしまう。２００人以下の塾と、２００人以上の塾では運営方法が基本的に異なるはずだ。もし、２００人以上の塾を作ろうと思うのであれば、２００人を超えて維持できる方法を準備しておかなくてはいけない。２００人以上の塾の塾長に求められるスキルの最も重要なものは、先生の確保のような気がする。２００人を超えようと思うと、かなり強力な仲間にめぐり合えないと難しいと思う。僕の場合、すとう、本田に出会うことができた。すとうと本田と僕。３人の力を合わせれば、今までの運営方法で８００人くらいまでは行けるに違いない。ただ、この方法で８００人にしてもダメだ。なぜなら、次は６００人の壁があるからだ。６００人の壁を超えるためには、２００人～６００人の塾の運営方法では無理がある。仮に６００人以内のやり方で、６００人の壁を超えて８００人になっても上手く行かないだろう。きっとそれは一時的な生徒増で、やはり６００人に戻ってしまうのである。６００人超えの塾長に必要なスキルは何か？僕が思うに、経営と講師の分離だ。６００人を越えてる塾の経営者は基本的に、経営だけしてるんじゃないだろうか？組織を作って割り切ってやらないと、６００人を超えることは難しいと思う。 僕の周りの千人を超えている塾の経営者は、全員経営に特化している。 ただ、僕は経営と講師を分離することなく、もっと大きくなりたい。そのために全国区に挑戦しているのだ。そして、途方もない準備をしている。今、無理やり参考書を数冊出しておかないといけないのも、そのためである。 その次の壁にはフランチャイズとか株式公開とかが、あるんじゃないかって思う。僕は今のところ、ＦＣも株式も全然関心がない。もし、そういう方法で拡大するのであれば、そういう準備をしておかないとダメだ。 講師と経営が分離されていない塾での、日本最大規模って何人なんだろう？もしくは、塾長が教えている塾の最大生徒数って何人なんだろう？ もちろん、数年後には僕が１位になり、記録をどんどん更新していこうと思っている。 話がそれたので、元に戻そう。２００人超えを目指している塾は、求人のことをもっと本気で考えた方がいいと思う。求人を軽く考えていたら、２００人を超えるのは難しい。２００人を超えていても、それに応えるだけの力量が塾サイドにあれば、授業の質も落ちないはずだ。そのために、求人のスキルを上げておくのはかなり重要かもしれない。   みんな。がんばってねー。

  2006/09/07

• カテゴリー・キラー

  僕は大きい会社には何の魅力も感じていない。本当だ。知り合いの人が大企業に勤めているとする。すると「いいですね？大企業で。」とは言うが、それはただの建前発言だ。大企業がいいのなら、僕は会社を辞めてないだろう。１年に１度くらい、会社に戻って仕事している夢を見ることがあるが、そういう時は決まって涙が出たまま目が覚める。僕は、大企業はイヤなのだ。  今僕が目指しているのは、自分が目立つことである。高校化学で、自分が目立つことである。ヒキョーな化学も目立たせたいが、自分が目立つ方が重要だ。自分さえ目立ってると、それがそのまま自分のアドバンテージになるために、他の人に真似されにくくなってくるだろう。だから、僕は自分のキャラクターをどんどん際立たせていこうと思っている。 で、僕らみたいな小さい組織が、大きい組織に挑もうとすれば、カテゴリ・キラーになる以外には方法がないんじゃないかって、僕はそう考えている。カテゴリー・キラーって知ってる？知らない人が、もしいるといけないので一応説明しとこかな…カテゴリー・キラーとは、特定の商品を多品目、低価格で販売する小売の業態のことである。カテゴリー・キラーでの有名な勝者は、ユニクロ、トイザラス、ヤマダ電機なんかである。 もし、狭い範囲にカテゴリーキラーが出現すると、大企業が追随するのは著しく困難だ。例えば、デパートの服屋さんの近くに僕がネクタイ屋さんを出したとする。これなんか、カテゴリーキラーになる可能性がある。本気でプロのネクタイ屋が出来たとしよう。デパートの中に、ネクタイを売ってるコーナーはあるだろうが、カテゴリーキラーのネクタイ量に比較すると相手になるはずがない。しかも、知識、情報量も雲泥の差のはずだ。 さて、僕がどういうカテゴリーキラーになれるか書いてみよう。今の僕の武器は、もちろん化学である。衛星授業では、１０段階くらいのDVD講座を作ってる大手もある。これが最多であると同時に、大企業の限界だろう。  でも…僕なら勝つことが可能だ。なぜなら、僕は化学だけに集中特化しているので、一人で２０段階のDVDを作ることが可能だ。また、用途別に細分化することさえ可能だ。センター基礎。センター応用。私大基礎。私大応用。薬学部用。医学部用。東大用。京大用。演習。講義。家庭教師型…いくらでもラインナップをそろえることが出来る。しかも、少人数でやっているので、価格競争にさえ耐えられる。営業に給料を払う必要がない。自社ビルをいくつも買う必要がない。福利厚生費なんか気にしない。広告費も最小でいい。とにかく、身軽なのである。大手は化学だけをやってるわけじゃないので、化学だけはり合ってくるってのは無理な話だろう。 戦争でもそうだ。昔は戦力が大きければ大きいほど強いイメージだったが、今は少数のゲリラを倒すのに巨大な戦力を投入している。それでも、ゲリラは生き延びている。 僕は絶対に小さい方がいいと思っている。そのことを、必ずいつか証明したいと思っている。 時代は動いているのである。時代を読みながら仕事をしなければ、「ああ、あの頃はよかったんだけど…」みたいな台詞を言わないといけなくなるのである。  あっ、ブログに力を注いでいる場合じゃない。本を書かないといけないんだった。 がんばりまーす！

  2006/09/01

• 地域から考える…

  （今度は細切れでアップしていこう。）東京のある駅の近くにパチンコ屋さんがある。そのパチンコ屋さんを見るたびに思う。家賃高いだろうな？って。だって東京だから…駐車場代だって、僕の住んでるところは５千円くらいだが、東京は３万５千円。全然違う。とにかく東京の家賃は高い。そのパチンコ屋さんの中をのぞいてみた。出球もお客さんも山口のパチンコ屋さんと大差ない。もしかして、玉の値段が違うのかな？２倍くらい？ってことはないよね？きっと同じだよね。そうすると思うのである。採算はどうなってるのかな？って。田舎の方が儲かるんじゃないか？って。 さて、話を塾に戻してみよう。東京にも塾はいっぱいある。ビルみたいな塾もたくさんある。あのビルの塾は、採算が取れてるのだろうか？ふと思ってしまう。 あのビルが採算が取れるってことは、僕がビルを借りて、仮に成功したとすれば採算が取れるってことだ。個別でもやってみようか？東京だったら、大学生がいっぱいいるし…いやいや、今日書きたいのはそんなことじゃない。一応アップしとこう。 

  2006/08/02

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