カテゴリ:日々のたわごと
![]() 映画「20世紀少年」、見てきましたよっ。 いや~、見てきました。 この映画の様々な方のレビューを見ると、 評価が真っ二つに分かれているようです。 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・ 20世紀少年の原作を読んだ方ならわかるでしょう。 とっても映画にしにくいストーリー。 まず時間の経過が長い。 主人公(ケンヂ)の小学生時代から、大人になるまで。 ケンヂが1959年生まれで、西暦が2015年で終わって、 ともだち暦3年まで続くので、ケンヂが59歳!? そして、メインで出てくる人が多い。仲間だけで9人。 子ども時代と大人になってからが出てくるので、 顔と名前が一致するまでに時間がかかる。 その上、お面をかぶってる人もいるし、 みんな、重要な小学生時代の事をほとんど覚えていないという、 わすれんぼうの集まりなので(笑)、出てきても、顔も名前も曖昧だったりする。 20世紀少年の単行本、22冊と、 21世紀少年の単行本、2冊で全てが完結するので、 今回の映画、3部作のうちの前半2つは とっちらかって、謎だらけになること必至。 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・ と、わかっていても、CMが面白そうだったので、 ついつい、見に行きました。 えー。わたしの感想。 正直に、正直に言ってしまうと、 終わった時に「うわ~!おもしろくない~!」と思ってしまいました。 唐沢さんが大好きなので、こんなことは言いたくないですが、 正直な感想は、「こんな映画で3作目まで大丈夫なのか!?」 ですが、映画が終わって明るくなった時に、 前の席の女の人が泣いていたし(泣くとこあったかしら?) 後ろの席の人も相方も「けっこうおもしろかった」と言っていて、 ヤバイ!わたしだけか!?と思ってしまいました ^-^; 原作を読んだ方ならいいのですが、 読んでない方がこの映画を見て、果たして楽しめるのかしら? 意味がわかるのかなぁ。 サラッと交わされる会話の一言一句に重要な人物や伏線があるのですが、 全く説明なしでそれが伝わるのか!? 例えば、「絶交」。 “ともだち”に「絶交」と言われると、それは死を意味するのですが、 あれだけではわからないだろうなぁ。 それから、子どもが多いから、当然、演技力が、、、。ねぇ。 “ともだち”の後姿で“ともだち”の正体がわかっちゃうのでは、 などと、余計な事も考えちゃいますし。 飛行場の爆破シーン、飛行機の爆破がちとショボイような。 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・ と、厳しいことを言ってしまえば壮大な駄作ですが、 「映画」としてではなく、「20世紀少年」を楽しむには、すばらしい作品です。 2時間20分があっという間に感じますし、 あのとっちらかった前半を、よくぞここまで コンパクトにわかりやすくまとめたね、すごいよっ。 と、思えます。 そして、なにしろ、キャスティングがいい! 配役を聞いた時には、 唐沢寿明さんと、常盤貴子さんと、小日向文世さんが同級生って、 ありえないだろ~!!と思いましたが、 原作を表現するために忠実です。 みんな、原作と顔が似てるのよ。 しいて言うなら、主人公のケンヂに比べて、唐沢さんがカッコよすぎるかな ^-^ とにかく、全てが「あのシーンだ」とわかります。 20世紀少年の映画、としてではなく、 20世紀少年の実写版の映像、として、20世紀少年ファンにはぜひ見てほしいものです。 ロボットも、原作の通りですから。 あの「ケンヂの歌」がエンディングで流れます。 あれを聞けただけで、ジーンとしてしまいました。 マニアにおすすめの映画ってことで ^-^ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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