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Q 初めて面を箱から完全に分離して構成したのは誰?
A ミースがバルセロナパビリオンにおいて、はじめて面を箱から完全に分離しました。 分離した面による構成は、オランダのデ・スティールによって指向されていました。リートフェルトによるシュレーダー邸にもその傾向が見れますが、構造は木造と組積造で、面の分離は建物外周部に限られていました。鉄の柱で屋根面を浮かし、その中に分離した壁面を差し込んだ抽象的な構成をしたのは、ミースによるバルセロナパビリオンが最初です。壁や屋根のエッジ(端部)を露出して見せ、壁で囲んだ箱としての建築は、完全に解体されました。 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 シリーズ15冊目 新刊の出版! RCをマスターしたい人に! 400頁をイラストで充填! ゼロからはじめる「RC造施工」入門 ゼロからはじめるRC造入門 と ゼロからはじめる設備教室が重版となりました!どちらも11刷りです。ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.17 15:24:49
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