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ウィリアム・モリスの思想と活動
Q ウィリアム・モリスの活動はどのようなものだった? A 中世のような生活と芸術が一体となった職人による手作りを礼賛し、商会を設立して手工芸品の製作販売を行い、アーツ&クラフツ運動の端緒となりました。 モリスは産業革命後の19世紀イギリスにおいて、機械や大都市を嫌い、万人のための芸術(art)、中世の職人によるつくる喜びに満ちた手仕事(craft)を推奨しました。 ・モリスの服装はあまりに薄汚かったので(父の遺産により生活は豊かだった)、バーン・ジョーンズ家の女中が彼を泥棒と間違えてしまうほどでした。また彼は癇癪を起こすと、頭を壁に打ちつけたりテーブルの角を噛んだりしました。変わり者だが情熱家、新しい時代の潮流を軽蔑する手仕事好きの彼の活動は、アーツ&クラフツ運動の起点となり、後世や海外にも広く影響を及ぼします。 参考文献 鈴木博之「建築家たちのヴィクトリア朝 ゴシック復興の世紀」平凡社、1991 鈴木博之「建築の世紀末」晶文社、1977 ニコラス・ペヴスナー、小野二郎訳「モダン・デザインの源泉 モリス|アールヌーヴォー|20世紀」美術出版社、1976 ニコラス・ペヴスナー、白石博三訳「モダン・デザインの展開 モリスからグロピウスまで」みすず書房、1967 ニコラス・ペヴスナー、鈴木博之+鈴木杜幾子「美術・建築・デザインの研究Ⅱ」鹿島出版会、1980 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 イラストで読む建築史! 建築基準法の法令集の読み方を、わかりやすく学べます。第5版をお求めください。 建築法規スーパー解読術 新訂第5版 修正追加部分 建築法規の入門はこれで↓ 改訂第3版をお求めください。 1級建築士試験の用語、公式などを一気に覚えられます。新訂版をお求めください。 木造入門の決定版!改訂第2版をお求めください ミカオ建築館ではユーチューブ動画と書籍を検索しやすくまとめてます! ろーすお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.11 11:55:19
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