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ジョージアン・ハウス、ロンドンのテラスハウスの構造
Q 18世紀末にロンドンの都市住宅として定着したテラスハウスの構造は? A 外壁と戸境壁はレンガ造、床組み、小屋組みは木造とした混構造 18世紀のジョージ王朝期に定型ができたため、ジョージアン・ハウスとも呼ばれるレンガ造のテラスハウスは、現在でもロンドンで多数見ることができます。外郭のレンガ壁の内部を木造で組んだもので、組積造というよりも混構造です。梁、根太を縦横に組むのではなく、根太を壁から壁に渡してそれを密に並べる現在のツーバイフォー(枠組壁工法)のような床組みです。組積造の建物は、このように木造を床や小屋に使っているのです。 ・日本でいうロ-1準耐火建築物のように、外壁耐火の混構造です。都市火災に強く、内部はリフォームしやすい合理的な構造方法で、現代風に言えばスケルトンインフィルです。ドライエリアや石炭庫の工夫は興味深く、現在でも歩道下やドライエリアの使い方に再考の余地を感じます。 参考文献 ロンドンデザイン美術館、鈴木博之監修「ブリティッシュ・スタイル170年-理想都市の肖像にみるイギリスのインテリア、建築、都市計画展 British Style 170 years through the view of Ideal City」西武美術館、1987 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 イラストで読む建築史! 建築基準法の法令集の読み方を、わかりやすく学べます。第5版をお求めください。 建築法規スーパー解読術 新訂第5版 修正追加部分 建築法規の入門はこれで↓ 改訂第3版をお求めください。 1級建築士試験の用語、公式などを一気に覚えられます。新訂版をお求めください。 木造入門の決定版!改訂第2版をお求めください ミカオ建築館ではユーチューブ動画と書籍を検索しやすくまとめてます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.11 12:01:36
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