カテゴリ:カテゴリ未分類
アルバート公のモデル住宅 労働者のためのフラッツ
Q アルバート公のモデル住宅(アルバート住宅 Albert Dwellings)とは? A 1851年のロンドン万国博覧会に展示された、労働者向けに設計された、階段室型、各階2戸ひと組みのフラッツです。 ヴィクトリア女王の夫、アルバート公が総裁となった「労働者階級の状態改善協会」によって、労働者階級のための2階建て、4戸のモデル住宅(フラッツ、アパート)が建設されました。前項のフラッツと同様に、各階は2戸ひと組み(2戸いち)の階段室型平面とされ、そのユニットは縦に積み上げたり、横に並べて拡大することが可能です。こうした中層集合住宅は、後に自治体の公営団地に受け継がれていきます。 ・アルバート公が依頼した建築家H.ロバーツは、19世紀労働者住宅の改善で活躍しました。 ・1851年の世界初の万国博覧会は、クリスタルパレス(水晶宮)とアルバート住宅で建築界に多大な影響を残しますが、その後20年はゴシック復興がピークを向かえる時代となりました。 参考文献 ロンドンデザイン美術館、鈴木博之監修「ブリティッシュ・スタイル170年-理想都市の肖像にみるイギリスのインテリア、建築、都市計画展 British Style 170 years through the view of Ideal City」西武美術館、1987 鈴木博之「NHK市民大学 空間を造る-減退建築の招待」日本放送出版協会、1986 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 イラストで読む建築史! 建築基準法の法令集の読み方を、わかりやすく学べます。第5版をお求めください。 建築法規スーパー解読術 新訂第5版 修正追加部分 建築法規の入門はこれで↓ 改訂第3版をお求めください。 1級建築士試験の用語、公式などを一気に覚えられます。新訂版をお求めください。 木造入門の決定版!改訂第2版をお求めください ミカオ建築館ではユーチューブ動画と書籍を検索しやすくまとめてます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.11 12:00:45
コメント(0) | コメントを書く |
|