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荒地と一体となった建築物 ジムソンのストーニイウェル・コテッジ
Q E.ジムソンによるストーニイ・コテッジの特徴は? A 荒地(heath)の斜面と一体化する、大地から生えたようなデザインです。 乱石積みにした不規則な形の外壁は、荒地の斜面に半分埋め込まれています。、草葺き(火事で焼けてスレートに変更)の屋根を載せ、自然と一体となるような素朴な住宅です。E.ジムソンやその仲間達はW.モリスの田園志向、大都市嫌悪に影響されて地方に移住し、多くのピクチャレスクな田園住宅を設計しました。 ・筆者は長谷川堯による「田園住宅」(学芸出版、1994)についてある雑誌に載せる書評を頼まれたことがありますが、その時初めてこの住宅の写真を見て衝撃を受けました。筆者がヨーロッパ旅行中に見た名もない農家も、土に半分埋まり草や土と一体となった姿をしていて、それを彷彿とさせました。斜面に埋まって自然と一体となった素朴な姿は、コルビュジエのように柱で宙に浮かす抽象的立体の対極に位置します。 参考文献 長谷川堯「田園住宅-近代におけるカントリー・コテージの系譜」学芸出版、1994 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 アクソメで分析するルイス・カーン、ル・コルビュジエ、ミース、グロピウス、F.L.ライト イラストで読む建築史! 建築基準法の法令集の読み方を、わかりやすく学べます。第5版をお求めください。 建築法規スーパー解読術 新訂第5版 修正追加部分 建築法規の入門はこれで↓ 改訂第3版をお求めください。 1級建築士試験の用語、公式などを一気に覚えられます。新訂版をお求めください。 木造入門の決定版!改訂第2版をお求めください ミカオ建築館ではユーチューブ動画と書籍を検索しやすくまとめてます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
だいぶ報告が遅くなりましたが…。
過去問を主とした独学でしたので、先生のHP&本はイラスト+ゴロ合わせで頭に入り、理解が深まり記憶が定着しました。 建築系の仕事ではないのですが、施工がわかりやすく最も得意になりました。 毎日暑いですが、お体に気をつけてお過ごしください。 ありがとうございました。 (2021.08.10 18:35:33)
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