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自然のイメージ アメリカとイギリス 荒野、フロンティア、heath prarie
Q アメリカの自然のイメージは? A 果てしなく広がる荒野(wilderness) ウィリアム・モリスは荒地(heath)を大事にすべきと言い、都市のスプロールに警鐘を鳴らしました。イギリスでの自然のイメージは、モリスの愛したケルムスコットのような、ある程度管理された自然です。それに対しライトがキャッチコピーに使ったプレーリーは、大草原で荒野そのものです。アメリカは東に植民してから西へ西へと進み、フロンティアが西へと動きました。アメリカ文化の根底に荒野とフロンティアがあるとよく指摘されますが、建築の世界でも自然に対する考え方に、荒野のイメージが横たわっています。 ・筆者は学生の時に、グレイハウンドのバスで1か月以上かけてアメリカを西から東へと横断したことがあります。地平線まで続く草原、トウモロコシや小麦の畑、砂漠をいやという程体験しました。日本でニューヨークの映像を見るのと大違いで、アメリカは荒野の国、あるいは農業の国であって、ごくたまに高層ビル群とその周囲に住宅地があるといった印象を持ちました。 参考文献 香山寿夫「アメリカの建築と荒野のイメージ」鹿島出版会 SD1977年4月号 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 アクソメで分析するルイス・カーン、ル・コルビュジエ、ミース、グロピウス、F.L.ライト イラストで読む建築史! 建築基準法の法令集の読み方を、わかりやすく学べます。第5版をお求めください。 建築法規スーパー解読術 新訂第5版 修正追加部分 建築法規の入門はこれで↓ 改訂第3版をお求めください。 1級建築士試験の用語、公式などを一気に覚えられます。新訂版をお求めください。 木造入門の決定版!改訂第2版をお求めください ミカオ建築館ではユーチューブ動画と書籍を検索しやすくまとめてます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.11 12:16:36
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