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ユーソニアン・ハウスのL形平面における寝室への片廊下
Q ユーソニアン・ハウスのL形平面において、寝室につながる片廊下はどちら側につける? A 居間のある表側、居間と反対側の裏側の両方のタイプがあります。 設計では部屋をつなぐ片廊下を、表と裏のどちら側に付けるかは、重要なポイントとなります。第1ジェイコブス邸(EAH94)のように居間と反対側に片廊下を付けると、寝室に行くのに裏側を移動するような感覚になりますが、雁行させることで単調さを避けています。モスバーグ邸でも同様に片廊下を裏側に、寝室を表側に配置しています。一方スミス邸のように片廊下を居間側、表側にすると、居間と一体感のある明るい廊下となり、日本建築の縁側的な扱いとなりますが、寝室の窓は裏側となります。 スミス邸現存、敷地が素晴らしい!5045 Ponvalley Rd, Bloomfield Twp, MI 48302 ・生田勉による栗の木のある家は、ユーソニアン・ハウスのL形を模した平面であり、片廊下は南側に配して縁側的な扱いをしています。壁に沿って巻き込んでアプローチする方法、入口の壁の扱いも、ライトそのものです。 参考文献 William Allin Storrer “The Frank Lloyd Wright Companion” The University of Chicago Press, 1993 二川幸夫編集、写真「FRANK LLOYD WRIGHT MONOGRAPH 1942-1950」A.D.A. EDITA Tokyo、1988 「昭和住宅史」新建築社、1977 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 動画リスト リスト中の青字をクリックすると動画が再生されます! 構造の基本を学ぼう! 構力マラソン 構造力学を毎日1題解こう! 建築法規の基本を学ぼう! 法令集の読み込み講座! 環境工学の基本を学ぼう! 木造建築入門! インテリアデザイン入門! 動画リストのリスト イラストで読む建築史! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.12 12:35:28
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