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2007.06.14
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テーマ:住宅コラム(1779)


昔の話で恐縮ですが、

大工の棟梁と言われる方が少なくなって久しい


家を作るとき、

頼むのは、あの人とどの家でも決まっていて

お願いしますと頭をさげて頼みに行くと

「俺にまかせときな」と言われ、ホッとした親の顔を覚えています


最近、そんな事を聞かなくなったのはなぜか?

お客様が変わったとか、環境が変わったとか、

選択肢が増えたとか、いろいろ理由はあると思いますが、

安くていい家がほしいのは、今も昔も同じだと思う

求められる本質は何も変わっちゃいない


じゃあ、なんでと考えてみれば、

「俺にまかせときな」と言われてもホッとしなくなった


最初に、あの人に建てて貰いたいという希望があって

忙しそうだし、予算も少ないから、断られないかな・・・とか

心配になって頼みにいくと、快く引き受けてくれてホッとする



「あの人に建てて貰いたい」

「あの人に任せとけば大丈夫」

これをたくさんの人に言われると行列になる


実際に、どこのフランチャイズや、どんな工法だとかは

まったく関係なく、

地元から、その評価をされている工務店が存在し、人気を集めている


つまり、棟梁はいるのだ


棟梁は大工の上位職種ではなくなり

その本質だけが残って

市場のニーズに対して提供できる人が引き継いでいる


住宅の素人がいくら勉強したところでプロには勝てない

勝てるのは、相手がプロに見える素人だからだ


棟梁がその本質だけを残して変わっているように

住宅のプロも同様に変化している


あなたが頼む

大工さん、設計士さん、工務店さん、ハウスメーカーはプロか?



プロは自信をもっている

たとえ間違っている根拠であっても自信のあるほうが強い

ハウスメーカーさんの営業は、自分の会社を信じているから勝てる

信じられなくなったら、よそへ転職する


自分の建てる家は、日本一だと言い切れるか

その根拠は科学的に証明できるか

その実績は積み重ねてあるか


それが自信の明確な根拠となる

それ以外は、ならない



百年の家プロジェクトは、

百年後、「住み心地いいから、壊さないで直して住もうよ」

と言われる家を建てる


百年間もつ家ではなく、百年間住み続けられる家

これは耐久性の話ではなく、

代々変わっていく住人から支持をされ続けるということ


「この家に住み続けたい」

「この家に住んでれば大丈夫」


自分たちが誰もいなくなった百年後にも

住む人にその価値が評価してもらえる家


そんな家を提供する自信があります



紫陽花 鹿児島0706-5.JPG

価値はいつの時代も市場が決めるが

花が美しいという価値は、どんなに新種がでても変わらない


住宅の住みやすい、暮らしやすいという価値も、不変です



※紫陽花大好きなんです






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Last updated  2007.06.14 09:33:56
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