三河の住人の庵

2016/03/01(火)20:38

(続)恥ずかしながら

調べてみた(53)

昨日は 五木寛之の「恥ずかしながらの記」について書いたが 今日は ジジの恥ずかしながらのあれこれ 大久保彦左衛門コレクションを精査していると  彦左衛門が布衣に任じられたというのがある。 布衣は徳川幕府において従五位下に準ずる六位扱いとある。 布衣は「ほい」と読む 六位は当然「ろくい」と読むのだが なぜか私は これを「ろくみ」と読んでいた。 「正一位伏見稲荷」は 「しょういちみふしみいなり」だとばかり思っていた。 言うまでもなく「しょういちい」が正しい。 なぜこんな間違いを犯したか 昔、読んだ資料に「しょういちゐ」と出ていたのだ。 「ゐ」は「み」にあまりにもよく似ている。 間違って覚えて半世紀以上になるということである。 こんな例はほかにもある。 「手をこまねく」は「こまぬく」と言っていた。 「ね」を「ぬ」と読み違えていたのだと思っていた。 ところが これはどちらも正しいらしいと知って一安心。 70年の歳月を いい加減に生きてきたのだから 恥ずかしいことはいっぱいある。 旅の恥はかき捨て 人生もまた、旅である。 3月に入った とたんに寒に逆戻り 鈴鹿おろしが吹いて 今夜は-2度の予報。 ああそうだ 従五位下は「じゅごいげ」と読みます。

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