【ブルーリボンサービスの流儀】                  

2008/08/28(木)10:28

広島平和記念公園

午後より広島県情報プラザで病院清掃受託責任者の 講習会があり、4年ぶりに広島を訪れる。 新幹線のぞみで岡山広島間は僅か37分、路面電車 を乗り継ぎ原爆ドーム前で降り立つまで1時間足らず で到着する。 動員学徒慰霊塔で手を合わせる。折鶴が供えられ、 平日にも関わらず祈りを奉げる人が絶えない。 平和公園から望む、元安川を挟んで建つ世界遺産 「原爆ドーム」。かなり補強の手が加えられている。 「原爆の子の像」の鐘には、湯川秀樹博士の筆による 「地に空に平和」の文字が刻まれている。 それを囲むように手向けられた折鶴を見て、K大学生 によるあの「折鶴放火事件」が甦る。岡山のOB会で 数千羽の鶴を折って届けたことを思い出し、お詫びの 心とともに冥福を祈る。 原爆死没者慰霊碑前には幼稚園児たちの姿も見え、 戦争は終わっても終わらない何かを重く感じた。 平和公園の北西の木立の中に「韓国人原爆犠牲者 慰霊碑」が建っているのが気になった。靖国神社で の合祀問題が頭にあったからだろうか。 平和記念資料館では子供の描いた子を抱く母親の 絵に強烈な印象を受ける。同資料館には米国人ら しき親子の姿も多く見られる。63年の歳月は長い ようで短い。戦争体験者の少なくなっていく今日、そ れを風化させないことの大切さに共感する。

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